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院長:佐藤和義
住所:〒247-0056
鎌倉市大船1-23-31 サトウビル1F
TEL:0467-45-6700
アクセス:JR東海道線・横須賀線・根岸線 大船駅東口 徒歩1分
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マレットフィンガー

埼玉から来院下さった腱性マレットフィンガーの男性患者さんが完治

2015年05月30日|マレットフィンガー

2月11日に着替えの際、ズボンに左手の中指を引っかけて負傷され、左手第3指の腱性マレットフィンガーとなり、2月14日から埼玉より通院下さった男性(40代)が5月30日で完治されました。

 

【負傷から15週間と4日間(109日間)通院は14日でした】

 

 ☞下記の写真は5月30日の来院時の外観です。

 

  DSC03425.JPG

 

 DSC03426.JPG

  

 DSC03427.JPG

 

写真では多少の腱の肥厚は残存しておりますが、伸展時の第一関節は真っ直ぐに伸び、屈曲も完全に出来るようになられました。屈曲の際に少しだけ違和感は有るそうですが、経過も良く、関節可動域の制限も無くなり5月30日で治癒と致しました。

 

片道1時間半以上掛けて通って下さったのですが、ご実家が大船に近かったので、通院もあまり苦にはならなかったそうです。また、お怪我をされないように気を付けてお過ごしください。

 

腱性マレットフィンガーは指の関節の柔軟性(関節可動域)が正常で、過去に指の既往症(骨折や靭帯損傷、変形性関節症等)が無く、受傷から1か月以内の来院であれば関節可動域(伸展および屈曲)の80%以上は改善が可能な疾患であると考えます。例え、他医にて「腱の癒合が不充分でもう治らない」「腱が上手く着かなかったね」と言われてしまった陳旧症例(2ヶ月~3ヶ月以上経過された症例)であっても、日常生活上に支障のない程度の改善は見込めますので遠慮なくご相談ください。

 

 

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最近来院された腱性マレットフィンガーの患者さんの2症例の経過

2015年05月15日|マレットフィンガー

 先週の5月8日に腱性マレットフィンガーの女性が静岡から来院下さいました。アルフェンスシーネを第二関節(PIP関節)屈曲位、第一関節(DIP関節)過伸展位で伸縮性テーピングを使って固定されていたようなのですが、来院時はその固定が完全に前方へずれていて、第一関節(DIP関節)が屈曲位になっておりました。

 

☞本来、腱性マレットフィンガーの固定では第二関節(PIP関節)屈曲位、第一関節(DIP関節)過伸展位を約2週間するのが理想です。しかし、固定を維持するのがとても難しく、患者さんも日常生活上使い辛くて好まれない傾向です。当院では第一関節(DIP関節)のみをやや過伸展位で固定しております。】

 

患者さんからこれまでの経過をお聞きすると受傷後すぐの4月末から近隣の整形外科に行かれ、3回通院されたそうなのですが、はじめから固定がきつかったそうです。最後の5月7日に医師がアルフェンスシーネを伸縮性テーピングで固定した際にいつも以上に圧迫されてきつく感じ、その上から看護師さんに仕上げにもう1周伸縮性テーピングをされ、看護師さんから「きつくはないですか」と聞かれたので「少しきついです」と患者さんが答えると「少しきつくないとずれてダメなんですよ」と言われて固定を終えて帰宅されたそうです。すると段々と指先の感覚が無くなってきて痛みも伴っててしまい、眠れないので伸縮性テーピングを緩めて巻き直されたとのこと。

来院時も小指にあまり感覚がないと言われ感覚鈍麻が残っておりました。また伸縮性テーピングの圧迫で褥瘡のような水包形成も出来てしまい、とてもお気の毒な状態でした。

水包を破らずにケアリーブで保護して、プラスチックシーネを患者さんの小指に合うように形成し、第一関節(DIP関節)のみをやや過伸展位にて固定を致しました。

5月14日に来院下さり幸い指先の感覚は戻り水泡も良くなっておりました。

☞下記の写真参照。

 

DSC03365.JPG

 

DSC03366.JPG

 

利き手でとても不自由かとは思いますが、痛みも感覚麻痺も無くなり良かったです。皮膚管理も含めて対応しますのでお大事になさって下さい。

 

また、患者さんからリクエストを頂いたので、4月28日より東京からお越しの左手第3指の腱性マレットフィンガーの男性患者さんについて、経過報告を致します。受傷日は3月28日で受傷から2日後に整形外科を受診され装具をされていたのですが、身長が188センチあり指も長く、装具が短くて指に合ってはおらず固定が不安定な状態でした。職業は音楽制作業でギターを弾かれるため、とてもお困りで来院されました。

私も中学2年生からアコースティックギターを弾いていたこともあり(今は全く弾いてはおりませんが)他人事とは思えませんでした。担当医の説明が不十分でちゃんと固定を始められたのは4月4日とのことで、受傷後すぐには固定をしたまま他の指で少しギター演奏をされていたそうです。

お仕事でギターを演奏されるとなると私も責任が重大であると感じながら、ある程度充分な固定を始められた4月4日からの6~8週間を終日の固定期間と設定しました。

5月15日来院時でちょうど6週間となり、固定を外しても第一関節(DIP関節)の伸展の状態がキープ出来ました。☞下記の写真参照

 

DSC03368.JPG

 

今日からは固定を外して入浴をして頂き、少しずつ屈伸の機能訓練をして頂きます。また、少しずつ昼間にシーネ固定を外して伸縮性テーピング固定としていき、伸展力がつくまでは夜間固定を継続して頂きます。経過は宜しいと思います。

お大事になさって下さい。

 

 

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新患で来院されますマレットフィンガーの患者さんへのお願い

2015年05月11日|マレットフィンガー

4月末から5月に入り腱性マレットフィンガーの患者さんが新患で5名以上来院され、現在10名以上の方が通院中です。

現在通院中の方は静岡、東京、埼玉の県外や市外の患者さんがとても多くわざわざ遠方より来院頂いております。

急性期のマレットフィンガーの患者さんでは初回の治療は、固定処置にはそれ程の時間が掛からないので事前に「予約なしで来院頂いても結構です」とブログに書いたのですが、問診の時間を充分にとり、今後の詳細な治療計画をご説明したいと思いますので、事前に来院される日時を電話かメールでお知らせ頂くと有難いです。その際には受傷年月日、受傷の原因、年齢等をお知らせ頂ければ幸いです。

 

また、マレットフィンガーの患者さんには週に1~3日の通院をお願いしておりますが、当院では受傷の数日後より超音波バスでの温熱療法を施行しております。この治療は10分間行うのですが、マレットフィンガーの患者さんだけではなく、別の怪我の手首や指の骨折・捻挫等の患者さんもおりますので同一の時間帯に患者さんが集中してしまいますとお待たせしてしまうことになります。

そのため、現在通院中の患者さんの来院日と時間をおおよそ把握しておりますので、新患で来院される患者さんと重ならないように調整したいと考えております。ある程度の来院される時間帯を教えて頂きますと待ち時間を減らせて、患者さんにもご迷惑を掛けずに済むと思いますので、ご協力の程、宜しくお願い致します。

 

 

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埼玉から来院されている腱性マレットフィンガーの男性患者さんの経過

2015年04月11日|マレットフィンガー

下記の写真は2月11日に着替えの際、ズボンに左手の中指を引っかけられて負傷され腱性マレットフィンガーとなり、2月14日から埼玉より通院頂いている 男性(40代)の3月28日(6週間と4日、46日目)の経過です。

 

  DSC03236.JPG

 

 

  DSC03237.JPGのサムネール画像

 

多少の発赤と浮腫は残存しておりますが、第一関節はほぼ真っ直ぐに伸びております。この患者さんはお仕事でパソコン作業のデスクワークだけではなく、重い物の運搬作業もされるため、3月28日からは全日のシーネ固定を継続しつつ、入浴時のみシーネを外して、入浴の際には患部を温めながら屈伸の訓練を開始しておりました。

 

下記の写真は4月11日(8週間と4日、60日目)の経過です。伸展も屈曲も経過は良好ですが、日中は伸縮性テーピングで固定して就労され、夜間のシーネ固定は継続しております。

 

 DSC03284.JPG

 

 

  DSC03283.JPG

 

下記の写真は、7年ほど前に反対の右手の中指を負傷されて腱性マレットフィンガーとなり、保存療法で上手く行かずにオペに変更され治癒された右手の外観です。治癒するまでに1年も掛かってしまったそうで、左手の中指は当院の保存療法を希望され来院されました。

1センチ程の手術痕が有りますが、伸展・屈曲(上記の写真を参照)ともに制限は有りません。

 

DSC03285.JPG

 

 4月18日に来院された際に症状をお聞きすると、仕事中に手を使用されても帰宅後の夜に第一関節の伸展状態が保たれているそうなので、4月末か5月中旬までの治療で終了出来そうであるとお伝えしました。

 

通常、利き手である右手では固定状態を維持するのは難しく、日常生活にかなりの支障を来たします。しかし、受傷された指が利き手ではない左手の中指であった為、週に1回の通院でも固定の維持が可能であったように思います。

 

腱性マレットフィンガーは指の関節の柔軟性(関節可動域)が正常で、過去に指の既往症(骨折や靭帯損傷、変形性関節症等)が無ければ、受傷から1か月以内の来院であれば関節可動域(伸展および屈曲)の80%以上は改善が可能な疾患であると考えます。例え、他医にて癒合が不充分でもう治らないとか腱が着かなかったと言われた陳旧症例(2か月~3か月以上経過された症例)であっても、日常生活上には支障のない程度の改善は見込めますので遠慮なくご相談ください。

 

 

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バスケットボールで受傷された腱性マレットフィンガーの男性の経過

2015年04月04日|マレットフィンガー

 1月22日にバスケットボールで腱性マレットフィンガーを受傷されて、3月11日に来院された40代の男性の経過について、4月4日の状態を下記の写真でご覧いただきます。

 

DSC03271.JPG 

 

受傷から10週間と2日が過ぎました。 

思っていたよりも経過が良かったのと、第一関節の屈曲制限を生じさせてはいけないので、当初の予定の4週間の再シーネ固定を3週間で除去し、日中の固定を伸縮性テーピングに変更しました。営業職の方で車の運転の際にハンドルを長時間握られるため、日中の伸縮性テーピングでは第一関節が曲がって来てしまうかと心配したのですが、写真のように屈曲変形していた第一関節がご自身の力で可なり真っ直ぐに保てるようになられたのがお解りいただけます。

浮腫と肥厚も軽減しました。 

 

DSC03272.JPG

 

 

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また、来院時には第一関節が完全屈曲(約90度)出来ましたが、再固定を3週間したため屈曲が不充分にはなりました。

しかし、来院時には屈曲時痛を強く訴えられておりましたが、屈曲時痛はかなり軽減されたそうです。

 

これから、第一関節の伸展状態を維持しつつ、完全屈曲出来るように機能訓練(リハビリ)していくことが大切です。 

早くバスケットボールに復帰されたいようですが、もう暫く辛抱してください。

経過は良いので、もう少し頑張って通院して頂ければ、またバスケットボール

は可能です。お大事に。

 

ちなみに、私はもうすぐ48才になりますが、もう身体が思うように動かないのと、右膝内側半月板損傷、足関節捻挫による靭帯損傷、腰痛と古傷も多く、2年ほどバスケットボールから遠ざかっております。中学時代のバスケの友人の中にはまだバスケットボールを続けている強者もおります。

もうすぐ50才になるのに頑張るなーと思います。見習わなければとは思っておりますが、、、。

 

最近では中年の星である

中日の山本昌弘投手(今年もぜひ最年長勝利記録を更新して下さい!)

横浜FCの三浦知良選手(先日最年長ゴールを決めました!字は違いますが

名前が一緒で光栄です。)

他に、スキージャンプの葛西紀明選手、米国メジャーリーガーのイチロー外野手等40代で活躍されているアスリートが話題になります。これからも息の長い選手生活を送られて、国民にパワーを下さると有難いですね。

 

私は恐らくもうバスケットボールのプレーは出来ないでしょう。患者さんと話をしていると昔を思い出して、すごくバスケットボールがしたくなってしまいますが、、、。

 

私の勝手なひとり言でした。

 

 

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バスケットボールで受傷された腱性マレットフィンガーの男性が来院

2015年03月11日|マレットフィンガー

3月11日(水)朝の準備をしていると7時50分ごろに電話が鳴り、整形外科で腱性マレットフィンガーの治療を受け,上手く腱が着かなかったので診てほしいとの連絡を頂いた。今、車で接骨院に向かわれていて、30分程で到着されるとのこと。

 

8時20分ごろに40代の男性の患者さんが到着された。

患者さんに今までの経過をお聞きすると1月22日にバスケットボールで軽いパスを受けた際に負傷されて、痛みもなくプレーを続けていると、ボールの空気が抜けたような感覚を覚え、ふと左手の中指の第一関節が曲がってしまい伸びなくなってしまったことに気付かれた。翌日、整形外科を受診されてX線検査上骨折はなく、腱断裂の腱性マレットフィンガーと診断され、固定をされたとのこと。1週間ごとに通院され5週間と4日程(39日間)で固定を取ったところ、元のように第一関節が曲がってしまい担当医師より「上手く着かなかったようなので、真っ直ぐに治したいのなら手術をするしかないようだね。」と言われてしまい、当院のホームページを見て連絡を下さった。下記の写真は固定除去後、1週間固定をせずに過ごされた来院時の状態である。

 

DIP関節が80度ほど屈曲しており、関節周囲には発赤や浮腫が生じていた。痛みもあるそうで「痛みだけでも治したいので」と希望され来院された。

 

DSC03192.JPG

 

  

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まだ、受傷から6週間も過ぎておらず、39日間で固定を取るのは早過ぎたことをご説明し、全日の再固定をお願いしました。

 

翌日、浮腫が軽減され固定が緩んだ様子で再来院された。真っ直ぐに指を伸ばしてもらい固定を取ったところ、下記のように可なり真っ直ぐになりました。

 

DSC03197.JPG 

 

 PIP関節が過伸展しているのと、DIP関節の肥厚の膨らみで曲がっているようには見えてしまいますが、たった一日でこのように改善されてしまいます。

 

本当に腱が上手く着かなかったのでしょうか?


伸筋腱はもともと力が弱く、癒合後すぐは伸展力が特に弱いため少しの時間は真っ直ぐになっていても、日中は伸縮性テーピング固定程度はしませんとすぐに第一関節は曲がってきてしまいます。

 

曲げることの多い日常生活において、患者さんの職種や趣味等によっては、ある程度の期間は伸縮性テーピング固定を継続しないといけませんし、夜間固定に関しても数週間から数か月を必要とします。

 

 

患者さんの価値観によると思うのですが、陳旧性の腱性マレットフィンガーは、

 

患者さんが第一関節が見た目で真っ直ぐな状態を重要視されるか

 

患者さんが第一関節の曲がり具合を出来るだけ早く改善されたいか

 

 によって治療方針が決まります。

 

 

上記の男性患者さんは取り敢えず+4週間の全日固定をお願いして、物理療法を加えて経過で夜間固定に変更する治療方針を提案しました。

 

腱性マレットフィンガー患者さんの希望をお聞きして、固定期間や物理療法等を考慮しなくてはならないので、患者さんと治療者側がよくディスカッションして、理解し合い治療を進めていくことが重要な疾患と考えます。

 

陳旧性の腱性マレットフィンガーは完治は難しいですが、日常生活に支障のない程度には改善が可能な疾患です。時間は掛かりますが、諦めずに適切な治療を受ければ7~8割の改善は見込めますので頑張りましょう。お大事に。

 

 

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右手中指の腱性マレットフィンガーの患者さんが来院

2015年02月02日|マレットフィンガー

 昨年の12月20日にソファーのカバーを掃除して、ソファーにカバーを押し込んでいた際に右手の中指を突き指して、腱性マレットフィンガーになられた50代後半の患者さんが来院された。

受傷されてすぐにご自宅の近所の整形外科を受診されて、レントゲン上は異常がなく、腱性マレットフィンガーの診断を受けられた、その後は装具固定をされ週に1回程度の通院をされて約6週間で固定を除去されたとのこと。

先生からはその際に「これで良くなるも悪くなるもあなた次第です」と言われたそうで、何のリハビリもなく治療は終了してしまったご様子。

 

右手の中指のDIP関節はわずかに伸展が不充分で、屈曲が出来ず使い辛いうえ、浮腫と発赤で鈍い痛みもあり、お困りの様子でした。(下記の写真)

 

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6週間の固定期間にしては、DIP関節の伸展はある程度伸びており、全日の固定を除去して夜間固定をせずにいると、すぐにDIP関節が屈曲変形してしまう方が多いにもかかわらず、幸いにも強く握られたりせずに週末を過ごされたようで、曲げ辛さと浮腫、発赤からくる鈍痛に悩まされているとのことであった。

 

治療としては屈曲制限と浮腫、発赤を軽減させるために超音波バスでの温浴後にアイシングをする、温冷交代浴を施行。

患者さんの指先にフィットするプラスチックシーネを作成し、夜間はご自身でプラスチックシーネを伸縮性テーピングで固定していただき、日中は伸縮性テーピングでの固定で過ごしていただくようにお願いした。

 

せっかくのお正月も無理をして装具固定の圧迫に耐えられて、可なりの痛みとストレスがあったそうで、頑張って装具固定を外さずに過ごされたとのことであった。しかし、その甲斐があってDIP関節が伸びたので取り敢えず良しとしましょう。

 

恐らく私より背が高く、手の大きな方なので、装具のサイズが合っていなかったのかもしれません。昨年も同様の症状の方が、2名来院されました。指先への循環障害が生じて浮腫と発赤が生じてしまったケースですが、浮腫も発赤も改善しますので、心配は要りません。

 

通常、腱性マレットフィンガーは固定期間中も殆ど痛みはなく苦痛なく過ごせます。固定が患者さんの手の大きさに合っていれば良いのですが、きつくて圧迫感があるようですとうっ血してしまい痛みが伴ってしまいます。

 

その様な場合には屈曲拘縮(屈曲制限)が生じやすいので注意が必要です。リハビリに余計な時間が掛かってしまいますので、担当医が痛みを訴えても聞き入れて下さらない場合には、転療をおすすめします。

 

 

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先月に来院された腱性マレットフィンガーの男性が再来院

2014年12月28日|マレットフィンガー

先月の11月末に電話で相談を受け来院された、埼玉在住の20代後半の男性から再度お電話を頂き、12月末に再来院された。

患者さんは平成26年8月17日にバスケットボールでボールを受けた際に右手の薬指を受傷されました。初めは整骨院を受診され、超音波エコー観察で腱が切れ掛けているという曖昧な説明を受けられたようでした。その後途中で別の接骨院に転療された後に、骨折をしているのではないかと考えられ整形外科を受診されました。レントゲン検査を受けられましたが骨折は認められず、整骨院・接骨院と同様に腱の断裂である腱性マレットフィンガーの診断を受けられたとのことでした。

お聞きしたところでは、一定期間の固定によりDIP関節は伸展してきたのですが屈曲制限が気になり、時々ご自分の反対の手で押し込むように曲げていたそうで、折角第一関節が伸びたのに20度程曲がって来てしまったご様子でした。

 

電話で相談を受けた際に固定を継続されるように指示して、数日後の11月28日に来院された伸展の状態と屈曲の状態が以下の写真です。

 

DSC02969.JPG 

 

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第一関節の伸展状態は良好ですが、屈曲制限はかなり有ります。しかしながら、6~8週間の伸展位固定を施して、第一関節の曲がりが悪くなるのは当然です。年齢にもよりますが元通りに完全屈曲が出来るようになるには、リハビリをしても必ず1~3か月程度の時間が必要です。長い方では6か月以上を要する場合もあります。

患者さんのお仕事はパソコン作業ということなので、就労時に強く手を握ることはなさそうですし、ご自分での曲げる練習は入浴時のみに限定して、ご自身の握力での訓練に留めて頂くようにお願いしました。また、暫くの期間はちらで作成したシーネ固定を夜間のみして頂くようにお願いしました。

 

遠方でもあり、それから暫くは連絡がなかったのですが、12月末にまたお電話を頂き再診してほしいとのことで、数日後に来院されました。

 

12月28日に来院された伸展の状態と屈曲の状態が以下の写真です。

 

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DSC03016.JPGのサムネール画像のサムネール画像

 

DIP関節の伸展状態は前回よりやや屈曲しているようですが、屈曲制限は改善傾向です。それでも患者さんは曲がり具合が不充分であることを気にされていて、伸展もやや不充分なため納得されていないご様子でした。

 

前回来院された際にご自分の反対の指で患部の指を押し込むことはしないようにとお伝えしたのですが、曲がり具合が悪いのを気にされて、やはり曲げようとされているご様子でした。

来院された際も「なんで完全に曲がらないのか」と呟きながらグイグイと右手の薬指を左手で押し、曲げようとされていたので思わず静止しました。

私は曲げられない方が気になるのかと思い「Sさんあなたは、曲げる方をよく治したいのですか、それとも伸ばす方をよく治したいのですか?」とお聞きました。

すると、Sさんは「どちらもよく治したいですね」と微笑みながら言われました。

 

患者さんの心理(心情)というものは

 

①可動域制限が殆ど無くなること。つまり後遺症が最小限に治ること。

②出来る限り早く治ること。

 

それが希望であり、それに尽きると思います。

 

しかし、Sさんの場合にはこの腱性マレットフィンガーに関する正しい情報が得られず病態の理解が難しくなってしまったため難渋してしまったケースと思われます。

年齢からしますと適切な固定処置での固定期間適切な期間での固定除去後の機能訓練と夜間固定をしていれば約3か月でほぼ完治していたと思われます。

 

当院に来院された際にはすでに3か月以上が経過しており、写真のような状態でしたが、約1か月後の来院時には屈曲がかなり改善しているのがお解り頂けます。

指の関節の可動域障害(関節拘縮)の改善には時間を要しますが、かなりの改善が見込めます。

☞人間の指はとても繊細ですが不思議な回復力を持っています。

 

「諦めずに夜間固定を継続して入浴時の屈伸運動を継続して頂ければ(無理な屈曲運動はせずにですが)年齢的にはほとんど気にならない程度に関節の可動域は回善します」とご説明して、また1月の末に来院頂くようにお伝えました。

何はともあれ、焦らずにしっかり治しましょう。お大事に。

 

 

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院長 佐藤和義

 

 

 

 

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腱性マレットフィンガーのパテシェの男性患者さんの治療を終える

2014年12月10日|マレットフィンガー

他医より転療された30代の男性で、ご職業がパテシェをされている患者さんの治療を12月10日に終了した。負傷の原因は自転車での転倒で、整形外科にて左手薬指の腱性マレットフィンガー診断を受けられ、38日間(5週間と3日)のアルフェンス背側固定除去後に屈曲変形を呈し、それから日後に来院された

 

【下の写真は10月29日の来院時(受傷から44日目)】

 DSC02874.JPG

当院に来院されるまでの6日間は患者さん自身で簡易テーピング固定をされていたが、就労されると20度以上DIP関節が屈曲してしまうと訴えられ、伸筋腱の癒合と伸展力が不充分であるため掌側シーネで再固定を施した。

☞通院は勤務先(川崎)のお店が休みの水曜日のみで、週に1回でした。

  

来院から29日後(受傷から73日後完全伸展可能

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DIP関節の屈曲は45可能

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ご職業がパテシェで手を握る動作を繰り返される為、日中は伸縮性テーピングで

作業をして頂き、夜間シーネ固定は継続。起床後と帰宅後のDIP関節の伸展の状態を比較するようお願いした。帰宅後DIP関節の伸展状態に変化が有れば、また半日程度はシーネで再固定をお願いした。また、毎晩の入浴時の機能訓練(屈伸運動)を指導した。

 

 

【12月10日(受傷から87日後)治療終了時の伸展状態。DIP関節の伸筋腱断裂部の組織修復部に肥厚(膨隆)があり、僅かに完全伸展不充分ではあるが、

起床後の夜間固定除去後は完全伸展しているとのこと。】

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【DIP関節の屈曲制限はほぼ消退している】

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クリスマス前の繁忙期のため翌週からは休みが取れないとのことで、12月10日で治療を終了したが、年内一杯はお仕事で手を使うことも多いようなので、夜間シーネ固定は継続して頂くようお願いした。

 

☞30代前半の方で、5週と3日ではいくら若くても全日の固定除去は早過ぎたようです。腱性マレットフィンガーを受傷された若い20代から30代の方では、おおよそ6週間で完全伸展が可能となりますが、患者さんの職業によって固定期間を考慮しませんとDIP関節は必ず再屈曲してしまいます。しかしながら、多少再屈曲しても焦ることは有りません。また全日シーネ固定を施し、完全伸展が出来るようになったら、日中は伸縮性テーピング固定、夜間はシーネ固定を継続して経過観察をしていけばこの患者さんのように必ず良くなります。

 

ご職業がデスクワークの方ならまだしも、パテシェで手をかなり使われる方でしたので8週間の全日シーネ固定が必要だったと思われます。また、一定期間の日中の伸縮性テーピング固定が必要で、夜間シーネ固定を長めにすることがとても大事です。 

 

毎週水曜日、運動不足解消とは言え、自転車で片道2時間も掛けて通って下さりお疲れ様でした。これからも美味しいスイーツを作られて、お客さんを笑顔にして下さい。お大事に

 

 

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院長 佐藤和義 

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腱性マレットフィンガーの40代女性の患者さんが来院

2014年08月27日|マレットフィンガー

 今朝の10時過ぎに、当院のブログを見て電話をされてきた右手第5指腱性マレットフィンガーの女性の患者さんが11時半ごろに来院された。6月6日に受傷され整形外科にて8週間の装具固定後、第一関節が真っ直ぐになったので固定を除去するよう指示されて、その後に段々と第一関節が曲がってきてしまい痛みも伴った為、通院していた整形外科に再診を求められた。

しかし、担当医は腱性マレットフィンガーはその程度の治り方で仕方がないものだと聞き入れては下さらなかったとのこと。来院時は固定を何もされておらず右手第5指の第一関節は15°~20°は屈曲してしまっていた。もちろん8週間の固定により屈曲制限もかなりあり、患者さんはそのことも心配されていた。

DSC02779.JPG 

手の外科や指の手術法などで有名な整形外科医師の石黒隆氏の著書の中で、腱性マレットフィンガーは腱の癒合を確認後、伸展力の回復が得られていても数カ月間の夜間固定の必要性を説いている。夜間固定に関しては患者さんの年齢や職種により固定期間が異なるものの、当院でも数週間から数カ月の夜間固定を患者さんにお願いしている。その上で終日手を普段通りに使用しても夜に屈曲していないことを確認し、はじめて夜間固定を除去している。

 

また、屈曲制限に関しても年齢や職種により異なるが、固定を除去してから機能訓練を入浴時にも施行して頂くと、20代の方なら固定除去後1ヵ月程度で屈曲制限は消退する。年輩者では3~6カ月以上を要する方もいるが、概ね完全屈曲が出来るようになる。他に、受傷後にかなりの期間を放置した陳旧例の場合は、固定後の機能訓練はかなりの期間を要する。

 

腱性マレットフィンガーは手の指先の第一関節を長期間に渡り固定するため、患者さんにとってはうっとうしく、とても不便な状態が続く疾患ではあります。また、痛みが殆んど無い為に受診が遅れる事も多い疾患です。しかし、固定をしなければ第一関節は変形してしまいます。

出来るだけ早めに来院され、患者さんに合った適切な固定を施行して、固定期間中にも物理療法を施行し、腱の癒合状態を経過観察しながら徐々に固定を外してゆく事が、屈伸制限の改善につながります。陳旧例であっても時間をかければかなりの改善が見込まれますので、ご相談頂ければと思います。

 

 

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