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マレットフィンガー

第28回 日本柔道整復接骨医学会 口頭発表を終えて

2019年11月28日|マレットフィンガー

11月23日(土)、24日(日)に第28回 日本柔道整復接骨医学会が

東京有明医療大学で開催されました。

今回

「医科で改善が困難と言われた、陳旧性腱性マレットフィンガーの2症例」

と題して口頭発表をしました。下記が要約文と症例です。

 

Key Word:陳旧性腱性マレットフィンガー、固定期間、固定期間中の物理療法、夜間固定、日中のテーピング固定

 

「背景」

 

腱性マレットフィンガーは整形外科領域において難治性疾患に位置づけられている。陳旧性腱性マレットフィンガーでは、経過が不良なため医療者側が治療を拒むことも多い。当院ではホームページに腱性マレットフィンガーの症例の経過等を掲載し、常時20名以上の腱性マレットフィンガーの患者さんが通院中である。通院中の腱性マレットフィンガーの患者さんの殆どの方は整形外科から転療され、固定装具などの圧迫により、水疱形成、発赤、浮腫、疼痛、可動域制限を呈している。そのような中、腱性マレットフィンガーを負傷され、長期に渡り放置された後に整形外科を受診され、担当医より治療をしても改善の見込みはないと治療を拒否された陳旧性腱性マレットフィンガーの患者さん2名を施療し、良好な結果を得たので報告する。

 

「対象」

 

【症例①】左手小指腱性マレットフィンガー。

41才男性。職業:自動車の整備士。

<負傷年月日>2018年10月11日

<当院初検日>2018年11月3日《負傷後23日》

 

2019年1月29日治癒時 負傷111

 

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 通院期間:89日 通院日数:6日 治癒

 

  健側:伸展+10度 患側:伸展0度


  健側屈曲85   患側:屈曲80

 

  

【症例②】左手母指腱性マレットフィンガー。

13才女性。中学2年生。所属クラブ:軽音楽部でギターとピアノ演奏。

<負傷年月日>2019年2月10日

<当院初検日>2019年3月28日《負傷後47日》

 

2019年3月28日来院時 《負傷後47日》

 

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2019年7月27日《負傷後168日》治癒時。 下記写真。 

 

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ギターとピアノ演奏、体育のバスケットボールなどに支障なく治癒。

 

通院期間:123日(17週+4日) 通院日数:25日 

  

 

  健側:伸展+10度 患側:伸展+10度


  健側屈曲90   患側:屈曲85

 

 

「結果」2症例共に入浴以外のプラスチックキャスト材、伸縮性テーピングを併用した固定処置、物理療法、機能訓練を施行。経過で固定強度と固定時間を減らし、QOL上支障のない関節可動域を得られ治癒した。

 

「考察」①2症例共に放置されていた期間に、無理な圧迫固定による拘縮症状が無かったこと。②固定後も拘縮症状が生じないように、入浴の際、患者さん自身が容易に取り外し可能なプラスチックキャスト材を使用したこと。③年齢的に若年者であったこと。などが組織修復を可能にした要因と考える。腱性マレットフィンガーは陳旧例であっても柔道整復師が積極的に施療すべき疾患であると考える。

 

負傷後から長期に渡り放置された2症例を経験し、患者さんのご協力により良好な結果を得ることが出来ました。

症例発表にご協力頂きました患者さんには、心より感謝申し上げます。

 

 

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腱性マレットフィンガーの60才男性がほぼ完治

2019年04月01日|マレットフィンガー

左手第4指腱性マレットフィンガー(伸筋腱断裂)の60才男性がほぼ完治され、3月30日で治療を終えました。 

負傷年月日は平成30年12月2日日曜日で、釣りの道具を棚に置こうとして突き指をしたのか、シャワーの後の着替えで突き指をしたのか定かではなく、台所でタバコを吸っていたら左手の薬指の第一関節が60度くらい曲っていて、自力では伸ばせない状態だったそうです。同日、救急外来専門の病院で外科医の診察を受けられて、アルフェンスシーネで固定をされました。翌日は会社近くの開業整形外科を受診されて、アルフェンスシーネを交換することなく、そのままで帰されたそうです

 

当院来院時、12月22日(負傷から21日目)の外観写真です。

  

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これではPIP関節、MP関節までも曲がりませんので、長期間この固定をしてしまうと関節拘縮の恐れがあります。当院来院時までは患者さんご自身で、アルフェンスシーネはそのままにして、テープを交換されていたとのことです。受傷から1週間後には固定を取って、趣味のギターを弾かれたとのことでした。

 

当院では患者さんの指に合わせて作成したプラスチックシーネで第一関節のみの固定に変更し、1~2週間に1回ほど通院いただきました。

 

下記が3月30日の治癒時の外観です。

  

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患者さんの健側の 右手第4指の第一関節は最大屈曲80度、

 

第二関節の最大屈曲110度です。

 

一般的な平均値は第一関節は80度、第二関節は100度です。

 

3月30日患側の左手第4指の第一関節と第二関節の可動域を計測しますと

 

第一関節は最大屈曲78度、第二関節の最大屈曲110度でした。

 

上記写真のように、ほぼ屈伸制限なく完治されました。

 

負傷から治癒まで119日間(約4ヶ月)

 

当院への通院期間は99日間で通院はわずか12日でした。

 

来院された際、患者さんは腱性マレットフィンガー(伸筋腱断裂)を受傷されたことで、長年趣味でされているギターの演奏をそろそろやめようかと思っていると言われました。私はすぐにギターの演奏を諦めるのではなく、取り敢えずは

 

ギターを弾く際に左手で弦を押さえられるように、第一関節をほぼ最大に

  曲げられるように改善させること。

 

②ギターの演奏に支障がない範囲内で第一関節を伸ばすこと。

 

  を治療の目標設定にしました。

 

幸い経過が良好だったので、3月初めから少しずつギターの演奏を再開されました。まだ違和感はあるようですが、以前のようにギターの演奏が出来るようになられたので、とても嬉しく思いました。正直なところ年齢的には、こんな短期間でここまで改善されるとは思ってもいませんでした。

これからもギターの演奏を楽しんで頂ければ幸いです。

  

当院にはここ数年の間に鎌倉市内、横浜市、藤沢市、平塚市、茅ヶ崎市、逗子市、横須賀市、川崎市、相模原市、足柄下群湯河原町、東京都、埼玉県、千葉県、静岡県、山梨県、福島県、栃木県、茨城県、京都府、大阪府、兵庫県、北海道札幌市、青森県青森市などから、腱性マレットフィンガーの患者さんが200名以上来院されました。現在も20名以上の方が通院されております。

また、手術後の骨性マレットフィンガーの患者さんも20名以上来院されました。

 

以前から整形外科領域では、腱性マレットフィンガー骨性マレットフィンガーに比べ経過(予後)が悪いと言われております。また、腱性マレットフィンガーは完治はしないと言われる整形外科医も多くおります。また、整形外科から当院に転療された腱性マレットフィンガーの患者さんの多くは、担当医から「骨性マレットフィンガーの方が良かったですね」と言われております。しかし、本当にそうなのでしょうか?

 

それは明らかな間違いです。

 

腱性マレットフィンガー(伸筋腱断裂)は 

 

適切な固定具を使用すること。☞患部への圧迫は禁忌

②初期からの物理療法(温熱療法)を施行。当院では超音波バスを施行。

③適切な固定期間(約6~8週間) ☞年齢により異なる固定期間。

6~8週間の固定後の日中のテーピング固定。(職種などにより異なる)

⑤4~12週間の夜間固定により、第一関節の伸展が安定。

 

上記により充分な治療効果が望め、日常生活に支障のない関節可動域の改善が得られます。

 

 

腱性マレットフィンガー(伸筋腱断裂)が予後不良になる原因のほとんどは

 

固定具による患部への圧迫によるものです

 

下記は38才男性です。他医にて写真の装具をされていたのですが、痛みが強く16日後に転療されてきました。当院の治療で伸展は0度になりましたが、最大屈曲は約20度制限が残ってしまいました。 

 

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下記は54才男性ですが、負傷後1週間で他医より転療されてきました。この方は担当医から「バンドを強く締めなくては駄目だから」と装着された装具を1週間も我慢されて、夜間痛みで眠れなかったそうです。約3か月間通院頂きましたが、治療の甲斐なく、第一関節の伸展は約-25度で、屈曲は40度制限が残ってしまいました。しかも、第二関節の最大屈曲にも約20度制限が残ってしまい、大変お気の毒でした。

 

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下記の写真は13才の中学生男子ですが、アルフェンスが食い込んだ状態でかなりの痛みを訴えられ、他医より転療されてきました。

 

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アルフェンスを取った状態が下記の写真になります。第二関節から中節骨の背側に陥凹と内出血が生じています。これでは気の毒ですね。中々痛みが引きませんでしたが、幸い成長期の若年者だったことも有り完治はされました。 

  

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上記の写真のように装具のバンド部分やアルフェンス、テーピングによって、患部を強く圧迫されてしまうと患部の組織が圧壊されてしまい、細胞レベルの修復が困難になり、予後が不良になります。

このことが原因となり第一関節が充分に伸ばせなくなったり、曲げることも制限が生じてしまい後遺症が残ってしまいます。また、治療期間も通常より長期に至ってしまいます。

 

つまり、固定による副作用が予後を不良にしております。

 

受傷時に痛みの無かった腱性マレットフィンガー(伸筋腱断裂)が病院で固定をしたら、痛みで辛いと言われ転療されてくる患者さんが多数おられます。

 

そういった患者さんの患部を拝見すると可なりの圧迫による陥凹、発赤、浮腫みを生じていて、強い痛みを訴えられる方さえおります。(上記写真を参照)

 

 

当院では年齢にもよりますが、手術後の骨性マレットフィンガーの患者さん(若年者を除く)よりも、負傷初期より(負傷から1か月以内で上記のような装具による圧迫が患部に見られなかった症例)当院で治療された腱性マレットフィンガーの患者さんの方が、日常生活にほぼ支障の無い関節可動域に改善されており経過は良好です

 

総合病院の整形外科、大学病院の整形外科、開業整形外科等の手の外科専門医、整形外科専門医にとって、腱性マレットフィンガーは重きを置く疾患ではありません。忙しい整形外科の外来診療では、重症な骨折や手術を必要とする重篤な外傷性疾患に重きを置いています。これはトリアージの上では致し方の無いことです。

 

さて、腱性マレットフィンガーの患者さんを開業整形外科の医師が、手の外科専門の医師に紹介するケースが多々あります。通常なら整形外科の先生方の連携においては、紹介先の医師は患者さんを紹介され快く思うものです。しかしながら腱性マレットフィンガーの場合は「紹介元の整形外科で治療が可能な腱性マレットフィンガーの患者を何で紹介してきたのか?」と患者さんは医師に怪訝な反応をされてしまいます。手の外科専門医は紹介されたから仕方なく治療をするか、もしくは「当院で診る疾患ではないから、元の整形外科に通って下さい」と言われてしまう患者さんが殆どなのです。

 

ここで患者さんにとっての重大な問題が生じます。 

 

開業整形外科なら通院の間隔が1~2週間であったのに、大学病院や総合病院の手の外科専門医のいる整形外科外来に通院すると、外来患者さんが多いため、4~8週間後の再診となります。そして、患者さん自身が固定具を上手く装着できないまま放置され、時間だけが過ぎてしまいます。その結果「腱が上手く着かなかったから手術をしますか?それとも、このまま固定で様子を見ますか?」となります。

 

患者さんは出来れば真っ直ぐにしたいので、あまり医師も勧めない手術を受けられて、納得が出来ない結果を受け入れられず後悔されている方もおります。

 

保存療法で6~8週間固定をして第一関節が伸びなかったから、手術をするのでは伸筋腱断裂部の組織に変化が生じている為、完治はかえって難しくなります。また、元々、伸筋腱断裂部には血管分布が乏しく、腱性マレットフィンガーで患部に内出血は見られません。もしも内出血が見られたなら、第一関節の側副靭帯損傷を合併されていたか、装具による圧迫で生じたものと考えられます。

 

腱性マレットフィンガーは負傷から2~3ヶ月を経過した予後が不良な症例でも、日常生活に支障のない機能改善が見込めると、手の外科専門医で有名な石黒隆医師が著書の中で述べています。(実際に経験された受傷後3ヶ月で伸展が-50度の左手小指腱性マレットフィンガーの治療をされて、6ヶ月後に伸展0度、屈曲60度まで改善された症例の外観写真も掲載されています)

 

☞骨性マレットフィンガーの手術は「石黒法」という,石黒隆医師が開発した

  手術法で行われております。

 

正直申しまして、もったいないのです。

 

腱性マレットフィンガーは保存療法で充分に機能改善出来る疾患であり、ある程度の年配者(50才~70才)の方でも日常生活に支障のない機能改善は充分に可能です。

40才以下なら概ね完治しますし、50才以下でも完治またはわずかな可動域制限しか残りません。

 

他医での強い圧迫固定により当院に転療された患者さんで、経過が不良な方を拝見しますと、本当に残念で仕方がないのです。

初めから当院で治療をされていれば完治もしくは、ほぼ機能的な制限がわずかで済んだと思われる方が多数おられます。このような患者さんを一人でも減らしたい、少しでも救済出来たらと思い、このようなブログを公開しております。

 

当院は基本的に優先予約制とさせていただいております。来院される場合は電話かメールでご連絡下さい。その際に、負傷年月日、負傷原因、年齢、簡単な治療経過を教えていただき、ご都合の良い日時を受付に伝えていただきご予約下さい。固定処置に時間の掛かる患者さんとは同一時間にならないよう、優先的に拝見します。会社帰りなどで来院される時間がはっきりしない場合は、おおよその来院時間を教えていただければ幸いです。

来院時には箇条書きで結構ですので、負傷年月日、負傷からの経過を記入したメモをご用意いただければ幸いです。宜しくお願い致します。

 

 

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受傷後20日以上を経過し来院された腱性マレットフィンガーの患者さんの経過

2018年12月28日|マレットフィンガー

受傷後20日以上を経過し、整形外科ではもう治らないと言われた腱性マレットフィンガーの41才男性の方の治療経過をお伝えします。 

10月30日埼玉県朝霞市の男性からメールを頂きました。以下が頂いたメールです。 

腱性マレットフィンガーと診断され、もう治らないと言われて困っています。状況としましては、1011日に左手小指を人に踏まれました。始めは多少腫れていたのですが、指も動くし、痛みもそれほどではなかったので、ほっときました。、3日後に気づくと第一関節だけ曲がって戻らなくなっていました。痛みもほとんどなく、仕事も忙しかったため、そのうち治るだろうと思い病院には行きませんでした。

今日1030日まで改善がないため、病院に行くと腱性マレットフィンガーと言われ、時間も経ってるからもう手遅れで治療法もないし、治らない。今後はグーも出来なくなるかもと言われました。もう手遅れなのでしょうか? 

もし何か治療法があるならお伺いしたいのですが、家からも遠く、仕事もあり直近で行くのは診療時間内が難しいのですが、相談にはのっていただけるのでしょうか?宜しくお願いいたします。」

 

以下が私からの返信です。

 

「以前、埼玉県八潮市から1~2週間おきに通院されて、腱性マレットフィンガーで完治された48才男性の方が居りますが、確か大船まで1時間30分はかかると言われていました。朝霞市もそのくらいかかるようですね。 

さて、年齢が解らないので一概には言えませんが、腱性マレットフィンガー2~3ヶ月過ぎてから治療しても可なりの機能的改善が見込めます。取り敢えずかぶれないようでしたら、第一関節のみを真っ直ぐにテーピングなどで固定することをお勧めします。

10月11日の負傷でしたら、まだ日が経っていませんから、右手の小指と同じにするのは無理でも、可なりの改善が可能ですし、手遅れではありません。

ちなみに放置されてもグーは完全に出来ます。伸ばす方だけが困難になってしまいます。ある程度伸ばすことが出来て、尚、曲げる方も改善されたいでしょうから、遠方でも来院頂けますか。

取り敢えず、今週末の11月3日(土)の午後3時はいかがでしょうか。祝日なので休診ですが、この日は早朝8時から9時に4名の腱性マレットフィンガーの患者さんを治療します。9時から14時ぐらいの間に、治療室のエアコンのクリーニング作業が入っています。業者さんに立ち会うため接骨院で仕事をしておりますので、午後3時ごろでしたら、手が空くと思いますので、来院頂ければ固定処置、物理療法、今後の見通しについて詳しくご説明いたします。返信お待ちしております」

 

返信ありがとうございます。土曜日15時大丈夫です。お伺いいたしますので宜しくお願いします。休みなのに申し訳ございません。ありがとうございます。ちなみに年齢は41才です」

この男性患者さんは自動車の整備士をされており、11月2日(金)の午後に時間の都合がついて来院されました。下記が来院時の外観です。

 

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お電話を頂いた際にすぐに固定をして下さったので、11月2日の来院時には受傷から23日(3週+2日)ですが、伸展の維持が可能になっていました。

 

超音波バスによる温熱療法後、第一関節をシーネ固定しました。

遠方なため1~2週間に1回程度、通院して頂くことにしました。

 

その後、経過も良く11月27日(受傷から48日=6週間+6日来院時の関節可動域は下記のようになりました。

 

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左手小指の第一関節の伸展0度最大屈曲は約50度です。

 

右手小指(健側)の第一関節の最大屈曲は85度です。

 

それから2週間後の12月11日(受傷から62日=8週間+6日)の来院時の関節可動域が下記になります。 

 

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左手小指の第一関節は、ほぼ伸展0度で最大屈曲は約70度です。経過良好な為、日中を伸縮性テーピングとし、夜間をシーネ固定継続にしました。

 

健側が最大屈曲85度ですから、あと15度で屈曲の制限が無くなります

 

41才という年齢的な要素も有りますが、20日ぐらい放置した腱性マレットフィンガー(伸筋腱断裂)でも、この患者さんのように機能的な改善が見込めます。 

恐らくあと1~2ヶ月程でほぼ完治されるでしょう。

 

 

腱性マレットフィンガーの治療で大切なこと】

 

患者さんの指の形に合ったフルオーダーの固定を使用。

 

適切な固定期間(6~8週間)夜間固定(4~12週間)

 

  +日中の固定テーピング(患者さんの職業や症状により施行)を施行。

 

初期からの物理療法と第一関節の伸展を維持した上での、第一関節の

 

  経過に伴った、6~8週後から実施する適度な屈伸のリハビリ。

 

長期を要す疾患としての、患者さんと医療者側の相互理解と納得。

 

 (全日の固定期間は6~8週間 夜間固定は4~12週間 治療期間は3~6か月以上)

 

職業(建設業、内装業、音楽家、S.Eなど)や趣味(ゴルフ、剣道、バレー、

 

  バスケ、柔道等)を医療者側が理解した上で、患者さんも治療に協力する。

 

数週間過ぎた放置例や数か月過ぎた経過不良例でも、固定や物理療法等

 

  治療によって、ある程度の機能回復が得られる疾患であるという理解

 

  陳旧例であっても年齢によっては完治する方もいるという事実を知る。

 

不適切な圧迫固定による褥瘡形成極端に短い固定期間、第二関節

 

  (PIP関節)を含む、または第二関節の屈曲を妨げる固定を長期間

 

  (4週間以上)されることによって後遺症が残るという事実を知る。

 

 

腱性マレットフィンガーは誤った初期治療さえしなければ、50歳以下の方なら、90%以上治る(=可動域の改善)疾患です。40歳以下の方ならほぼ完治が見込めます。

  

50歳~70歳の方でも 日常生活には支障のない機能的改善が見込めます。

 

  

固定をして何もせず、経過観察(問診)だけの治療に疑問を持たれたなら、そのまま放置せずに転療された方が宜しいと思います。ほぼ機能的には改善出来る腱性マレットフィンガー(伸筋腱断裂)の患者さんが、長期間の圧迫固定により、褥瘡を形成し後遺症や機能的な障害を残してしまっており、とてもお気の毒です。
 
 
下記の写真の患者さんは平成29年12月15日に入浴中に身体を洗っていて、どこかに突き指し負傷されました。(東京都内在住で勤務先が大船の技術職50代男性の方です)
翌日、近所の整形外科を受診されて、腱性マレットフィンガー(伸筋腱断裂)の診断を受け、第二関節(PIP関節)を含むアルフェンス固定をされました。2週間ごとに通院され、4週間は第二関節を含む範囲の固定を継続し、2月10日の約8週間(57日間)までアルフェンスで第一関節の固定をされました。その3日後の2月13日に会社のご友人の方の紹介で来院されました。 
 
患部の浮腫、発赤、屈曲痛、第一関節部の圧痛が著明で、受傷した4指以外の3指、5指の第一関節及び第二関節の屈曲制限も著明でした。
 
(最大伸展時)
 
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(最大屈曲時)

 

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このような症状により日常生活やお仕事にとても支障を来してしまい、大変お困りでした。 

このような症状を関節拘縮と言います。

可なりの期間を要する状態である事を丁寧にお伝えし、定期的に通院頂きました。お仕事の都合上、週に1~2回しか通院は出来なかったのですが、1年近く通院頂きました。 

平成30年12月26日の最終通院日の外観が下記になります。

 

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健側に比べますと伸展制限、屈曲制限ともに残存しておりますが、浮腫、発赤、屈曲痛などの諸症状は消退しております。拘縮症状が強く、来院時は機能障害が可なり残存すると思っておりましたが、幸い3指はほぼ左右同等のレベルまで機能改善されました。5指も屈曲制限はわずかに残りましたが、可なり改善されました。

 

患部の右手第4指は第一関節の伸展が-45度⇒-25度、屈曲45度60度

            第二関節の屈曲が79度⇒100

 

長期間に渡り通院頂き大変お疲れ様でした。 またお怪我をされないように気をつけてください。

 

当院はJR大船駅南改札東口から徒歩1分で、大船駅は湘南新宿ラインなどのアクセスも良いため、遠方から来院される患者さんも多数おられます。

 

腱性マレットフィンガー(伸筋腱断裂)や骨折後の手関節、手指の関節可動域制限(拘縮症状)、足関節周辺の捻挫や骨折後の可動域制限等でお悩みの方は、遠慮なく下記の電話番号かメールにご連絡ください。

 

被害者救済の立場から、

交通事故の頸椎捻挫(むち打ち症)や腰椎捻挫、打撲傷、関節捻挫(靭帯損傷)等の治療も医科と連携をとり適切に対応しております。遠慮なくご相談ください。

 

 

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受傷後20日以上を経過し来院された腱性マレットフィンガーの患者さんの経過の続きを読む

 
3年前に腱性マレットフィンガーで通院された女性の経過

2018年11月30日|マレットフィンガー

平成30年11月26日の午前中、3年前に腱性マレットフィンガーで川崎から通院頂いた40代の女性の方が、首と胸鎖関節の痛みで来院されました。 

 

患者さんは平成27年7月25日ズボンを脱ぐ時に右手の小指を引っ掛けてしまい負傷されました。

すぐに近所の接骨院へ通院され、プラスチックシーネで固定をされて41日間(5週間と6日)で固定を外されてしまいました。私のブログを読まれていた患者さんは夜間固定を希望されて、接骨院でアルフェンスの夜間固定を作成してもらいました。しかしながら、暫く夜間固定をされて通院治療されても経過が思わしくないため、平成27年10月15日に来院されました。


当院来院時の外観写真が下記になります。浮腫、発赤、屈曲痛が有りました。

 

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患者さんの健側の左手第5指の第一関節と第二関節の可動域を計測しますと

 

第一関節は最大屈曲85度、第二関節の最大屈曲102度でした。

 

一般的な平均値は第一関節は80度、第二関節は100度です。

 

10月15日患側の右手第5指の第一関節と第二関節の可動域を計測しますと

 

第一関節は最大屈曲50度、第二関節の最大屈曲96度でした。

 

 

伸展は患側が-15度、健側が+5度でやや反るタイプでした。

  

患側に関しては、夕方になると-15度から-20度以上に屈曲してしまう

 

状態でした。

 

 

川崎のご自宅からは当院まで約1時間ほどかかり、年末年始はお忙しいとのことで、12月24日に完全屈曲と完全伸展は不充分でしたが治療を中止しました。

この頃には夜間固定を一日置きにしたり、日中はテーピングをせずに過ごしていただいておりましたが、入浴時の屈伸運動をしっかりと継続していただければ、これからもかなり良くなる事をお伝えして治療を終えました。

 

それから暫くした、翌年の6月末に患者さんからお手紙とスマホで撮影した右手小指の写真を7枚も頂きました。

当院来院前、来院時と治療途中、来院最終日、翌年の約2ヵ月おきの経過をこまめに撮影されていて、徐々に第一関節が伸びていく様子が解りました。

 

そして3年ぶりに来院されて、右手第5指の具合をお聞きすると、全く痛みも違和感も無くなり、可動域もほぼ良くなられていました。下記が外観写真です。

 

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右手第5指の第一関節の伸展はほぼ0度です。屈曲もほぼ左右同じ可動域になっていました。

「こちらの接骨院に通って本当に良かったと思っています」と言われ、とても嬉しく思いました。 

 

 

現在、当院には年齢は10代~60代、21名の腱性マレットフィンガーの患者さんが通院中です。(骨性マレットフィンガーのオペ後の患者さんは1名通院中)

毎月4~5名の新患の患者さんが来院されております。腱性マレットフィンガーの患者さんは延べ220人以上来院されております。 

 

今朝も40代女性の右手第5指腱性マレットフィンガーの患者さんが来院されました。負傷は11月13日でラグに突き指してしまったそうです。

負傷当日に近所の開業整形外科を受診されて、レントゲン検査上は骨折は無く、総合病院の手の外科専門医を紹介されましたが、受診すると担当医からは腱性マレットフィンガー手術療法も保存療法も治りにくいと言われてしまったそうです。担当医から次回までに手術療法か保存療法のどちらを希望するか考えてくるように言われ、再診で行かれた際に、保存療法を希望されると元の開業整形外科へ戻されてしまいました。

 

これは良くある事です!

 

元の開業整形外科へ数日後に行き事情を話すと「手術をしないなら治らなくても良いということですね」とまで言われてしまったそうです。それでも数回通院され、11月28日に皮膚がかぶれてしまい、インターネットで検索をしていたらたまたま当院のホームページを見つけられ、電話を頂き来院されました。

 

開業整形外科ではPIP関節(第二関節)を含むアルフェンスシーネ固定を掌側にされ、総合病院の手の外科専門医では背側にされたそうですが、元の開業整形外科では、掌側にアルフェンスシーネ固定を戻されたそうです。その際、患者さんから指のPIP関節(第二関節)を曲げると痛むので、固定を短くしてくださいと言って、アルフェンスを切ってもらったそうです。

 

下記が来院時の固定状態と患者さんの患部です。

 

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アルフェンスを止める伸縮性テーピングがきつかったり、緩かったりして少しかぶれもしたそうですが、幸い浮腫みや褥瘡などは有りませんでした。

テーピングで患部を伸展位固定して超音波バス(オンパー)の温熱療法後、患者さんの右手第5指の第二関節部手前までに、ぴったりと合った熱可塑性プラスチックキャスト材でシーネ固定を作成しました。

 

2か所の病院の整形外科医師から完治はしないと宣告されてしまった患者さんですが、年齢的には40代前半の方で、右手第5指の第一関節(DIP関節)、第二関節(第二関節)の可動域が広く、第一関節(DIP関節)が反る(過伸展する)タイプですので、ほぼ完治しますよとお伝えしました。

 

この日、患者さんから12月22日の冬至の日に、娘さんがお母さんとゆず湯に入りたいと言っているとお聞きしました。その頃は負傷から約5~6週間になりますので、経過が良ければテーピングで固定をして入浴は可能になると思います。入浴後は指の第一関節(DIP関節)を曲げずにテーピングで交換し、本日作成したプラスチックシーネをテーピングで同じように固定していただきます。その頃になりましたら、またご教示致します。

 

 

腱性マレットフィンガーの治療で大切なことは?

 

患者さんの指の形に合ったフルオーダーの固定を作成。

 

適切な固定期間(6~8週間)夜間固定(4~12週間)

 

  +日中の固定テーピング(患者さんの職業や症状により施行)

 

初期からの物理療法と第一関節の伸展を維持した上での、第一関節の

 

  経過に伴った、適度な屈曲のリハビリ。

 

長期を要す疾患としての、患者さんと医療者側の相互理解と思いやり。

 

 (全日の固定期間は6~8週間 夜間固定は4~12週間 治療期間は3~6か月以上)

 

職業(建設業、内装業、音楽家、S.Eなど)や趣味(ゴルフ、剣道、バレー、

 

  バスケ、柔道等)を医療者側が理解した上で、患者さんも治療に協力する。

 

数週間過ぎた放置例や数か月過ぎた経過不良例でも、固定や物理療法等

 

  治療によって、ある程度の機能回復が得られる疾患であるという理解

 

  陳旧例であっても年齢によっては完治する方もいるという事実を知る。

 

不適切な圧迫固定による褥瘡形成極端に短い固定期間、第二関節

 

  (PIP関節)を含む、または第二関節の屈曲に妨げとなる固定を長期間

 

  (4週間以上)されることによって後遺症が残るという事実を知る。

 

 

腱性マレットフィンガーは誤った初期治療さえしなければ、50歳以下の方なら、90%以上治る(=可動域の改善)疾患です。40歳以下の方はほぼ完治が見込めます。

  

50歳~70歳の方でも 日常生活には支障のない機能的改善が見込めます。

 

  

固定をして何もせず、経過観察(問診)だけの治療に疑問を持たれたなら、そのまま放置せずに転療された方が宜しいと思います。ほぼ機能的には改善出来る腱性マレットフィンガー(伸筋腱断裂)の患者さんが、長期間の圧迫固定により、後遺症や機能的な障害を残してしまっており、とてもお気の毒です。

 

当院はJR大船駅から徒歩1分で、大船駅は湘南新宿ラインなどのアクセスも良いため、遠方からも来院される患者さんが多い接骨院です。

 

腱性マレットフィンガー(伸筋腱断裂)や骨折後の手関節、手指の関節可動域制限、足関節周辺の捻挫や骨折後の可動域制限等でお悩みの方は、遠慮なく下記の電話番号かメールでご連絡ください。

 

被害者救済の立場から、

交通事故の頸椎捻挫(むち打ち症)や腰椎捻挫、打撲傷、関節捻挫(靭帯損傷)等の治療も医科と連携をとって適切に対応しております。遠慮なくご相談ください。

 

 

大船駅東口より徒歩1分

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鎌倉市大船1-23-31サトウビル1階

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3年前に腱性マレットフィンガーで通院された女性の経過の続きを読む

 
埼玉県から来院された腱性マレットフィンガーの男子中学生が完治

2018年07月20日|マレットフィンガー

4月17日に中学校の部活でバスケットボールのプレー中に、パスを受けて右手第4指腱性マレットフィンガー(伸筋腱断裂)を負傷した、中学2年の男子学生が7月19日に完治し治療を終えました。

地元の総合病院を受傷当日に受診され、レントゲン検査上骨折は無く、右手第4指伸筋腱断裂(腱性マレットフィンガーの診断を受けられ、アルフェンスで固定処置をされました。

 

下記が4月20日来院時の外観です。

 

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アルフェンス固定の上側の部分に伸縮性テーピングは巻いていたのですが、上から巻かれていたテーピングや伸縮性包帯によって、中節骨の背側が強く圧迫されておりました。ご覧のように窪んでしまっており、内出血も見られます。可なり痛みがあり数日我慢されていたそうです。

 

これでは可愛そうなので、プラスチックシーネで第一関節(DIP関節)のみの固定に変更しました。

 

早期にバスケの部活へ完全復帰されたいようでしたが、右利きならば苦手な左手のドリブルやシュートを練習する良い機会と考えるように促して、相手と接触するような3対3やゲーム形式の練習以外はほぼ許可しました。

因みに私も中学時代(13才~30才くらいまでバスケをしておりました)に足関節の捻挫で何度も部活を見学した経験が有り、休みたくない気持ちは痛いほど理解できました。

 

治療期間中のバスケでの再受傷に気をつけながら、経過も良かったので6月中旬には日常生活の固定を除去し、伸縮性テーピングで固定をしながら、全てのバスケの練習を許可しました。

利き手の第4指だったのでシュートの感覚が戻るのに少し時間を要しましたが、徐々に可動域制限が改善され、シュートの感覚も戻っていきました。

 

幸い、成長期の中学生で経過も良く下記のように完治しました。

 

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 患者さんの健側の左手第4指の第一関節と第二関節の可動域を計測しますと

 

 第一関節は最大屈曲90度、第二関節の最大屈曲105度でした。

 

一般的な平均値は第一関節は80度、第二関節は100度です。

 

7月19日患側の右手第4指の第一関節と第二関節の可動域を計測しますと

 

第一関節は最大屈曲90度、第二関節の最大屈曲105度でした。

 

アルフェンスが当たっていたため屈曲痛を残していましたが、伸展も上記写真のように左右共0度で、屈伸制限もなく完治しました。

 

負傷から治癒まで4日間(約3ヶ月)かかりましたが、

 

当院への通院期間は91日間でわずか11日の通院でした。

 

 

最後に私が『バスケ頑張ってな』と言うと、本当に嬉しそうな笑顔を見せてくれました。これからも出来るだけ怪我をしないように、バスケの部活に励んでほしいと思います。

 

 

現在、当院には年齢は37才~70才、20名(21指)の腱性マレットフィンガーの患者さんが通院中です。(骨性マレットフィンガーのオペ後の患者さんは4名通院中)プロのカメラマン、電気工事技術者、内装業、システムエンジニア、保育士など多業種の患者さんと趣味でギターを弾く方が数人通院中です。

 

現在通院中の患者さんで

一番遠い方は栃木県宇都宮市の方です。

山梨県

静岡県田方郡

埼玉県さいたま市

東京都港区・豊島区・中野区・府中市・八王子市

県内は鎌倉市

横浜市(戸塚区、西区、瀬谷区、都筑区、磯子区、神奈川区)

藤沢市・平塚市

相模原市

と広範囲の地域から来院頂いております。 

 

6月は9人の腱性マレットフィンガー(伸筋腱断裂)の患者さんが治癒しました。

 

腱性マレットフィンガーは誤った初期治療さえしなければ、50歳以下の方なら、90%以上治る(=可動域の改善)疾患です。40歳以下の方はほぼ完治が見込めます。

  

50歳~70歳の方でも 日常生活には支障のない機能的改善が見込めます。

 

  

固定をして何もせず、経過観察(問診)だけの治療に疑問を持たれたなら、そのまま放置せずに転療された方が宜しいと思います。ほぼ機能的には改善出来る腱性マレットフィンガー(伸筋腱断裂)の患者さんが、長期間の圧迫固定により、後遺症や機能的な障害を残してしまっており、とてもお気の毒です。

 

当院はJR大船駅から徒歩1分で、大船駅は湘南新宿ラインなどのアクセスも良いため、遠方から来院される患者さんが多い接骨院です。

 

腱性マレットフィンガー(伸筋腱断裂)や骨折後の手関節、手指の関節可動域制限、足関節周辺の捻挫や骨折後の可動域制限等でお悩みの方は、遠慮なく下記の電話番号かメールにご連絡ください。

 

被害者救済の立場から、

交通事故の頸椎捻挫(むち打ち症)や腰椎捻挫、打撲傷、関節捻挫(靭帯損傷)等の治療も医科と連携をとって適切に対応しております。遠慮なくご相談ください。

 

 

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右手第3指腱性マレットフィンガーのヴァイオリン奏者の女性が完治

2018年06月21日|マレットフィンガー

昨日、川崎から通院頂いた、右手第3指腱性マレットフィンガー(伸筋腱断裂)のプロのオーケストラ・ヴァイオリニストの50代女性が完治され治療を終えました。 

 

負傷年月日は平成30年1月28日で、ご自宅のソファーにソファーカバーを押し込んだ際に突き指をして負傷されました。翌日、開業整形外科でアルフェンスシーネとテーピングで固定され、週に一回の通院をされました。

 

3月13日(負傷から45日目・6週間と3日)に固定を除去され、第一関節に25mmのテーピング処置で様子を見ると、第一関節だけではなく第二関節の屈曲制限も生じていたため、当院のホームページを観られて来院されました。

 

当院来院時、3月19日(負傷から51日目・7週間と2日)の外観写真です。

 

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患者さんの健側の左手第3指の第一関節と第二関節の可動域を計測しますと

 

第一関節は最大屈曲70度、第二関節の最大屈曲105度でした。

 

一般的な平均値は第一関節は80度、第二関節は100度です。

 

 

患側の右手第3指の第一関節と第二関節の可動域を計測しますと

 

第一関節は最大屈曲60度、第二関節の最大屈曲77度でした。

 

また第一関節の伸展は-15度、最大屈曲後は-30度でした。

 

 

オーケストラのコンサートスケジュールが6月からは月の9割を超えており、取り敢えずのところ1ヶ月程度は休業が出来るようだったので、ヴァイオリンの演奏は経過を診ながら徐々に始められるようにと治療計画を立てました。

 

患部が弦を押さえる方ではなくて幸いでしたが、右手の第3指は弓を支える際にはそれなりに力を入れて、曲げた状態になります。

 

☞ちなみに私は幼少期(幼稚園の2年間と小学校1~3年生)、父に無理やり5年間ヴァイオリンを習わされておりました。父に弓で叩かれたことは今でもトラウマですがヴァイオリンの音色は大好きです。私の音楽好きは、幼少期の音楽に触れる機会が多かった環境からだと思っております。

 

それはさて置き、プロのヴァイオリニストの方の指の治療には、いつも以上に神経を使いました。 年齢的には概ね完治すると考えておりましたが、コンサートのスケジュールが押し迫った状態で治療をしていく事は、正直大変で長期になると考えておりました。患者さんもかなり大変だったと思います。

それでも3月中旬から4月一杯の約1ヶ月半は、週3日の通院で治療に専念して頂き、経過も良かったため5月から徐々に練習を再開されました。5月は週に一回の通院でしたが、11回のコンサートに復帰され、リハーサルの5時間と本番の2時間の演奏が可能となりました。

6月は月の30日のうち28日もコンサートかリハーサルがあるとお聞きしていました。そのため、6月一杯か7月も治療を予定していたのですが、2~3日ほど24時間テーピング固定をせずに過ごされても、ヴァイオリンの演奏に全く支障がなくなったそうなので治療を終えることになりました。

 

6月20日の関節可動域、右手第3指の第一関節の伸展は左右ほぼ0度

 

右手第3指の第一関節は最大屈曲70度、第二関節の最大屈曲105度

 

左手第3指と同じ関節可動域に改善されました。下記が6月20日の写真です。

 

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負傷から治癒まで144日間(約5ヶ月と3週間)かかりましたが、

 

当院への通院期間は94日間で22日の通院でした。

 

まだ、多少の浮腫みはありますが、徐々に軽減していくことをお伝えしました。

 

最後に『こんなに真っ直ぐに治るなんて、こちらに通って本当に良かったです』と何度も言って頂き、私も大変嬉しく思いました。

 

これからもヴァイオリンの演奏で聴衆に感動を与えて頂けたらと思います。

 

 

現在、当院には年齢は13才~70才、27名(28指)の腱性マレットフィンガーの患者さんが通院中です。(骨性マレットフィンガーのオペ後の患者さんは3名通院中)プロのカメラマン、電気工事技術者、システムエンジニア、保育士、洋服販売など多業種の患者さんが通院中です。

毎月4~5人以上の新患のマレットフィンガーの患者さんが来院されます。

 

一番遠い方は栃木県宇都宮市の方です。

山梨県

静岡県田方郡

埼玉県さいたま市・上尾市・川越市

千葉県木更津市・習志野市・市川市

東京都港区・豊島区・大田区・渋谷区・中野区・府中市・八王子市

県内は鎌倉市・横浜市戸塚区・逗子市・藤沢市・茅ヶ崎市・平塚市

相模原市

横須賀市(5月29治癒)

足柄下群湯河原町(6月20治癒)

と広範囲の地域から来院頂いております。 

 

 

腱性マレットフィンガーは50歳以下の方なら、90%以上治る(=可動域の改善)疾患です。40歳以下の方はほぼ完治が見込めます。

  

50歳~70歳の方でも 日常生活に支障のない機能的改善が見込めます。

 

 

※ご注意いただきたいのは、腱性マレットフィンガー(伸筋腱断裂)で医療機関を受診された際の初診から再診までの通院間隔です。開業整形外科なら1~2週間程度の通院間隔で再診を促される傾向ですが、総合病院の整形外科や大学病院の手の外科等ですと、初診から再診までが4週間後から8週間後になる場合が多くあり、その間固定を一切外さないように指示されてしまいます。それは大変危険です。

 

☞関節拘縮という状態になってしまいます。

 

また、固定された装具やアルフェンス(アルミの板にスポンジがついているシーネ)、プラスチックシーネ等が少しでも合っていなかったり、固定の圧迫が強かったりしますと指先への血行不良が生じてしまいます。

また、固定が長過ぎて患部の第一関節だけではなく、第二関節の屈曲が妨げられますと負傷していない第二関節の屈曲制限が生じてしまい、大変危険です。その上、隣接する指の関節までも可動域制限が生じてしまいます。

受傷時にはほとんど痛みが無かったのに、固定をしたらズキズキ痛んだり、痛みで目が覚めてしまったりする場合は非常事態です。

 

☞これも関節拘縮(関節の可動域制限)を生じる原因です。

 

アルフェンスや装具などの固定で長期間放置されてしまうと、取り返しのつかない後遺障害(可動域制限)が残ってしまったり、治療期間が長期に渡ってしまいます。治療が1年以上かかった方も多数おります。 

 

 

整形外科医師の腱性マレットフィンガーに対する見解は以下の二つのが多い傾向です。(患者さんが医師より言われた内容をまとめました)

 

①第一関節を長期間固定すると、屈曲制限が生じるため、あまり長く固定をしな

  い方が良い。多少第一関節が完全に伸ばせなくても生活に支障はない。

 

②第一関節を長期間固定しないと第一関節が真っ直ぐに伸びないので、6~8

  週間の固定で伸びない場合には、10週から12週の固定が必要。第一関節

  の多少の曲がり難さが残っても生活に支障はない。


関節拘縮(可動域制限)は生じて当たり前であって仕方がないものと捉えて
  いる医師が多いと思われます。
 
 
しかしながら、患者さんはマレットフィンガー負傷前の元通りの状態か、それに近い状態になりたいと願うのは当たり前の心理です。
 
 
固定をして何もせず、経過観察(問診)だけの治療に疑問を持たれたら、そのまま放置せずに転療された方が宜しいと思います。ほぼ機能的には改善出来る腱性マレットフィンガー(伸筋腱断裂)の患者さんが、長期間の圧迫固定により、後遺症や機能障害を残してしまっておりとても気の毒です。

 

ところで、NHK「ニュースウオッチ9」のアナウンサー桑子真帆さんが、右手の中指に太めのアルフェンスを第2関節も含めて指先までテーピングで固定しているのがとても気になります。

通院中のマレットフィンガーの患者さんから教えて頂いたのですが、テレビで観ると確かに固定をしています。恐らく腱性マレットフィンガー(伸筋腱断裂)ではないかと思われます。31歳でお若いですが、とてもお忙しいようなので、固定期間を誤ることなく夜間固定をしっかりされて、可動域制限が残らないようにと願っております。

 

 

当院はJR大船駅から徒歩1分で、大船駅は湘南新宿ラインなどのアクセスも良いため、遠方から来院される方が大変多い接骨院です。

腱性マレットフィンガーでお悩みの方は、遠慮なく下記の電話番号かメールにご連絡ください。

 

 

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左手第3指腱性マレットフィンガー(伸筋腱断裂)の女性が完治

2018年05月22日|マレットフィンガー

本日、相模原市から左手第3指腱性マレットフィンガー(伸筋腱断裂)で来院頂いていた43才の女性が負傷から80日間の2ヶ月と20日の短期間で完治されました。 

 

負傷年月日は平成30年3月4日で、遊園地で2才のお子さんをトイレに連れて行き、急いでお子さんのズボンを下ろすときに、左手中指を突き指してしまい負傷されました。

受傷時は第一関節が50度曲がっていたそうで、翌々日の3月6日に近所の総合病院整形外科を受診されました。

レントゲン上は骨折が無く、腱性マレットフィンガー(伸筋腱断裂)の診断を受け、装具で固定をされ、担当医師からは「腱性マレットフィンガーは治らない」と言われてしまい、1週間後、再来院するように言われて帰宅されました

 

DSC07096.JPG 

 

患者さんは担当医師から治らないと言われてショックを受けられ、インターネットで当院のホームページを観て3月16日に来院されました。上記写真は患者さんが装具がずれてしまうため、伸縮性テーピングを装具の上から巻かれて来院された時のものです。

 

患者さんの健側の右手第3指の第一関節と第二関節の可動域を計測しますと

 

第一関節は最大屈曲75度、第二関節の最大屈曲115度でした。

 

一般的な平均値は第一関節は80度、第二関節は100度です。

 

 

受傷から5週間と3日で第一関節の伸展の維持が可能となり、4月24日の来院時には7週間と3日下記の写真の可動域になりました。

 

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第一関節は伸展0度、最大屈曲64、第二関節は最大屈曲105度でした。

 

この時点で固定による浮腫みは有りますが経過はとても良好でした。

 

先週はお子さんの家庭訪問があり来られなかったので、今日は2週間ぶりの来院でしたが、ここ1週間程は夜間固定をしなくても第一関節の伸びは変わらず、曲がりも大分良くなられたとのことでした。下記が今日の来院時の外観です。

  

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左手第3指の第一関節は最大屈曲75度、第二関節の最大屈曲115度でした。

 

右手第3指と同じ関節可動域で、MP関節伸展位で指先が手の平に着きました。

 

私が改めて患者さんに相模原からは電車でどのくらいかかるのですかと尋ねると、片道2時間と言われ、往復4時間も使って通院いただき申し訳なく思いました。

それでも、当院への通院期間は68日間でわずか9日の通院でしたから、高校生並みに早く治癒されたのが幸いでした。まだ、指の背側に組織変化した肥厚が有りますが、今後も徐々に組織が変化して、半年から1年で左右変わらない状態になることと、使い過ぎて第一関節が少し屈曲した時にのみ、夜間固定をされるようにお伝えしました。パートで保育士さんをされていて、2才児の担当の為、再受傷をとても心配されておられましたが、再受傷されることなく良かったです。遠方より通院いただきお疲れ様でした。

 

 

現在、当院には年齢は13才~70才、29名(30指)の腱性マレットフィンガーの患者さんが通院中です。(骨性マレットフィンガーのオペ後の患者さんは4名通院中)プロのバイオリン奏者の方やカメラマン、建築業など多業種の患者さんが通院中です。

 

一番遠い方は山梨県の方です。

静岡県田方郡

埼玉県さいたま市・上尾市・川越市

千葉県佐倉市(5月12日治癒)・木更津市・習志野市・市川市

東京都港区・豊島区・大田区・渋谷区・府中市・八王子市・文京区

県内は鎌倉市・横浜市・逗子市・藤沢市・茅ヶ崎市・平塚市・川崎市・横須賀市

足柄下群湯河原町・相模原市

と広範囲の地域から来院頂いております。

 

 

最近の約5年で腱性マレットフィンガーの来院患者さんは200人を越えました。

 

 

私が、腱性マレットフィンガーの患者さんの治療を専門的に行うようになったきっかけは、不適切な固定により、第一関節だけではなく第二関節の可動域制限を生じて、とても苦しまれている患者さんが多数いることに憤りを感じたためです。

 

平成27年2月に来院された右手第5指腱性マレットフィンガーを受傷された41才男性の消防士さんは、不適切な固定によって第一関節の伸展制限を残したうえに、第一関節だけではなく第二関節の屈曲制限も残していました。当院で初期から治療していればほぼ完治していたと思われますが、1年以上にわたるリハビリ治療の甲斐もなく、後遺症が残ってしまいました。最後の日に、消防士の仕事には支障がなくなられたと、喜ばれていたのが救いでした。

 

(当院来院時2015年2月19日外観 最大屈曲時 ほぼ屈伸困難)

 ☞2014年12月3日負傷後、装具固定をテ―ピングで巻き拘縮症状を発症。

 

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(当院最終来院時2016年3月28日外観 最大屈曲時と最大伸展時)

 

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腱性マレットフィンガーでお困りの方は、受傷からの経過をメモ書きにしてお持ち頂ければ幸いです。特に予約は不要ですが、来院される際には一度ご連絡いただき、来院される日時を電話かメールでお知らせ下さい。宜しくお願い致します。

  

  

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左手第5指腱性マレットフィンガーの患者さんがほぼ完治

2018年05月02日|マレットフィンガー

本日、東京都港区から左手第5指腱性マレットフィンガー(伸筋腱断裂)で来院頂いていた50代の男性が負傷から88日間の3ヶ月未満の短期間で治癒されました。

平成30年2月4日、外出中に荷物に突き指をされて負傷した際には痛みが無く、歩行中に左手第5指の第一関節が屈曲していることに気づかれたそうです。翌日に近くの開業整形外科を受診され、レントゲン上は骨折が無く、腱性マレットフィンガー(伸筋腱断裂)の診断を受け、アルフェンスとテーピングで固定されました。下記が2月8日の来院時の外観です。 

 

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写真のような第一関節の過伸展固定ですが、第二関節の屈曲は無理なようです。この状態で6~8週間の固定をしてしまうと、第二関節の屈曲制限が生じてしまい大変危険です。

 

第二関節がほぼ完全屈曲可能なプラスチックシーネに固定を変更して、超音波バスの温熱療法等を施行しました。週に1回の通院をお願いして、当院の初診からの通院期間は84日間で、通院回数は13日でした。

 

5月2日治癒時の関節可動域は下記の写真です。

 

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患者さんの健側の右手第5指の第一関節と第二関節の可動域を計測しますと

 

第一関節は最大屈曲95、第二関節の最大屈曲95度でした。


(一般的な平均値は第一関節は80度、第二関節は100度です。)

 

 

最終日の左手第5指関節の可動域は

 

第一関節は最大屈曲90、第二関節の最大屈曲95度でした。

 

まだ、組織の肥厚が有るため指の背側が太いですが、今後も数ヶ月にわたり組織の修復(リモデリング)があり、ほとんど気にならない状態に変化することをお伝えしました。お仕事が忙しい中、早朝に遠方より通院頂きお疲れ様でした。

通常ならば4~5ヶ月の治療期間を要す年齢の患者さんでしたが、細胞がお若かったのかと思います。過去には中学生から20代の患者さんが3か月以内に治癒されたことがありました。

 

50才以下の腱性マレットフィンガーは概ね完治する疾患です!

 

50才~60才ぐらいの方でも、適切な固定と固定期間及び早期からの物理療法を行なえば、日常生活に支障のない8割以上の機能的改善が可能です。

 

現在、年齢は13才~70才、29名(30指)の腱性マレットフィンガーの患者さんが通院中です。(骨性マレットフィンガーのオペ後の患者さんは3名通院中)

一番遠い方は山梨県の方です。

埼玉県さいたま市浦和区・上尾市・川越市

千葉県佐倉市・木更津市・習志野市・市川市

東京都港区・豊島区・大田区・渋谷区・府中市・八王子市

県内は鎌倉市・横浜市・逗子市・藤沢市・茅ヶ崎市・平塚市・川崎市・横須賀市

足柄下群湯河原町・相模原市

と広範囲の地域から来院頂いております。

 

最近の約5年で腱性マレットフィンガーの来院患者さんは180人を越えました。 

 

腱性マレットフィンガーでお困りの方は、受傷からの経過をメモ書きにしてお持ち頂ければ幸いです。特に予約は要りませんが、来院される場合には一度ご連絡いただき、来院される日時を電話かメールでお知らせ下さい。。宜しくお願い致します。

  

  

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「治らない」と言われた、腱性マレットフィンガーの患者さんの経過

2018年04月27日|マレットフィンガー

現在、相模原市から40代の女性の方に、左手第3指の腱性マレットフィンガー(伸筋腱断裂)で通院いただいております。

 

負傷年月日は平成30年3月4日で、遊園地で2才のお子さんをトイレに連れて行き、急いでお子さんのズボンを下ろすときに、左手中指を突き指してしまい負傷されました。

受傷時は第一関節が50度曲がっていたそうで、翌々日の3月6日に近所の総合病院整形外科を受診されました。

レントゲン上は骨折が無く、腱性マレットフィンガー(伸筋腱断裂)の診断を受け、装具で固定をされ、担当医師からは「腱性マレットフィンガーは治らない」と言われてしまい、1週間後、再来院するように言われて帰宅されました

 

DSC07096.JPG 

 

患者さんは担当医師から治らないと言われてショックを受けられ、インターネットで当院のホームページを観て3月16日に来院されました。上記写真は患者さんが装具がずれてしまうため、伸縮性テーピングを装具の上から巻かれて来院された時のものです。

 

患者さんの健側の右手第3指の第一関節と第二関節の可動域を計測しますと

 

第一関節は最大屈曲75度、第二関節の最大屈曲115度でした。

 

一般的な平均値は第一関節は80度、第二関節は100度です。

 

 

受傷から5週間と3日で第一関節の伸展の維持が可能となり、4月24日の来院時には7週間と3日下記の写真の可動域になりました。

 

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第一関節は伸展0度、最大屈曲64、第二関節は最大屈曲105度でした。

 

固定による浮腫みは有りますが経過は良好です。

 

今日からは日中の16時間は伸縮性テーピングで固定し、夜間の8時間はシーネ固定を継続して頂きます。

入浴時は固定を取って、指の関節の屈伸運動をして頂きます。屈曲制限はわずかで経過良好ですから、焦らずに指の関節を伸ばす(反らす)方を保ちながら屈伸運動のリハビリを行って下さい。あと1か月程で可動域制限も改善され治癒の予定です。

 

 

現在、年齢は13才~70才、29名(30指)の腱性マレットフィンガーの患者さんが通院中です。(骨性マレットフィンガーのオペ後の患者さんは4名通院中)

一番遠い方は山梨県の方です。

埼玉県さいたま市・上尾市・川越市

千葉県佐倉市・木更津市・習志野市・市川市

東京都港区・豊島区・大田区・渋谷区・府中市・八王子市・文京区

県内は鎌倉市・横浜市・逗子市・藤沢市・茅ヶ崎市・平塚市・川崎市・横須賀市

足柄下群湯河原町・相模原市

と広範囲の地域から来院頂いております。

 

最近の約5年で腱性マレットフィンガーの来院患者さんは180人を越えました。

 

本日、東京都文京区の30代後半の男性で右手第4指の腱性マレットフィンガー(伸筋腱断裂)の患者さんが、左右の関節可動域がほぼ同じに改善され治癒しました。

 

平成29年12月9日に旅行先でズボンに突き指し負傷され、受傷時は45度くらい第一関節が屈曲していたそうです。帰宅後、近所の開業整形外科を受診され、経過が悪いため1月29日に来院されました。

 

お忙しいため89日の通院期間で7日の通院でしたがほぼ完治されました。

 

右手第4指第一関節(DIP関節) 【伸展:+5度 屈曲:87度】

 

左手第4指第一関節(DIP関節) 【伸展:+5度 屈曲:92度】

 

負傷からは141日(4ヶ月+21日)でした。

 

下記写真が最大伸展時と最大屈曲時です。 

 

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担当医からは「腱性マレットフィンガーは治らないし、運次第」と言われ精神的にも落ち込まれていて、初めの頃は元気が無く心配していたのですが、最後の日に「こちらに来て精神的にも救われました」ととても喜んでいただき嬉しく思いました。これからもお仕事頑張ってください。

 

腱性マレットフィンガーは50歳以下の方なら、90%以上治る(=可動域の改善)疾患です。40歳以下の方はほぼ完治が見込めます。

  

50歳~70歳の方でも 日常生活に支障のない機能的改善が見込めます。

 

 

※ご注意いただきたいのは、腱性マレットフィンガー(伸筋腱断裂)で医療機関を受診された際の初診から再診までの通院間隔です。開業整形外科なら1~2週間程度の通院間隔で再診を促される傾向ですが、総合病院の整形外科や大学病院等になりますと、初診から再診までが4週間後から8週間後になる場合が多くあり、その間固定を一切外さないように指示されてしまいます。それは大変危険です。

 

☞関節拘縮という状態になってしまいます。

 

また、固定された装具やアルフェンス(アルミの板にスポンジがついているシーネ)、プラスチックシーネ等が少しでも合っていなかったり、固定の圧迫が強かったりしますと指先への血行不良が生じてしまいます。また、固定が長過ぎて患部の第一関節だけではなく、第二関節の屈曲が妨げられますと負傷していない第二関節の屈曲制限が生じてしまい、大変危険です。受傷時にはほとんど痛みが無かったのに、固定をしたらズキズキ痛んだり、痛みで目が覚めてしまったりする場合は非常事態です。

 

☞これも関節拘縮になる原因です。

 

アルフェンスや装具などの固定で放置されてしまうと、取り返しのつかない後遺症や後遺障害が残ってしまったり、治療期間が長期に渡ってしまいます。治療が1年以上かかった方もおります。 

固定をして何もせず、経過観察(問診)だけの治療に疑問を持たれたら、そのまま放置せずに転療された方が宜しいと思います。ほぼ機能的には改善出来る腱性マレットフィンガー(伸筋腱断裂)の患者さんが、長期間の圧迫固定により、後遺症や機能障害を残してしまっており、とても気の毒でなりません。

 

当院はJR大船駅から徒歩1分で、大船駅は湘南新宿ラインなどのアクセスも良いため、遠方から来院される方も増えております。

腱性マレットフィンガーでお悩みの方は、遠慮なく下記の電話番号かメールにご連絡ください。

 

 

大船駅東口より徒歩1分

急患応需

交通事故治療対応

鎌倉市大船1-23-31サトウビル1階

☎ 0467-45-6700

大船接骨院 

「治らない」と言われた、腱性マレットフィンガーの患者さんの経過の続きを読む

 
マレットフィンガーで来院される患者さんへのお願い

2018年04月10日|マレットフィンガー

現在、腱性マレットフィンガーの患者さんが25名以上通院されております。

骨性マレットフィンガーの患者さんも3名通院されております。

通院回数は週に1~3日ぐらいですが、千葉県、東京都、埼玉県、山梨県、相模原市等の遠方から通院頂いている患者さんが多く、土曜日に来院されている方が多い傾向です。また、土曜日は午前8:00~11:30の診療時間の為、平日の午前中に比べますと患者さんが多く、比較的待ち時間は長くなっております。お待たせして申し訳ないのですが、余裕を持って早めに来院下さいますよう、ご協力のほどお願い致します。最近は、午前中よりも午後の方が空いております。

平日は診療時間内に予約なく来院頂いても結構ですが、電話で来院される日時を受付に伝えて頂ければ幸いです。マレットフィンガー土曜日に来院される場合は、事前にお電話くださいますようお願い致します。混み合わない時間帯をご指定致します。予約優先であまりお待たせしないように拝見致します。

 

当院は診療時間内は必ず受付が電話対応しております。

 

午前8時30分~12時15分 午後2時30分~7時30分

 

上記の時間内にお電話頂ければ幸いです。

 

尚、受付は一人ですので、お話が長時間になりますと通院患者さんの受付対応に支障が出てしまうことも有りますので、平日であれば取り敢えず来院頂ければと思います。院長が手の空いている時には、直接電話でお話を伺うことも有ります。

 

また、ご自身がマレットフィンガーを負傷された①原因②負傷年月日③現在までの治療経過(いつからどのような固定をして、何週間で固定を外されたか等)をメモ書きしてお持ち下さいますでしょうか。他の整形外科や接骨院(整骨院)でされていた固定具が有りましたら必ずお持ちください。お持ちでない場合には結構ですが、固定を外された後に第一関節(DIP関節)が受傷された時のように曲ってしまった方は、取り敢えず圧迫しない程度に第一関節(DIP関節)のみをテーピング等で固定して来院下さい。

 

※数日間固定するだけでも、第一関節(DIP関節)はある程度伸び、伸展の維持

  が可能になります。

 

問診をスムーズにして、今後の治療計画等を立て易くするため、恐れ入りますが経過のメモは必ずお持ちくださいますよう、宜しくお願い致します。

 

 

「どんな治療をされるのですか? 」と患者さんに電話でご質問を受けます。

 

下記が当院の治療内容になります。

 

《初診時の治療内容と治療時間等について》

 

①問診(今後の治療内容と治療方針を詳しくご説明いたします)

 

まず、マレットフィンガーを受傷された左・右の指の外観写真をデジカメで撮り、健側(負傷されていない指)の第一関節(DIP関節)と第二関節(PIP関節)の屈曲角度を計測しカルテに記載します。 

 

指の第一関節(DIP関節)の平均的な最大屈曲角度は80度です。

 

また、第二関節(PIP関節)の平均的な最大屈曲角度は100度です。

 

尚、この角度には個人差が有り、第一関節(DIP関節)の最大屈曲が30度、第二関節(PIP関節)の最大屈曲が125度の方もおりますし、第一関節(DIP関節)の最大屈曲が95度で第二関節(PIP関節)の最大屈曲が95度の方もおります。

 

マレットフィンガーは第一関節(DIP関節)の最大伸展時におよそ0度であったものが、最大伸展時に屈曲30~80度程になってしまい、自力では0度に出来ない状態です。しかし、この症状を改善するための治療(固定)によって、最大屈曲が不充分になってしまったり、治療の甲斐も無く最大伸展が屈曲30度で終わってしまう患者さんがおります。

他医より転療される患者さんの中には、不適切な固定により、第一関節(DIP関節)だけでなく、負傷していない第二関節(PIP関節)の関節拘縮を生じてしまい、後遺症を残してしまう気の毒な患者さんもお見受けします。

 

当院では、患者さんの指の関節可動域の特徴を把握した上で治療方針を立て、関節可動域制限を最小限にする固定方法、固定期間の設定、物理療法(超音波バスによる温熱療法、低周波通電療法)、治療期間などについて詳しくご説明しております。

 

また、当院で作成した治療内容に関する資料を必ずお渡ししております。治療内容や治療方針をよりご理解頂けるように、ご自宅でも読み返して頂けます。

 

②物理療法(初期から超音波バスによる温熱療法を行います)

 

当院では腱性マレットフィンガーの患者さんの治療には、受傷後の初期から超音波バス(オンパー)を物理療法として施行しております。

 

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上記写真のように受傷から6週間までは、患部を水に強い伸縮性テーピングで第一関節(DIP関節)がやや反る(過伸展)ように固定した状態で、超音波バス(オンパー)の底に手のひら全体を着けて10分間超音波治療を行います。

 

☞組織の修復を促し、固定による浮腫みを改善します。

 

尚、6~8週間を過ぎて伸筋腱が癒合して伸展力がつきましたら、伸縮性テーピングをせずに徐々に可動域訓練(リハビリ)を行っていきます。

 

③固定処置(患者さんの指に合ったプラスチックシーネ固定を作成します)

 

以上で、初回は約30分の治療時間を要します。 

(再診からの2回目以降は、15~20分程度になります。)

 

現在、相模原市から通院中の43歳女性の保育士の女性が5週間と3日で第一関節(DIP関節)の伸展維持が可能になりました。

 

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相模原市で受診された整形外科では「治らない!」と言われてしまったそうですが、患者さんのように第一関節(DIP関節)が反るタイプの方は、予後が良い傾向ですし、年齢的にもほぼ完治します。

 

《腱性マレットフィンガーで大切なこと》

 

① 6~8週間の固定期間中の固定具が第二関節の屈曲を妨げないこと

 

② 合わない固定装具などで伸筋腱断裂部を圧迫し、血行を妨げないこと

 

  腱性マレットフィンガーは痛みがほとんどありません。装具などの固定後

    に痛みが有れば、固定が合っていませんので固定を変更すべきです。

 

③ 可動域制限(拘縮症状)を防ぐため物理療法を早期から行うこと

 

 6~8週間の固定後に約8時間の夜間固定を長期間すること

 

⑤ 日中も伸縮性テーピングを使用して、第一関節の再屈曲を防止すること

 

⑥ 関節拘縮を防ぐ意味でも、再診(経過観察)は1週間ごとにすべきですが、

 

   病院や医師の都合で、4~8週後の再診となってしまう患者さんもおります

 

   この時点で、関節拘縮の可能性が高まりますので(特に年配者の方)早めに

 

   転医すべきです。

 

 

などです。

 

 

腱性マレットフィンガーは年齢や指の柔軟性等の影響を受けますが、

50才以下の方なら、およそ80~100%の機能的改善が見込める疾患です。

50才以上の方でも、日常生活に困らない程度の機能的改善が見込めます。

現在通院中の左・右第4指腱性マレットフィンガーの70歳男性も経過良好です。

お気軽にお電話ください。

 

 

大船駅東口より徒歩1分

急患応需

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☎ 0467-45-6700

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