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院長:佐藤和義
住所:〒247-0056
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TEL:0467-45-6700
アクセス:JR東海道線・横須賀線・根岸線 大船駅東口 徒歩1分
駐車場(有料駐車場40分間サービス券発行)

マレットフィンガー

右手第3指腱性マレットフィンガーの40代女性の経過②

2018年02月19日|マレットフィンガー

昨年の11月23日バレーボールのブロックの際に右手第3指腱性マレットフィンガーを負傷された40代前半の女性が、翌日の11月24日より通院されております。

負傷後ご自宅の部屋でスマートフォンを使って、負傷された指を撮影されました。下記がその写真です。

 

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約80度の屈曲変形を呈しております。

 

1日置きに週2~3日通院頂き、負傷から3週間と5日(26日間)が経過し、伸展の維持が可能になりました。下記の写真が負傷から26日目になります。 

 

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その後の経過も良好で、お正月を挟んだため1月9日(約7週間目)より固定を外しての入浴を許可しました。16時間はテーピング固定、8時間の夜間はシーネ固定を継続していただきました。

 

毎日の通勤時の原付バイクの負担や2月11日には日帰りでスキーにも行かれたのですが、順調に回復されており、今日で89日目(約3か月)ですが、下記の写真のように可動域の改善がみられております。 

 

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本日の計測結果ですが、

右手第3指第1関節(DIP関節)伸展ほぼ0度、屈曲67度(健側左手80度) 

右手第3指第2関節(PIP関節)屈曲105度(健側左手105度)

一般的な平均最大屈曲角度は指によって異なりますが、第1関節(DIP関節)は80度、第2関節(PIP関節)は100度です。

 

組織的に肥厚が有るため、指が太くはなっておりますが、これから数か月でまた元のように指の太さも改善していきます。あと13度で第1関節が左のように80度になり、左右差が無くなります。

患者さんには「3月中(負傷から4ヶ月以内)には治療が終了ですね」とお伝えしました。今週末には一泊でスキーに行かれるとのことですが、スキーの時は念のためにシーネ固定をして頂ければと思います。

いつも明るく元気で、前向きな患者さんなので、治りも早いのではと思っています。4月からはバレーボールに完全復帰できそうですが、くれぐれも再受傷されないようにお大事になさって下さい。

 

 

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早朝に小児肘内障の2才の男の子が来院

2018年02月13日|小児肘内障

今朝の8時過ぎに接骨院の電話が鳴り、電話に出ると急患の電話でした。寝起きに2才の息子さんが肘を脱臼(小児肘内障)した様子で、お母さんから名前をお聞きすると,以前も数回来院されたことのある方でした。すぐに来られるとのことでしたが、少し遠い住所の方だったので、8時に予約の腱性マレットフィンガーとアキレス腱断裂の患者さんを治療してお待ちしました。暫くして8時45分頃に2才の息子さんを抱っこしてお母さんが来院されました。

受傷の原因は、息子さんが寝起きにカーペットの上で毛布を掛けた状態で寝返りを打っていたら、急に泣き出して左手を使わなくなってしまったとのことでした。前回の8月20日、前々回の5月4日も寝返りで左肘を脱臼(小児肘内障)しており、特に転倒や左手首を引っ張った様子は有りませんでした。

すでに息子さんは泣き止んでおりましたが、整復をすると指先に伝わる整復音があり、急に大きな声で泣き出しました。

それもつかの間、数秒で泣き止み振動する猫バスやプーさんのぬいぐるみなどで遊び始めました。すると、いつの間にか整復された左手も使って遊んでおりました。

 

お母さんに初診申込み用紙にご記入いただきながらお話を聞きくと、今回で左右の肘の脱臼(小児肘内障)は10回目ぐらいになるとのことでした。前回の8月20日の後にも1度肘の脱臼(小児肘内障)で電話を頂いており、私が勉強会で外出中の為、診て差し上げられませんでした。息子さんは4月末で3才になるということで、体格が以前より大きくなっておりますから、徐々に脱臼をしなくなりますから、あと少しの間気をつけて頂ければと思います。

 

最後に「これから保育園に行かせても大丈夫ですか」とお母さんから聞かれました。

「保育園の保育士さんに左肘を脱臼(小児肘内障)した事を伝えて頂き、左手首を引っ張らないように気を付けて頂ければ、保育園に行かれても大丈夫ですよ」とお伝えしました。

くれぐれもお大事になさってください。

 

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新年明けましておめでとうございます。

2018年01月06日|骨折

新年明けましておめでとうございます。

 

11月は例年より寒くなるのが早かったこともあり、午前中の患者さんが少ない傾向でした。しかしながら、12月に入ると年の瀬で患者さんも忙しくなり、例年ですとかなり減るのですが、交通事故(頸椎捻挫、腰椎捻挫、腰椎横突起骨折、膝部挫傷等)の患者さん(5名)・労災労働災害・通勤災害)の患者さん(13名)・橈骨遠位端骨折(4名)・アキレス腱断裂(3名)・重度の足関節捻挫(3名)・足趾骨折・中足骨骨折(3名)や手指の骨折(3名)・膝関節内、外側副靭帯損傷(2名)・指関節の側副靭帯損傷(2名)・肘関節の内側側副靭帯損傷(2名)・指の伸筋腱断裂=腱性マレットフィンガー(22名)・骨性マレットフィンガー(2名)の患者さん等、年末は多くの方に来院いただきました。

 

年末年始は12月31日に右膝の炎症症状の強い患者さんを急患で拝見し、1月3日は右足のリスフラン関節捻挫(靭帯損傷)の小学生の急患患者さんが来院されました。

 

毎年1月4日は午前より診療を開始するのですが、今年は午前中を休診として予約診療としました。予約で3ヶ月を経過した50代のアキレス腱断裂の患者さんや新患の腱性マレットフィンガーの患者さんなど、5名の患者さんを拝見しました。

また、通常ですと木曜日は午後4時から診療開始なのですが、休み明けなので午後3時からの診療開始としました。正月休み明けなので、あまり混まないと思っていたのですが、受付開始の午後2時30分から数人の新患患者さんや年末の新患の方が待合室でお待ちでした。そのため午後の診療開始を早めました。

午後だけで新患患者さんが7人来院されたこともあり、受付は午後7時までなのですが、、片付けを終えたのは午後9時を過ぎていました。ここ数年、新年の初日にここまで患者さんが来院されたことはなかったと思います。お待たせしてしまった患者さんには、大変申し訳なく思っております。

 

さて、今年は例年よりも厳しい寒さで雪も積もりましたが、幸い鎌倉市内は積雪量が少なく雪で転倒され負傷された方は少なかったようです。

今年の冬はまた積雪が有るかもしれませんので、雪の日に通勤や通学をされる方は転倒しないように気を付けて頂ければと思います。また、万が一にも転倒されて負傷された場合には、無理をせず、我慢をせず、様子を見ずに早めに来院下さい。

 

急性の怪我(骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷)は早期の固定処置と治療により治療経過が良くなり、治療期間をかなり短縮できます。

 

骨折:ずれている骨を整復して、患部に適切な固定処置を施します。固定期間中も物理療法、手技療法を施行して、関節が固まらないように経過を観察しながら早めに機能訓練(リハビリ)を行います。

 

脱臼関節部の逸脱した骨を元の位置に戻す整復をして、骨折と同様に適切な固定処置を施します。整復動作は痛みの少ない、無痛整復で行います。

 

打撲:打撲をしたことにより筋断裂や筋膜損傷等が生じており、打撲部を触って腫れや陥凹が有ればアイシングや湿布だけでは処置が不充分です!傷が有れば水道水で充分な洗浄処置を行います。消毒をしてはいけません。止血してから浸潤療法(閉鎖療法)を行いましょう。患部への適度な圧迫が軟部組織の修復を促します。

 

捻挫:靭帯の断裂、部分断裂、関節包の損傷、筋・筋膜損傷が合併していることが殆どです。レントゲン検査で骨に異常なしと言われて、湿布のみ処方されたという患者さんがとても多い疾患です。靭帯の損傷は組織レベルで完全に元通りにはならないことがわかっております。軽症であっても、初期の固定処置は必須です。痛みが軽度であっても、治療をしないと関節の不安定性が残存しまうことが有ります。捻挫は軽傷と侮ってはいけません。

 

挫傷:一般的に肉離れと言われる疾患ですが、肉離れ=筋断裂です。筋線維の損傷の割合により、軽症から重症まで様々な症状を呈しますが、打撲とは異なる発生機序(自家筋力の急激な収縮)により、筋肉を断裂(損傷)します。

代表的なのは下腿後面の下腿三頭筋や大腿後面のハムストリングスの肉離れで、野球やサッカー、陸上の短距離走などで発生します。

 

また、このようは急性外傷骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷を放置または湿布のみで様子を見てしまうと、慢性的な症状へ移行してしまいます。

慢性的な症状になる前に、早期に固定処置や治療を行い、短期間で治癒できるよう、そのお手伝いが出来ればと思っております。

 

急性の怪我(外傷)骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷】でお困りの際は、

時間外でも拝見いたしますので、お電話のうえ来院下さい。

 

今年も、患者さんへのインフォームドコンセント(説明と納得)を大切にして、

患者さんのために貢献できますよう日々精進してまいります。

本年も宜しくお願い申し上げます。

 

 

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右手第3指腱性マレットフィンガーの40代女性の経過①

2017年12月21日|マレットフィンガー

 11月23日にバレーボールのブロックの際に負傷された右手第3指腱性マレットフィンガーの40代女性が、翌日の11月24日より通院されております。

負傷後ご自宅の部屋でスマートフォンを使って、負傷された指を撮影されたということで、見せて頂きました。下記がその写真です。

 

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約80度の屈曲変形を呈しております。

 

1日置きに週3日通院頂き、負傷から3週間と5日(26日間)が経過し、伸展の維持が可能になりました。下記の写真が負傷から26日目になります。 

 

DSC06736.JPG

 

経過は良好ですが、まだ固定は24時間します。今、固定を外せば、また第一関節は屈曲してしまいます。6週間でシーネ固定を除去し、16時間はテーピング固定に変更出来そうです。夜間固定は8時間のシーネ固定を継続しますが、6週からは毎日シーネ固定を外して入浴が可能になります。

 

少しずつリハビリをしながら、固定をする強度や時間を徐々に減らしていく事がとても大切です。年齢的にも40代の前半ですから、ほぼ完治します。

 

腱性マレットフィンガーは整形外科では初診時に完治は難しいと言われてしまう患者さんが殆どです。

 

それは

 

患者さんの指に合っていないプラスチックシーネ、装具、アルミシーネ固定

第二関節が曲げられない固定範囲・不適切な固定期間

  ☞ 約6~8週間の全日の固定期間が必要

夜間固定が全く無し

④ 空き過ぎる通院間隔(初診の次は4~8週間後に再診)

 

  に問題が有り完治が難しくなってしまうのです。

 

先週も、今週もお二人ずつ4名の患者さんが来院されました。

 

昨日千葉県から来院された40代女性の患者さんは、16日(土)にドッヂボールで小指の腱性マレットフィンガーを負傷され、救急病院でアルミシーネの応急処置後、18日(月)に近所の開業整形外科を受診されました。上下で挟むタイプのプラスチックシーネをされましたが、あまりの痛みで救急病院のアルミシーネにご自分で巻き換えて来院されました。しかも、開業整形外科では次回の再診は8週間後と言われたそうです。

この患者さんように痛みの無かった腱性マレットフィンガーが、固定をしたら痛み出すのはとても問題が有りますので、指先に血流障害が生じる前に固定は外されて、テーピング等で痛みのない状態に、第一関節のみを固定してそっとしておきましょう。

 

さて先程の患者さんのように、当院に初めから来院される腱性マレットフィンガーの患者さんは少なく、遠方にお住まいで他医より転医される方が殆どです。幸いJR大船駅経由の通勤途中の早朝に週3日通院出来るので、9人制のママさんバレーボールへの完全復帰を目指しております。

実は負傷後すぐに大会があり、セッターのポジションでメンバーの人数も9人ぴったりのため、固定をしたまま出場されました。幸い!?試合には負けられて、続く次の大会には出場できなかったのでほっとしました。

もうすぐクリスマスにお正月ですが、年末年始にはご自分でテーピングを外して、毎日お風呂で腱性マレットフィンガーのリハビリが出来ます。来年のバレーボール復帰を目指して頑張りましょう!

 

 

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30代男性の腱性マレットフィンガーの患者さんの経過

2017年11月11日|マレットフィンガー

10月24日から30代の男性が右手第5指の腱性マレットフィンガーで通院されております。

受傷日は10月7日で手袋をはめるときに小指が引っ掛かってしまったとのことで、翌日に開業整形外科を受診されました。装具の上から伸縮性テーピングで固定をされ、2週間後の10月22日に再診を受けられ、担当医からマレットフィンガーは装具を強くしめないと駄目なんだと言われたそうです。


下記が当院来院時の外観です。

  

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第2関節まで固定されており、第2関節が曲げられません!

この固定を6~8週間するのはとても危険です!

 

 第1関節が屈曲しないように伸縮性テーピングを取ってみました。

  

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装具のマジックベルトを取ってみました。

 

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さすがに驚きましたが、私以上に患者さんも驚かれていました。可なりくい込んでいましたが、幸い第1関節の柔軟性が有る(可なり反る)患者さんで、こんなにくい込んでいたのに痛みは軽かったそうです。超音波バスの治療後はくい込んだ組織が大分戻っていたのでホッとしました。

 

本日、受傷から5週間と1日になりご自身での第1関節の伸展の維持が可能になりました。

 

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ご自身で指を上肢台から浮かしていただいても第1関節は伸びています。

 

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ここで伸筋腱が癒合したと思って、固定を全日除去してしまいますと、第一関節はまた屈曲してきます。

患者さんには来週の6週間目から自宅での入浴を許可して、徐々に屈伸運動をして頂きます。ですから、まだ全日のシーネ固定を継続しております。

 

尚、夜間固定は数ヶ月間必要で、日中も伸縮性テーピングで経過を観ます。

 

幸い患者さんは経過良好ですし、年齢的にもほぼ完治されると思います。東京から通院頂き申し訳ありませんが、もう暫く固定を辛抱して頂ければと思います。お大事に。

 

 

腱性マレットフィンガーに対する誤った固定や治療で、負傷されていない第2関節の機能まで、障害や可動域制限を来たしてしまう患者さんが後を絶ちません!

 

指は繊細な組織構造をしております。

解剖学に詳しい医師でさえも誤った固定をしてしまうのが現実です。

多忙な医師の日常外来では、痛みの少ない腱性マレットフィンガーは治療対象として重きを置く疾患ではありません。

 

整形外科の手の外科専門医を受診されますと骨性マレットフィンガーは手術も有りますので、治療対象疾患として重きを置いて診察・治療をしていただけます。しかし、腱性マレットフィンガーは治療成績が悪いことを告げられ、固定装具等での経過観察のみです。

また、大きな総合病院を受診しますと再診まで4週間~8週間と間隔が空き、次回の再診までの期間が長くなります。そのため、関節の拘縮による機能障害が起こりやすい傾向です。

これは一次医療機関である総合病院の役割やトリアージという重傷疾患に重きを置く医療行為の優先順位に関係しているとも言えます。

 

開業整形外科でも、装具等の「固定を絶対取らずに、2週間後に来院して下さい」と言われる方がほとんどです。

残念ながら開業整形外科でも腱性マレットフィンガーはあまり重きを置いて診られてはいない疾患と言わざるを得ません。(一部の医師を除きます)

 

 

40歳以下の腱性マレットフィンガーは概ね完治する疾患です。

 

40才~60才ぐらいの方でも適切な固定と固定期間及び早期からの物理療法を行なえば、8割以上の機能的改善が可能です。

 

 腱性マレットフィンガーの患者さんでお困りの方は、受傷からの経過をメモ書きにしてお持ち頂ければ幸いです。特に予約は要りませんが、来院される日時を電話かメールでご連絡頂ければ幸いです。宜しくお願い致します。

 

 ※ 尚、上記の方のように固定状態の不良による圧迫から、痛みが出ていたり、かゆみ等が有る場合や固定を取ったら、元のように第1関節が曲がってしまったという方は、一度お電話ください。来院されるまでの対処法をお伝えいたします。

 

 

腱性マレットフィンガー(伸筋腱断裂)で変形を残さない為に!

 

①適切な固定具(サイズ、材料)

②適切な固定期間(6~8週間)および夜間固定

③初期からの物理療法と手技療法

 

が患者さんのために施行されることを願います。

 

 

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千葉県から通院頂いた腱性マレットフィンガーの女性の経過

2017年11月01日|マレットフィンガー

平成29年10月31日、50代女性の腱性マレットフィンガーの患者さんの治療を終えました。

負傷年月日は平成29年2月15日で負傷の原因は、自宅の玄関で買い物の荷物を持ったまま足を滑らせ転倒され、右手小指を玄関のコンクリートと買い物の荷物に挟み負傷されました。

痛みがあまり無かったためしばらく様子をみられて、3月3日頃に近くの開業整形外科を受診されました。 受傷から約2週間(17日間)経過しています。

 

レントゲン検査で骨折はなく、腱性マレットフィンガーの診断を受け4月28日まで装具固定をされました。 57日間 8週間と1日の全日固定です。

 

その後、5月~6月は夜間固定をご自分で継続され、日中はテーピングをされていたそうですが、パートで本の梱包作業をされていて、家事などの負担も有り、中々改善がみられず6月27日に来院されました。

 

下記が来院時の外観です。

 

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第一関節の伸びは-20度ですが、ご覧のように屈曲制限が第一関節、第二関節、第三関節に及び生じており、手の平に指先が着かず、浮腫、発赤も認められます。

4ヶ月以上が経過しており、これではお困りでしょうと陳旧性マレットフィンガーの治療方針をご理解頂けるようにご説明し、詳細な資料もプリントでお渡ししました。

通院に片道約1時間半は掛かるということでしたので、2週間に一回のペースで通院頂きました。

 

下記が最終日の10月31日の外観です。

 

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第一関節(DIP関節) 伸展 -20度→-3度 屈曲 42度→60度 

 

第二関節(PIP関節) 屈曲  75度→90度(健側と同じ)

 

第三関節(MP関節) 屈曲  85度→95度(健側と同じ)

 

【治療期間 約4カ月・治療日数 9日】

 

 

経過も良く、最終日には当初あった屈曲時の痛みも消えて、日常生活には支障がなくなられたとのことでした。可動域制限は残しておりましたが、今後も可動域訓練を継続頂ければ、もう少し屈曲の改善が見込めることをお伝えして治療を終了しました。

 

遠方より、通院頂きお疲れ様でした。これからはお怪我されないように、気を付けてお過ごしください。お大事に。

 

 

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30代女性の腱性マレットフィンガーの患者さんがほぼ完治

2017年08月11日|マレットフィンガー

5月6日に小学1年生の娘さんの手とご自身の手がぶつかってしまい、左手第4指の腱性マレットフィンガーを負傷された30代の女性が、8月4日にほぼ関節の可動域が改善されたため治療を終了しました。

受傷当日に受診された近所の整形外科では固定すらしてもらえず、ご自分で割りばしを使って第一関節(DIP関節)を伸ばして固定されていたそうです。翌々日に別の整形外科を受診された際にはテーピングとマジックテープで固定されたのですが、担当医の対応が悪かったため、同日初めに受診された整形外科に再度行かれました。プラスチックシーネで固定はされたものの、固定されたプラスチックシーネが指に食い込んで痛んでしまい、どちらの整形外科でも腱性マレットフィンガーは完治はしないと言われたため、5月10日にお電話を頂きました。

 

5月13日に来院され、年齢的にもほぼ完治することをお伝えして、第一関節(DIP関節)のみのプラスチックシーネ固定を作成して、超音波バスでの物理療法を開始しました。

お住まいが片道2時間ほどは掛かる東京のK市で、遠方であったたため1~2週間に1回の通院をお願いしました。

 

経過も良く受傷から7週間目(6月23日)で下記のように、第一関節(DIP関節)の伸展0度の維持が可能となりました。屈曲は20度可能で、第二関節(PIP関節)の可動域は健側と同様に115度でした。

 

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※この時点では夜間固定(8時間)をプラスチックシーネで継続して、日中16時間は伸縮性テーピングをして頂いております。尚、6週目には第一関節(DIP関節)の伸展0度の維持が可能となったため、伸縮性テーピングで第一関節(DIP関節)を固定して入浴は許可しました2才の活発な息子さんも居り、再受傷を心配されましたが、お子さんとの入浴時には接触で再受傷しないように、暫くは伸縮性テーピングで固定し予防して頂きました。

 

その後も経過が良好で可動域制限が改善され、受傷から13週間目(91日目・通院回数12回)の8月4日、下記の様に可動域制限はほぼ消退しました。

 

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平均的な第一関節(DIP関節)の最大屈曲は80度、第二関節(PIP関節)の最大屈曲は100度です。(可動域には可なりの個体差が有ります)

 

上記の患者さんは第一関節(DIP関節)の最大屈曲は80度、第二関節(PIP関節)の最大屈曲は115度でした。第二関節(PIP関節)が良く曲がるタイプだったため、8月4日の第一関節(DIP関節)の最大屈曲は75度でしたが、写真のようにMP関節伸展位でも指先が手の平に着いております。

 

最後の日にお聞きしたのですが、お母さんとぶつかってしまった小学1年生の娘さんが、お母さんの怪我をとても気にしていたようで「ママの指が治るのなら遠くの鎌倉の接骨院に行って来てね」と後押ししてくれたそうです。

近隣の整形外科で完治はしないと言われてしまい、来院された当初は気落ちされたご様子でしたが、7月中旬に「経過も良いので完全に治りますよ」とお伝えしたところ、とても喜んでおられました。最終日にはわずかな屈曲制限は有りましたが、完全屈曲時の違和感すら全く無いのを不思議がられていました。

遠方でしたので、今後も入浴時の屈・伸運動と経過によっては夜間固定を行って頂ければ、一ヶ月程で自然治癒する事をお伝えして治療を終えました。 

 

40歳以下の腱性マレットフィンガーは概ね完治する疾患です。

 

40才~60才ぐらいの方でも、適切な固定と固定期間及び早期からの物理療法を行なえば、8割以上の機能的改善が可能です。

 

 腱性マレットフィンガーの患者さんでお困りの方は、受傷からの経過をメモ書きにしてお持ち頂ければ幸いです。特に予約は要りませんが、来院される日時を電話かメールでご連絡頂ければ幸いです。宜しくお願い致します。

 

 

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京都から来院された陳旧性腱性マレットフィンガーの患者さんの経過

2017年07月26日|マレットフィンガー

7月6日より、京都から60代の女性で陳旧性の腱性マレットフィンガーの患者さんが通院されております。

4月25日に路上でつまずいて転倒され、右手の薬指を地面に突いて負傷されました。同日に整形外科を受診され、レントゲン上は骨に異常は無く、腱が断裂したタイプの腱性マレットフィンガーの診断で、アルフェンスシーネでの固定を受けられました。

その後、5月末に37日間(5週間と2日)の固定後、全日のアルフェンスシーネの固定を除去されて間もなく、受傷時のように第一関節(DIP関節)が曲がってしまったとのことでした。

 

 通常は約6週間~8週間の固定期間が必要です。

 

それから1か月ほど過ぎたある日にお電話を頂き、京都からわざわざ来院下さいました。(受傷から72日目・約2か月経過)

 

下記が来院時の第一関節(DIP関節)の最大伸展時と最大屈曲時の外観です。

 

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第一関節(DIP関節)の最大伸展は-50度で最大屈曲は70度(左の健側の薬指は最大屈曲75度)で、写真のように浮腫が強く発赤も認めました。また、第二関節(PIP関節)にもわずかながら屈曲制限(右105度・左110度)を認めたので、1/f(ゆらぎ)SSP通電・音楽療法、超音波バスによる温熱療法後にアイシング(温・冷交代療法)を施行しました。

また、患者さんの薬指に合わせてプラスチックシーネを作成して、取り敢えず入浴時以外の第一関節(DIP関節)のみの再固定を施行しました。また、入浴時には第一関節(DIP関節)をテーピングで固定して、第二関節(PIP関節)の屈伸運動のリハビリと温・冷交代浴をして頂くようにご指導しました。

遠方の方なので、次回来院できるのは2~3週間後とのことでしたので、ご自宅で上手に固定処置とリハビリをして頂くようお願いしました。

 

下記が約3週間後の7月25日に来院された際の外観写真です。

 

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小指に隠れてしまい分かり難いですが、第一関節(DIP関節)の最大伸展約-5度、最大屈曲51度(翌日は60度)と改善していました。浮腫も発赤も可なり軽減しておりました。

 

初検時の7月6日の第一関節(DIP関節)は最大伸展-50度で、最大屈曲70度の20度しか可動域は有りませんでしたが、現在は-5度から60度の55度の可動域に改善されました。伸展が45度改善した分、屈曲が70度から60度になってしまいまいましたが、これから充分に改善できると思います。

 

私自身、京都から患者さんが本当に来られるのか半信半疑だったのですが、以前も大阪の陳旧性腱性マレットフィンガーの女性が東京への出張のついでに来院されたのを思い出しました。患者さんにとっては第一関節が曲がったままでは見た目も気になりますし、機能的にも切実な問題なのだと改めて感じました。

 

 

現在、腱性マレットフィンガーの患者さんは25名程通院されておりますが、早めに転療頂いた患者さんはわずかな可動域制限のみの残存かほぼ完治されており、日常生活に支障なく改善されております。

 

陳旧性腱性マレットフィンガーとは、負傷から数か月以上治療しても指の関節の機能改善が認められず、経過が不良な状態の腱性マレットフィンガーのことを指します。

  

腱性マレットフィンガーは第一関節(DIP関節)の伸筋腱断裂ですが、固定装具やアルフェンスの不適切なサイズ、指に合わないプラスチックシーネ等の固定が第二関節(PIP関節)を含むことにより、第二関節(PIP関節)の拘縮症状を発症してしまいます。 また、痛みを伴わないはずの腱性マレットフィンガーにもかかわらず、伸筋腱の断裂部分への強い圧迫固定により、痛みを訴えて来院される患者さんがとても多くおられます。

 

 

下記は40代男性で受傷から2週間後の来院時の状態です。

他医での初診から1週間後の再診時に担当医がバンド部分を強く締めすぎて、受傷部は陥没し爪床部に水疱形成が認められました。

 

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上記の患者さんは約2か月が経過し、幸い経過は良好です。

 

 

【腱性マレットフィンガーの治療の現状】ー当院に転療された症例からー

 

①正直なところ固定処置の下手な先生が多いのは悲しい現実です。

 

②第一関節(DIP関節)の拘縮を恐れて固定期間が短か過ぎる傾向です。

 

6~8週間の固定後に、夜間固定をしない先生がとても多くいます。

 

④治療経過は,固定だけして2~8週間後の再診の指示では患者さんがお困りです。

 

⑤良くなるかはあなたの運次第と言われた患者さんがおります。

 

⑥痛みが無い(少ない)ため、同情心に欠ける医療者側の対応が問題です。

 

⑦固定具の状態で痛みが有り、再診日よりも早めに受診すると嫌な顔をされ

 

  なぜ早く来院したのかと言われた患者さんがおります。

 

⑧開業整形外科に行き、総合病院の整形外科の手の外科専門医へ紹介されたが、

 

  うちで診る疾患ではないと前の整形外科に戻された患者さんがおります。

 

⑨開業整形外科へ行き、大学病院の整形外科の手の外科専門医へ紹介されたが、

 

  固定装具が代わって、かえって痛みが出てしまった患者さんが通院中です。

 

⑩開業整形外科を受診したら、担当医から私は開業して20年以上になるが、今まで

 

  腱性マレットフィンガーの患者さんを最後まで治療したことは無く、完治した患者さん

 

  を1人も見たことが無いと言われたという患者さんが来院されております。

 

 

《腱性マレットフィンガーでお困りの患者さんへ》

 

上記のような場合には、躊躇せずに転療されたほうが得策です。もしも、固定除去後に第一関節(DIP関節)が再屈曲してしまった場合には、取り敢えずテーピング等で第一関節(DIP関節)のみを伸ばして固定すると、第一関節(DIP関節)は再び伸びてきます。

 

固定具や固定期間の状況にもよりますが、日中に良く手を使う方は第一関節(DIP関節)をテーピングで固定して再屈曲しないように防止して下さい。同時に一定期間は夜間固定を約8時間、毎日欠かさずに行う必要が有ります。

 

年齢等の個人差は有りますが、夜間固定の除去の時期は、一日固定をせずに日常生活を送って頂き、朝と晩で比べて第一関節(DIP関節)が全く屈曲しない状態になった時に、試しに除去して下さい。 

 

整形外科医で、手の外科専門医で有名な石黒隆先生は、著書の中で数か月間の夜間固定の必要性を指摘しております。

 

年齢にもよりますが、適切な治療さえ施されれば腱性マレットフィンガー骨性マレットフィンガーよりも後遺症を残し難い疾患です。

当院で初期から治療された腱性マレットフィンガーの患者さんでは、50歳以下であれば、90%~100%の機能的改善が認められております。

陳旧性の腱性マレットフィンガーの患者さんでも、50歳以下であれば、75%~95%の機能的改善が認められております。

 

腱性マレットフィンガーの患者さんでお困りの方は上記を参考にして頂ければ幸いです。現在、腱性マレットフィンガーの患者さんで混み合う事は有りませんが、受傷からの経過をメモ書きにしてお持ち頂ければ幸いです。特に予約は要りませんが、来院される日時を電話かメールでご連絡頂ければ幸いです。宜しくお願い致します。

 

 

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陳旧性腱性マレットフィンガーの男性患者さんが治癒

2017年05月22日|マレットフィンガー

本日、昨年の5月28日にフラッグフットボールで負傷されて、他医でのバネ付固定装具後、8月24に当院に転療された陳旧性腱性マレットフィンガーの40代後半の男性が治療を終えました。

 

DSC05005.JPG

 

当院来院時は上記写真のようにDIP関節が約42度屈曲変形しておりましたが、再固定とリハビリ(物理療法、機能訓練)で下記写真のように、ほぼ伸展0度になりました。

 

 DSC06035.JPG 

 

また、下記写真のように屈曲制限もわずかでした。

 

DSC06034.JPG

 

約9ヵ月間の通院期間で月に2~3日の通院でしたが、20日間もご自宅の千葉や勤務先の東京から通院下さいまして、お疲れ様でした。受傷から約3か月も過ぎてからの治療だったので、可動域制限がもう少し残ってしまうと思っておりましたが、経過が良く「通院して良かった」と喜んでいただけて幸いです。

これからもお身体に気を付けてフラッグフットボールを楽しんで下さい。

 

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マレットフィンガーで来院される初診患者さんへのお願い

2017年03月31日|マレットフィンガー

現在、腱性マレットフィンガーの患者さんが約30名(他に骨性マレットフィンガーの患者さんが5名)通院されております。 

通院回数は週に1~3日ぐらいですが、千葉県、東京都、埼玉県等の遠方から通院頂いている患者さんもおり土曜日に来院されている方が多い傾向です。また、土曜日は午前8:00~11:30の診療時間の為、平日の午前中に比べますと患者さんが多く、比較的待ち時間は長くなります。お待たせして申し訳ないですが、余裕を持って来院下さいますようお願い致します。

 

尚、平日は診療時間内に予約なく来院頂いても結構ですが、電話で来院される日時を受付に伝えて頂ければ幸いです。マレットフィンガー土曜日に来院される場合は、事前に必ずお電話下さい。混み合わない時間帯をご指定致します。予約優先であまりお待たせしないように拝見致します。尚、メールでの問い合わせに関しましては、プロバイダーのセキュリティ対策が効き過ぎており、当院には患者さんからのメールが届いておりません。大変申し訳ございませんが、お手数でも電話で問い合わせて頂きますようお願い致します

 

当院は診療時間内は必ず受付が対応しております。

 

午前8時30分~12時15分 午後2時30分~7時30分

 

上記の時間内にお電話頂ければ幸いです。

 

尚、受付は一人ですので、お話が長時間になりますと通院患者さんの受付対応に支障が出てしまうことも有りますので、平日であれば取り敢えず来院頂ければと思います。院長が手の空いている時には、直接お話を聞くことも有ります。

 

また、ご自身がマレットフィンガーを負傷された①原因②負傷年月日③現在までの治療経過(いつからどのような固定をして、何週間で固定を外されたか等)をメモ書きしてお持ち下さいますでしょうか。他の整形外科や接骨院(整骨院)でされていた固定具が有りましたら必ずお持ちください。お持ちでない場合には結構ですが、固定を外された後に第一関節(DIP関節)が受傷された時のように曲ってしまった方は、取り敢えず圧迫しない程度に第一関節(DIP関節)のみをテーピング等で固定して来院下さい。

 

※数日間固定するだけでも、第一関節(DIP関節)はある程度伸びて、維持が

  可能になります。

 

問診をスムーズにして、今後の治療計画等を立て易くするため、恐れ入りますが経過のメモは必ずお持ちくださいますよう、宜しくお願い致します。

 

 

《初診時の治療内容と治療時間について》

 

①問診(今後の詳しい治療内容と治療方針をご説明いたします)

 

当院で作成した詳しい治療内容に関する資料をお渡ししております。

治療方針をよりご理解頂けるように、ご自宅でも読み返して頂けます。

 

②物理療法(初期から超音波バスによる温熱療法を行います)

 

DSC05252.JPG

 

③固定処置(患者さんの指に合ったプラスチックシーネ固定を作成します)

 

以上で約30分です。 再診の2回目以降は、15~20分程度になります。

 

腱性マレットフィンガーは年齢や指の柔軟性等の影響を受けますが、

50才未満の方なら、およそ8~10割は機能的に改善できる疾患です。

50才以上の方でも、日常生活に困らない程度の機能改善が見込めます。

お気軽にお電話ください。

 

 

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