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院長:佐藤和義
住所:〒247-0056
鎌倉市大船1-23-31 サトウビル1F
TEL:0467-45-6700
アクセス:JR東海道線・横須賀線・根岸線 大船駅東口 徒歩1分
駐車場(有料駐車場40分間サービス券発行)

骨折

右肩関節脱臼の男性が手術を終えて再来院

2018年12月01日|脱臼

9月30日、10月1日、10月5日に右肩関節脱臼で来院された男性が、ご紹介先の整形外科での鏡視下によるバンカート損傷修復オペと入院を終えて、11月30日に当院でのリハビリを希望されて再来院されました。

 

患者さんは下記の右肩関節脱臼整復後のレントゲン画像のように、肩甲骨の関節窩に剥離骨折を認めておりました。 ☞骨性バンカート損傷

 

 霜鳥研也様 30.10.1 右肩関節脱臼(整復後).png

 

10月中旬に入院され、翌日にオペをされました。約1か月の入院の後、2週間程は通院でリハビリをされておりました。しかし、就労に復帰されるとそちらの病院へは通院が困難なため、当院のリハビリを希望され、紹介先からの後療依頼の書類をお持ちになりました。下記写真のように来院時の鏡視下オペの傷痕はわずかで、低侵襲手術の凄さを感じました。

 

DSC08049.JPG

 

DSC08048.JPG

  

まだ術後、約1ヶ月半なので可動域制限を残してはおりますが、12月からは長く休まれていた溶接のお仕事にも復帰され、ホッとされている事と思います。

 

リハビリは長期間を要すと思いますが、以前のように左右の差が無くなるまで右肩関節の可動域制限を改善していきましょう。お大事に。

 

 

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左手第2指PIP関節脱臼骨折後の関節拘縮の79才女性の経過報告

2018年03月28日|関節拘縮

昨年の6月13日、以前当院で治療された口腔外科領域の歯科医師の先生からメールを頂きました。

 

佐藤先生

ご無沙汰いたしております。マレットフィンガーにてお世話になりました〇〇です。先生のおかげで、いまでは不自由なく日々過ごしております。ありがとうございます。お礼にうかがわぬままになってしまい申し訳ありません。

職場を4月より異動し、まだ慣れない状態ですがなんとかやっております。

そんななか顎関節症の患者さんが、左手の指を骨折?し、固定を1月ほどしていたそうなのですが、本日いらしたところ全くまがらないのですが、あとはご自身の努力ですと言われてしまったそうです。私も途方にくれたときに先生に助けていただいたので、患者さんに先生をご紹介させていただきました。

もし受診されましたら、よろしくおねがいいたします。

〇〇さん 79歳です。

すみません、よろしくおねがいいたします。
 

 

翌日の早朝、ご紹介の患者さんが来院されました。

下記写真が来院時の外観です。最大屈曲時が下記の状態です。

可なりの関節拘縮症状でした。

 

DSC06086.JPG

 

DSC06087.JPG

 

負傷年月日は平成29年5月11日で、負傷原因は着替えをされていてふらつき転倒された際、床に左手2指を突いてしまったそうです。

ご自身の右手で左手を押さえていたら、PIP関節脱臼は自然整復されたようです。急いで近所の整形外科を受診され、レントゲン上は左手2指の中節骨掌側に剥離骨折を認め、左手第2指関節脱臼骨折の診断を受けられました。

この際、アルフェンス固定を伸展位で4週間もされてしまったそうで、固定を取ったら写真のように指が曲がらなくなってしまった状態でした。

 

患者さんには「完治は難しいと思いますが、日常の家事が支障なく出来るように頑張ってリハビリをしましょう」と伝え、週に2~3回の通院をお願いしました。

治療は1/f通電音楽療法、超音波バスによる温熱療法、握力訓練、手技療法などを施行しました。

とても前向きで明るく努力家な患者さんでしたので、治療の甲斐あって家事が一通り可能になり、可動域制限は残りましたが3月28日に治療を終えました。下記写真が最終日の外観です。

  

DSC07133.JPG

 

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患者さんは、顎関節症の治療を終えられていたので、メールで歯科医師の先生へ治療の経過報告をしました。

 

○○ 様

ご無沙汰いたしております。

もう1年が過ぎたと存じますが、新しい病院はいかがですか。お忙しい日々をお過ごしかと存じますが、マレットフィンガーはその後もお仕事には支障なく過ごされておりますでしょうか。 

さて、ご紹介いただきました〇〇様ですが、昨年の6月14日から通院頂きまして、3月28日で症状固定となり治療終了になりました。参考までに受診時と最終日の写真を貼付します。

完全には握れずまだ不自由かと思われたのですが「洗濯バサミもつまむことが出来るようになりました」と、とても喜んでおられました。

〇〇様から顎関節症の治療も終えられたとお聞きしましたので、私から先生には報告しますと伝えました。ご紹介いただき誠に有難うございました。 

これからもご指導の程宜しくお願い致します。 

今年は暑い夏になる予報ですね。くれぐれもお身体ご自愛下さい。

 

大船接骨院 佐藤和義 

 

 

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新年明けましておめでとうございます。

2018年01月06日|骨折

新年明けましておめでとうございます。

 

11月は例年より寒くなるのが早かったこともあり、午前中の患者さんが少ない傾向でした。しかしながら、12月に入ると年の瀬で患者さんも忙しくなり、例年ですとかなり減るのですが、交通事故(頸椎捻挫、腰椎捻挫、腰椎横突起骨折、膝部挫傷等)の患者さん(5名)・労災労働災害・通勤災害)の患者さん(13名)・橈骨遠位端骨折(4名)・アキレス腱断裂(3名)・重度の足関節捻挫(3名)・足趾骨折・中足骨骨折(3名)や手指の骨折(3名)・膝関節内、外側副靭帯損傷(2名)・指関節の側副靭帯損傷(2名)・肘関節の内側側副靭帯損傷(2名)・指の伸筋腱断裂=腱性マレットフィンガー(22名)・骨性マレットフィンガー(2名)の患者さん等、年末は多くの方に来院いただきました。

 

年末年始は12月31日に右膝の炎症症状の強い患者さんを急患で拝見し、1月3日は右足のリスフラン関節捻挫(靭帯損傷)の小学生の急患患者さんが来院されました。

 

毎年1月4日は午前より診療を開始するのですが、今年は午前中を休診として予約診療としました。予約で3ヶ月を経過した50代のアキレス腱断裂の患者さんや新患の腱性マレットフィンガーの患者さんなど、5名の患者さんを拝見しました。

また、通常ですと木曜日は午後4時から診療開始なのですが、休み明けなので午後3時からの診療開始としました。正月休み明けなので、あまり混まないと思っていたのですが、受付開始の午後2時30分から数人の新患患者さんや年末の新患の方が待合室でお待ちでした。そのため午後の診療開始を早めました。

午後だけで新患患者さんが7人来院されたこともあり、受付は午後7時までなのですが、、片付けを終えたのは午後9時を過ぎていました。ここ数年、新年の初日にここまで患者さんが来院されたことはなかったと思います。お待たせしてしまった患者さんには、大変申し訳なく思っております。

 

さて、今年は例年よりも厳しい寒さで雪も積もりましたが、幸い鎌倉市内は積雪量が少なく雪で転倒され負傷された方は少なかったようです。

今年の冬はまた積雪が有るかもしれませんので、雪の日に通勤や通学をされる方は転倒しないように気を付けて頂ければと思います。また、万が一にも転倒されて負傷された場合には、無理をせず、我慢をせず、様子を見ずに早めに来院下さい。

 

急性の怪我(骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷)は早期の固定処置と治療により治療経過が良くなり、治療期間をかなり短縮できます。

 

骨折:ずれている骨を整復して、患部に適切な固定処置を施します。固定期間中も物理療法、手技療法を施行して、関節が固まらないように経過を観察しながら早めに機能訓練(リハビリ)を行います。

 

脱臼関節部の逸脱した骨を元の位置に戻す整復をして、骨折と同様に適切な固定処置を施します。整復動作は痛みの少ない、無痛整復で行います。

 

打撲:打撲をしたことにより筋断裂や筋膜損傷等が生じており、打撲部を触って腫れや陥凹が有ればアイシングや湿布だけでは処置が不充分です!傷が有れば水道水で充分な洗浄処置を行います。消毒をしてはいけません。止血してから浸潤療法(閉鎖療法)を行いましょう。患部への適度な圧迫が軟部組織の修復を促します。

 

捻挫:靭帯の断裂、部分断裂、関節包の損傷、筋・筋膜損傷が合併していることが殆どです。レントゲン検査で骨に異常なしと言われて、湿布のみ処方されたという患者さんがとても多い疾患です。靭帯の損傷は組織レベルで完全に元通りにはならないことがわかっております。軽症であっても、初期の固定処置は必須です。痛みが軽度であっても、治療をしないと関節の不安定性が残存しまうことが有ります。捻挫は軽傷と侮ってはいけません。

 

挫傷:一般的に肉離れと言われる疾患ですが、肉離れ=筋断裂です。筋線維の損傷の割合により、軽症から重症まで様々な症状を呈しますが、打撲とは異なる発生機序(自家筋力の急激な収縮)により、筋肉を断裂(損傷)します。

代表的なのは下腿後面の下腿三頭筋や大腿後面のハムストリングスの肉離れで、野球やサッカー、陸上の短距離走などで発生します。

 

また、このようは急性外傷骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷を放置または湿布のみで様子を見てしまうと、慢性的な症状へ移行してしまいます。

慢性的な症状になる前に、早期に固定処置や治療を行い、短期間で治癒できるよう、そのお手伝いが出来ればと思っております。

 

急性の怪我(外傷)骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷】でお困りの際は、

時間外でも拝見いたしますので、お電話のうえ来院下さい。

 

今年も、患者さんへのインフォームドコンセント(説明と納得)を大切にして、

患者さんのために貢献できますよう日々精進してまいります。

本年も宜しくお願い申し上げます。

 

 

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日曜日に左第5中足骨骨折の中学生が来院

2017年11月19日|骨折

今日は家庭婦人バレーボール大会の救護ボランティアがありました。長年、公益社団法人神奈川県柔道整復師会の公益事業として、家庭婦人バレーボール大会の救護ボランティアが行われております。今回、東京のあきる野市から若手柔道整復師のS君が見学を希望し同行することになりました。車で当院まで来てくれ、当院の中を少し案内して出発しようとした時に接骨院の電話が鳴りました。

「○○ですけど娘が左足を痛めて、甲が腫れているのですが診て頂けますか?」

「すみませんが、これから家庭婦人バレーボール大会の救護ボランティアに行くので、午後3時から4時には帰りますから、申し訳ありませんがアイシングを繰り返し行って待っていて頂けますか。向こうを出るときにお電話をしますから」

「はい解りました。お休みのところすみません」

とお話して電話を切りました。

 

家庭婦人バレーボール大会の会場は藤沢小学校体育館で、会場の救護場所は体育館の舞台の上でした。

 

テーピングなどの準備をしていると、さっそく昨夜左の頸筋を寝違えたというセッターの方がお見えになりました。可動域制限は軽度でしたが、セッターというポジションには支障が有る状態でした。

頸椎の調整をしたあとに伸縮性テーピングを施しました。その後の試合中のプレーを観た感じでは支障がなくなったようで嬉しく思いました。

 

他には膝の悪い方が多く来られました。サポーター固定をされてはいるのですが、それでは不安とのことで、テーピングを希望されて、伸縮性テーピングと非伸縮性テーピングを組み合わせて固定を施しました。

 

ある程度の予防テーピングの方達を終え一段落したところで、当院に通院されている患者さんが、アンダーレシーブに失敗して左手の4.5指のMP関節を床に強打され、アイシングをしながら来られました。

拝見すると主に左手第5指のMP関節部周囲のの腫脹、内出血、限局性圧痛を認めました。

応急的に固定処置を施して、他に急患の患者さんが来ることを伝えて、大会終了後接骨院に来て頂くことにしました。

 

昼過ぎまでに7人の方が救護に来られましたが、それ以降は救護に来られる方はなく、ママさん達の試合の模様を観戦しました。

患者さんが多く所属しているチームの応援には熱が入りましたが、残念ながら2敗で2次リーグ進出はなりませんでした。次回は頑張って頂きたいと思います。

 

3時20分過ぎには大会が終わり、朝に電話を頂いた患者さんへ連絡をして、接骨院で待ち合わせをしました。妻に連絡をして接骨院を開けてもらいました。

到着するとすでに患者さんが待合室でお待ちでした。初診申込み用紙には記入を終えていたので、すぐに治療室に入って頂きました。

 

負傷の原因は昨夜9時頃、自宅の部屋で娘さんがお母さんにダンスを見せていたところ、ジャンプ後の着地で左足の第5趾の指先から内側に捻った様子でした。電話を頂いた時には恐らくリスフラン関節捻挫(損傷)かと思っていたのですが、そうではなく左第5中足骨骨折でした。

 

下記の写真が来院時の外観です。

 

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中足骨の遠位部に内出血と限局性圧痛、軸圧痛を認めました。超音波観察装置で明らかな遠位骨片の転位を認めたため、整復後固定を施しました。

翌日、医接連携を取らせて頂いているクリニックに診察を依頼し、レントゲン検査の結果で整復位良好でした。松葉杖による免荷歩行となってしまいましたが、幸い学校の教室は1階とのことでホッとしました。

部活で剣道をされているうえダンス教室にも通われているので、暫くはお休みになってしまいますが、出来る限り早く治して復帰できるように頑張りましょう!


中学生の治療を終えて見送ると、先程のママさんバレーの患者さんから電話があり、間もなく到着されました。 

 

接骨院来院時が下記写真です。

 

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超音波観察装置で観察したところ、左手第5基節骨に剥離骨片を認めました。

 

翌日、医接連携を取らせていただいているクリニックでのレントゲン検査と当院での超音波観察装置の結果から、左手第5基節骨剥離骨折の診断でした。

 

患者さんは一次予選を突破されて、12月3日に二次予選があり、人数の関係から受傷からわずか2週間で試合に出たいという意向でした。

骨折の割りには自覚症状は軽度なので、経過次第ではレシーバーであれば患部にプラスチックシーネをテーピングで止めて固定をして、出場が可能であるかもしれないと伝えました。

 

週に5日、5チームの練習に参加されている方なので、練習が出来ないのもストレスかもしれません。しっかり治して思いきりバレーボールをプレーできるように早く治しましょう!

 

 

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飲酒運転の車に追突された交通事故の被害者の患者さんが通院中

2017年11月15日|交通事故

10月末から飲酒運転の車に追突された患者さんが通院されております。

事故の状況は車で直線道路を走行中、飲酒運転の車が中央車線を越えてきて、正面衝突しそうになり、とっさに左へハンドルを切り避けた際に、車の右側に追突され左へ横転してしまったそうです。

その場で飲酒運転の車の男性は警察に逮捕され、患者さんは救急車で搬送されてしまったため、加害者とは何も話が出来なかったうえ、ほとんど相手を見ていないとのことでした。

患者さんは頸椎捻挫(むち打ち)と腰椎横突起骨折の負傷で、救急搬送された病院に入院され、退院後当院に通院されております。

 

このケースの場合、加害者の違法な飲酒運転により、任意保険での扱いはどうなるのか心配しておりましたが、ようやく2週間を過ぎてから加害者の加入している保険会社から連絡が入り、被害者の患者さんへの支払いを保険会社が一括するとのことでした。

患者さんへの連絡も有ったようですが、今、社会問題としても大きく取り上げられている飲酒運転の被害による事故で、死亡事故に至っていたかもしれない状況なので、患者さんの怒りは収まりません。

 

現状ではお仕事への復帰も困難なので、一定期間の安静、固定、治療の後、徐々に就労への復帰を考えております。

出来るだけ早期に就労復帰し完治できるよう、優先して治療いたしますので、くれぐれもお大事になさって下さい。

 

※患者様の個人情報保護に配慮して、年齢、性別等を記載しておりません。

 

 

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第26回日本柔道整復接骨医学会 大阪大会での口頭発表を終えました

2017年11月05日|骨折

11月3日(金)4日(土)は第26回日本柔道整復接骨医学会が大阪で開催されました。11月4日(土)を臨時休診し、患者さんには大変ご迷惑をかけてしまい申し訳ありませんでした。

 

当院から11月3日(金)に2題の口頭発表を致しました。以下が口頭発表の要約文です。

 

「柔道整復師の医療コーディネーター的な役割について」

          ―当院の医接連携の実際―  

        

〈キーワード〉

医療コーディネーター、医接連携、保存療法、人工関節置換術、接接連携。

                                  

柔道整復師が開業する接骨院には健康保険の適用上では、保存療法で施療可能な急性、亜急性の骨折・脱臼(応急処置後の施療には医師の同意が必要)・捻挫・打撲・挫傷の患者さんが来院される。しかし、患者さんが接骨院での施療が可能な疾患であるか、整形外科等で治療すべき疾患かの判断は難しく、接骨院では施療が困難な疾患でも、受診される方が多いのは周知の通りである。また、医師の同意を必要とする骨折や脱臼の患者さんで、整形外科での治療ではなく接骨院の施療を希望される方もいる。他には高齢化に伴う変形性の関節疾患の増加で、変形性股関節症、変形性膝関節症の患者さんが接骨院を受診される場合もある。整形外科領域では人工関節手術適応の患者増加にともない、人工関節の専門病院が全国に増えている。

このような背景から柔道整復師の日常の施療における医接連携は、患者さんにとって柔道整復師が医療コーディネーター的な役割を担う事が多いと考える。当院では医科へ年間約120件の診察依頼を行い、医接連携のもとに施療を進めるように心掛けている。

今回、最近数年間に当院から医科・接骨院へ診察依頼した患者さんの経過を主な疾患別に統計調査を行った。主に医科へ診察依頼した変形性股関節症で、人工股関節全置換術に至った患者さんの経過を中心に報告する。


さかのぼること16年前になりますが、平成13年に変形性股関節症のYさんを人工股関節の手術が可能な医療機関にご紹介しました。Yさんは平成元年に右股関節の人工股関節手術を受けられていたのですが、10年以上が過ぎて痛みが出てきてしまい、再手術を依頼したところ、先に反対の左股関節の手術を施行され、翌年、難易度の高い右股関節の人工股関節再置換手術をされました。現在81才になられますが、両股関節に痛みは無く、水泳と水中歩行を週に2回程継続されております。

Yさん以降、10名以上の方から股関節痛の相談を受け、紹介先の医療機関で人工股関節手術を受けられた方は6名以上おります。

お電話等で経過の聞き取り調査をしたところ、お一人だけ傷口に軽度の痛みの後遺症を残された方がおりますが、その他の方は経過が良好で、ウォーキング等を楽しまれております。オペをして下さった整形外科の先生方には感謝しかありません。

 

 

「右鎖骨外端部骨折と複数の肋骨骨折を合併した

                   高齢女性の一症例」

  

〈キーワード〉 

高齢者、一人暮らし、多発骨折、保存療法、外転位装具固定

 

【背景】近年、高齢者の骨折は増加傾向にあり、大腿骨頸部骨折、橈骨遠位端骨折、上腕骨近位端骨折、脊柱圧迫骨折に好発する。(高齢者の四大骨折)今回、右鎖骨遠位端骨折複数の肋骨骨折を合併し、患者さんの希望により保存療法で施療し、経過良好に治癒したので考察を加え報告する。

 

【対象】84歳女性、一人暮らし、胸椎後彎著明、階段で70段上の高台の一軒家に居住。自宅の階段で転倒し負傷。受傷翌日、近所に住む家族に付き添われ来院。隣接するクリニックでX線検査を依頼し、右鎖骨遠位端骨折、複数の肋骨骨折(3ヶ所)を認めた。利き手側の右鎖骨遠位端骨折と複数の肋骨骨折の合併で、一人暮らしのため入院加療を促したが、患者さんの強い希望により通院で施療した。

【結果】外転位装具固定を施行し、超音波観察装置の画像とX線検査画像の併用で仮骨形成、骨癒合の状態を経過観察し、僅かな短縮転位は残したもののADL(日常生活動作)上問題なく16週と3日で治癒した。

【考察】入院加療が必要であろう右鎖骨遠位端骨折複数の肋骨骨折を合併した症例を、患者さんの希望により通院施療し経過良好に治癒した。患者さん、家族と充分に話し合い(インフォームドコンセント)、家族の付き添いの協力を得て、良い結果を得られたと考える。外転位装具固定によりQOL(生活の質)の低下を最小限にし、X線画像と超音波観察装置の併用で仮骨形成、骨癒合の状態を随時把握できたことにより、固定装具や鎖骨バンド等の除去のタイミングを判断し、肩関節拘縮に至らずに治癒したと考える。

 

この発表の前に患者さんに電話でお話を聞くことが出来ました。現在も独り暮らしで以前と変わらず家事全般をこなし、元気に暮らしていらっしゃるとのことで、大変嬉しく思いました。

 

 

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右手第5指中節骨剥離骨折の関節拘縮の女性の経過

2017年08月04日|骨折

 6月21日のママさんバレーボールの練習中、アンダーレシーブの際、床に右手小指を突き指されて、右手第5中節骨掌側の剥離骨折を負傷された40代の患者さんが7月19日の早朝に来院されました。

以前も、バレーボールで負傷された右手第2指のMP関節捻挫(側副靭帯損傷)の治療で通院されたことがある患者さんで、今回は受傷翌日、自宅近くの整形外科を受診されて、レントゲン検査上、右手第5指中節骨剥離骨折の診断を受けられました。アルフェンスで手掌から指先までを固定され、週に1回程度通院されていたそうですが、3週間程でアルフェンス固定を取ったところ、第一関節(DIP関節)から第三関節(MP関節)までが曲がり辛くなってしまい、腫れも引いていない為、とても驚かれて来院されました。

 

下記の写真が来院時の外観です

 

DSC06164.JPG

 

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約1ヶ月が経過しているにも関わらず、腫脹、発赤、屈曲制限が著明です。

超音波バス後のアイシング(温・冷交代療法)を施行後、伸縮性テーピング固定を施行しました。

 

下記の写真は約2週間後の経過です。腫脹、発赤、屈曲制限が可なり改善しております。

 

DSC06206.JPG

 

患者さんから後から聞いた話では、固定処置は毎回看護師さんがされたそうです。 

 

指の関節は固定範囲と固定期間を誤ると患者さんのように関節拘縮を生じてしまいます。繊細な指の関節の固定は、可なり短かい期間で固定範囲を狭めていかなければなりません。

また、PIP関節掌側部の中節骨剥離骨折の場合には、軟部組織(屈筋腱や側副靭帯等)の癒着を防ぐため、始めから隣接指の第4指とテーピング固定を施して、関節を可動させながら治療することを手の外科専門医で有名な石黒隆医師は推奨しております。

 

この患者さんの場合には、MP関節の可動域はすぐに改善されましたが、負傷していないDIP関節部に屈曲制限が生じてしまっております。

何より負傷されたPIP関節の可動域制限の改善には、これから相当な日数を要すると思われますが、焦らずにママさんバレー復帰目指して頑張りましょう。

 

 

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新年明けましておめでとうございます。

2016年01月10日|アキレス腱断裂

新年明けましておめでとうございます。

 

昨年末は29日火曜日の午後8時30分頃に急患で左橈骨遠位端骨折の60代の男性患者さんが来院されました。お墓参りに行かれた27日の日曜日に階段を下っていて転倒し、受傷されてから2日を経過していたため、その手は可なりの腫れでグローブをはめているようでした。また、腫れのために全ての指がほぼ曲げられない状態で、左橈骨遠位端部には短縮変形を認め、尺骨は外側に亜脱臼しておりました。腫脹が高度で体格の良い方だったため、一人整復は困難と判断しアイシング後、勤務柔道整復師の杉本と対牽引をしての整復後、シーネ固定を施しました。

整復固定を終えると指の屈曲が少し可能となり、翌日の来院をお願いしました。

翌日の来院時には、かなり腫脹が軽減して指が大分曲げられるようになっていましたが、31日から1月3日までの4日間も固定をしたままでは腫脹が引かないので、31日の午前中の予約患者さんを拝見した後に来院頂くことにしました。

 

31日の朝は現在加療中の交通事故で頸部と右足関節部を捻挫された男性。左膝蓋骨不全骨折右母趾MPT関節捻挫の女性。右手第4指の腱性マレットフィンガーの女性を拝見して、最後に左橈骨遠位端骨折の男性患者さんに来院頂きました。

 

昨日よりも左手の腫脹は可なり軽減していて、指先が手掌に着くまで握れるようになっていました。これで正月の3日間を空けても問題のない状態まで腫脹が引いたと安心しました。

 

治療を終えて患者さんを見送りほっとしていると、お昼の少し前に接骨院の電話が鳴りました。電話は急患の30代の女性からでした。昨日、病院の待合室で長時間座っていて、立った時に急性腰痛(ぎっくり腰)となり、前屈が困難で可なりお辛い様子でした。

すぐに来て頂くように伝えて12時30分過ぎにご主人の運転で来院されました。

車から降りるのも大変でしたが、治療後に伸縮性テーピング、コルセット固定を施したので、正月中はある程度の安静は必要ですが、痛みと相談しながら徐々に動ける範囲で動いて頂くよう説明しました。数日で可なり痛みは軽減することも伝えて、1月4日の月曜日に来院頂くよう伝えました。

 

1月4日に通常通りの診療が始まり、早朝には受傷から1ヶ月未満のアキレス腱断裂の患者さんを2名治療し、先日の急性腰痛(ぎっくり腰)の女性はお昼近くに来院されました。症状を伺うと、元旦と2日はあまり変化が無かったようですが、3日の夜ぐらいから急に痛みが軽減して動きが楽になられたとのことでした。年末に来院された時のように歩くのもやっとではなくなり、ある程度のスピードで歩けるようになられていました。

 

午後には左橈骨遠位端骨折の男性患者さんに来院頂き、医科に診察を依頼しましたが、レントゲン検査上整復が不充分であったことと患者さんが血液凝固阻害剤を投与されていた為、翌日に総合病院の整形外科へ診察を依頼することにしました。

 

1月5日の10時過ぎに総合病院の整形外科での診察を終えた男性患者さんが当院での固定処置のまま来院されました。

総合病院のレントゲン検査上、整復位が改善されており整復位が許容範囲内であると診断くださり、当院での保存療法の同意を頂きました。

左橈骨遠位端部は粉砕骨折と関節面への骨折線も呈しており、男性患者さんには私からは入院して手術になる場合もある旨を伝えていたため、保存療法で治療できることになり大変喜んでおられました。

 

そんな矢先に80代の女性が階段で転倒されて、右鎖骨外端骨折と右第2~4肋骨骨折を合併されて来院されました。一人暮らしで固定処置により利き手が思うように使えなくなるため、入院された方が食事などのケアもして頂けると思い「医科を紹介しますので入院をされてはどうか」と提案しましたところ、入院はせずにご自宅からの通院で治療されたいと強く希望されましたので、了承して一日置きに通院して頂くことにしました。

 

他にも年末に道路で転倒されて、膝や顔面部を打撲された上、首をむち打ち(頸部捻挫)になられた女性など、年末年始は転倒によるお怪我の患者さんが多数来院されております。

 

暖冬とはいえ寒いと身体も縮こまり急ぎ足になりがちです。足元には充分に気を付けて、お怪我の無い一年になりますよう、心よりお祈り致します。

それでもお怪我をされてしまった際には、様子を見たりせずに早期に受診くださいますようお願い致します。

 

 

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左鎖骨外端骨折の70代男性が来院

2015年12月09日|骨折

以前にも通院歴のある70代の男性が、自宅の外階段で足を踏み外して左側に転倒され、左鎖骨外端骨折で来院されました。

午前10時に受傷され、当院には10時40分に来院されました。

受傷から40分しか経過していないため、写真のように腫脹、内出血も見られない状態でしたが、左鎖骨外端には限局性圧痛が著明で左上肢の挙上は困難でした。

 

 DSC04126.JPG 

 

骨折の同意を依頼している医療機関でレントゲン検査上、左鎖骨外端骨折を認めアイシング後固定処置を施行しました。

翌日の来院時の外観が下記の写真です。

 

DSC04138.JPG

 

DSC04139.JPG

 

翌日には鎖骨骨折特有の可なりの内出血が見られました。

 

翌々日には下記のような状態となりました

 

DSC04149.JPG

 

DSC04148.JPG

 

胸部と上腕部に内出血がかなり拡がっております。

 

幸い、骨片転位が殆ど無い骨折だったため、腋窩装具を使用せずに済み、晒包帯や鎖骨固定用バンド、副子等で固定処置をしたところ、当日の夜から夜間痛もなく眠れたとのことでした。

 

お酒が好きな方で、急性期は飲酒をしないように伝えましたが、3日程禁酒したら4日目からは飲みたいと仰るので、1杯ぐらいならと許可しました。

暑い夏でなくて良かったですが、ゆっくりとお風呂に入れないのは辛いと思います。身体全身の入浴は4週間程度は辛抱して下さい。お正月には美味しいお酒が飲めますように、くれぐれもお大事になさって下さい。

 

 

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新年明けましておめでとうございます。

2015年01月02日|交通事故

新年明けましておめでとうございます。

昨年末の27日(土)と30日(火)は年末にも関わらずとても混み合い、患者さんには大変お待たせしてしまい申し訳ございませんでした。また、30日(火)はお待たせしたにも関わらず3名の方が帰られてしまいましたこと、深くお詫び申し上げます。前日の29日の(月)は空いていたのでこの日に来院頂くよう患者さんにお願いすれば良かったと反省しております。

 

いつもスタッフ一同が後悔するのは患者さんを待合室で散々待たせてしまった末に、患者さんが帰られてしまうことです。お仕事や治療後のご予定などでお時間がない場合には、遠慮なく受付の方に治療を終えたい時間を申し出て下さい。お仕事中の場合は優先的に拝見したいと思いますが、もし患者さんが治療を終えたい時間に治療が困難な場合には、改めて来院頂ける日に優先して治療が出来ますように配慮致します。

また、言い訳になってしまうかもしれませんが、現在遠方からの患者さんや就労により当院の診療時間内に通院が困難な方に関しましては、早朝の7時45分からの診療時間前に予約治療を行っております。また、アキレス腱断裂、鎖骨骨折、橈骨遠位端骨折、交通事故、労災等の治療時間を要する患者さんには、通院中の他の患者さんにご迷惑が掛からないように、早朝か昼休み、または空いている時間帯をご指定して来院頂いております。しかし、患者さんのご都合でこのような時間帯に来院が出来ないこともありますので、その場合はご理解、ご協力の程、宜しくお願い致します。

 

※ 尚、痛みの強い急性症状の患者さんは優先的に拝見しますので

   ご理解ご了承のほど宜しくお願い致します。

 

当院は以前のように混雑はしておりませんが、初診の患者さんには充分な時間を掛けて問診を含め対応させて頂いております。また、治療の途中経過に関しましても、子供さんであれば親御さんに来院頂きまして、充分な時間を掛けてご説明しております。

このような諸事情から待合室は空いているのに、長くお待たせしてしまうことも少なからず有ります。患者さんをお待たせしてしまった際には、いつも申し訳なく思うのですが、丁寧な固定処置や患者さんにご理解頂ける充分な説明をするためには、ある程度の時間を要するので、その点はご理解頂ければ幸いです。また、初診の際には時間的に充分な余裕を持って来院頂けると有難いです。

それにしても、私も気が短く待つのは好きではありません。それ以上に患者さんを待たせてしまうことは心許ないのです。

今年は、通院される患者さんが平均的に待ち時間が少なく通院頂けるように工夫、努力して参ります。

 

今年一年の皆さんの健康とご多幸を心よりお祈りしますと共にお怪我をされてしまった時には我慢や無理をせずに、早めの来院をお勧め致します。

 

【急患応需】

大船駅東口より徒歩1分

大船接骨院

院長 佐藤和義

 

1月5日(月)より平常通り診療致します。

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