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TEL:0467-45-6700
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腱性マレットフィンガーで来院される初診患者さんへのお願い

2017年01月15日|マレットフィンガー

現在、腱性マレットフィンガーの患者さんが約16名(他に骨性マレットフィンガーの患者さんが4名)が来院されております。 

 通院回数は週に1~3日ぐらいですが、茨城県、千葉県、東京都等の遠方から通院されている患者さんも多く、通院日は土曜日に集中しております

 

 平日は、診療時間内に予約なく来院頂いても結構ですが、マレットフィンガーで土曜日に来院される場合は、事前にお電話を頂ければ幸いです。空いている時間をご指定致します。予約優先であまりお待たせしないように拝見致します。お電話宜しくお願い致します

 

また、ご自身がマレットフィンガーを負傷された原因や負傷年月日、治療経過等をメモ書きしてお持ち下さい。問診がスムーズになり、今後の治療計画等が立て易くなります。恐れ入りますが箇条書きで結構ですから、簡単にメモ書きしてお持ち頂けますでしょうか。宜しくお願い致します。

 

 

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足関節捻挫(前距腓靭帯等の損傷)について

2017年01月14日|捻挫

以前、某テレビ番組で「ねんざ」をテーマに取り扱っていたので、録画をして興味深く観たことがあります。

30年前の足首の捻挫の後遺症で足関節が変形して手術に至った例や、20年前の足首の捻挫股関節や腰に影響を及ぼす例など、少し誇張し過ぎな内容ではありましたが、確かに当院に来られる患者さんにも、似たような症状を呈している方が以前から多数来院されております。

興味深かったのは整形外科医師の方が、靴の減り具合で被験者の方の過去の足関節捻挫を当てた事でした。当院は待合室と診療室が土足なので、私も患者さんの靴底の減り具合を必ずチェックしております。

過去に捻挫の既往歴がない方でも重心が片側に偏り、立位や歩行時に身体のバランスが崩れている方はとても多いです。

片側の腰痛坐骨神経痛症状の患者さんの中には、疼痛を来たしている側の靴底の外側の減りが強い傾向がありますので、ご自分の履き慣れた靴の底をチェックされてみてはいかがでしょうか。

 

☞下記の写真は70代の右坐骨神経痛症状を来たしていた患者さんの靴です。はっきりとした右足首の捻挫の既往は患者さんの記憶には有りませんでしたが、膝にはO脚変形がなく、右足関節が回内足でしたので、子どもさんの頃に右足関節捻挫をされたことがあるような靴の減り方です。

 

DSC03164.JPG

 

DSC03165.JPG

 

 

左の靴底に比べて右の靴底の踵の外側が極端に減っています。この靴では歩行時の着地の際、右側の踵が沈んでしまい、重心が右側に傾いてしまいます。そのため、右腰部や右股関節部に負担が掛かり、右腰部痛と右下肢痛(坐骨神経痛症状)を呈しておりました。

この患者さんには通常の物理療法や温熱療法、手技療法、就寝姿勢等の生活習慣指導を行い、踵のしっかりとした新しい靴を早めに購入されるように勧めて、数回の治療で症状は改善されました。

 

尚、靴の底はご自身の足底が当たるところ(インソール)はクッション性の良い柔らかめの方が、腰・膝・踵等の痛みは生じにくく歩きやすいです。また、地面に接する踵部分はアスファルトで削れないようなある程度は硬めの素材の靴が長持ちします。 

 

☞毎日同じ靴を履くのではなく2足の靴を一日置きに履くことが大切です。一日

  は靴の乾燥に充てて、靴を休ませてあげることで靴は長持ちします。

  履き易い靴と表現される患者さんが多いですが、歩き易い靴が理想です

  また、紐かマジックテープで足の甲の部分が調節出来る靴にしましょう。

 

次に、下記の写真の靴は中学生女子の患者さんのものです。腰痛で通院されておりました。小学生の時に2回ほど左足関節の捻挫(腓骨剥離骨折を合併)の既往が有り、その時には整形外科で診断を受けて痛みは治まったそうですが、リハビリはなかったそうです。下記の写真を撮りその場で靴の状態を見てもらうと、とても驚いておりました。

 

 

 

DSC03219.JPG

 

② 

 

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 中学生女子の患者さんはこの状態でも靴を見るまでは気付かずにおりました。

 

上記の写真からお解り頂けるように、①では左の靴の踵部分が外側に傾き、いびつになっています。②では左の靴の踵部分の減りで数か所に穴が空いてしまっています。

☞左足関節捻挫の既往歴から左足関節が回内足となり、踵の骨が傾いている

  為です。よく見ますと、右の靴の裏の踵部分も少し穴が空き始めています。

 

 これでは歩行時の着地の際に、身体は左側へ傾いてしまいます。立位の際にも左側に身体の重心は傾いてしまいます。この靴を履いて生活することは、身体のバランスを崩してしまい、良くないのはお解り頂けると思います。

この中学生女子には、早急に新しい靴を購入するように促しました。また、自覚症状は有りませんが、左足関節の回内足を改善するため、足関節周辺の機能訓練(リハビリ)を指導しました。

  

さて、足関節捻挫は、負傷後に患者さん自身でアイシングや湿布などをして、放置されるケースが3割ほどあるようです。「骨折はしていなさそうだから平気」と思われる患者さんが多い傾向です。しかし、軽度の足関節捻挫であっても何度も繰り返せば、足関節が不安定な状態になってしまいます。

 

☞ 慢性足関節不安定症:足関節の内返し捻挫を繰り返すことにより、

            慢性的な足関節の不安定感を抱いてしまう状態となります。

 

《具体的な症状としては下記のようになります》

 

①わずかな傾斜や段差でもガクッと内返しに捻り易くなった。

②しゃがむことや正座で痛みが生じるようになった。

③スポーツ中やスポーツ後に痛みを生じてしまう事がある。

④サポーターやテーピングをしないと不安でスポーツが出来ない。

⑤長時間の歩行や階段の昇降で痛みが生じやすくなった。 

 などです。

 

また、整形外科でレントゲン検査をしても骨折はしていないからと、湿布薬だけを渡されて様子を見るというケースがとても多く見受けられます。

そのため、初期固定がなく、翌日に歩くのが辛いということで、転療されてくる患者さんがとても多い傾向です。

足関節捻挫で軽症の場合には、歩行時の痛みは数日で軽減するため、自然に治ったと勘違いをされて、様子を見てしまう方も多いです。いざ正座やあぐらをしてみると痛みで体重を掛けられず、治ってはいない事に気づかれます。その様な場合に、整形外科の再診を受けられ、またレントゲン検査をして、骨折は無いから大丈夫でしょうと言われてしまい、症状が取れずに転療されて来られる方も多数おります。

 

捻挫の際にはレントゲン上骨折が無くても、靭帯損傷や関節包損傷、筋腱損傷が合併して生じており、腫れ(腫脹)は毛細血管が損傷を受けたために表れた内出血(血腫)です。

 

 

『参考までに受傷当日に来院された右足関節捻挫の外観写真です』

 

☞ 下記写真:右足関節捻挫(主に前距腓靭帯損傷、三角靭帯損傷)後の外果 

  周囲と内果周囲の腫脹の健側(左足関節)との比較。

 

 DSC04279.JPG

 

下記写真では外側部に高度な腫脹が認められます。

 

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足関節を強く内返しに捻挫をして、腓骨遠位端部を骨折した場合には靭帯、関節包、筋腱損傷を合併していることが多々有ります。腓骨遠位端骨折が1ヵ月程度で治っても靭帯損傷などは治ってはいないため、靭帯部分の痛みが残存します。レントゲン検査で骨折は治っているので大丈夫と言われて治療を終えられてしまう患者さんが多いのですが、軟部組織(靭帯等)に対する治癒の評価がされておらず、この時点では患者さんのほとんどの方が足関節の可動域制限を残し、正座・あぐらが困難です。

つまり、骨折が治っていても捻挫(靭帯損傷)症状は治っていないのです。

 

 

【当院における足関節捻挫の治療方針】

 

① 足関節のアライメントを改善します。

   ☞距骨前方亜脱臼の整復を行います。

   同時に、 整復動作で靭帯のめくれを改善し整えます。

 

② アイシングにより腫脹と疼痛を最小限にします。


③ 足関節を背屈5度~10度でプラスチックシーネと特別な巻き方の包帯で

      固定処置をします。症状が強い場合にはキャスト材でのギプス固定を

   行います。

   ☞前距腓靭帯が一番近づく位置での固定が重要で、入浴時に固定は

          外しません。


④ 治療経過で超音波バスによる温熱療法とリハビリ(機能訓練)を行います。

   靭帯は筋肉のように鍛えることは不可能です。

   関節の不安定感は足関節周辺の筋力を向上させることで補えます。


⑤ 靭帯部分の圧痛や癒合状態に合わせて徐々に固定処置を変化させて

    いきます。経過により、数週間後からテーピング固定やサポーター固定

   にすることで入浴が可能になります。


⑥ 日常生活上の歩行時痛が消えても、靭帯部分の圧痛や正座時の痛みが

    残っていれば完治ではありません。来院時にはトータルな治療計画表を

   お見せしてご説明致します。


足関節捻挫をした後に歩行時痛が取れて通院されなくなり正座やあぐらが

  痛むと言われて再来院される方が多くおられた為、インフォームドコンセント

  (丁寧な説明と患者さんの納得)を大切にしております。

 

⑧ スポーツの特性に合わせ、捻挫を繰り返さないようなリハビリ(機能訓練)を

   指導します。

   バスケットボール、バレーボール、バドミントン、サッカー、ハンドボール、

   野球、ラグビーなどの足関節捻挫を繰り返しやすい競技の特性に応じた

   リハビリ(機能訓練)を行います。

 

⑨  予防テーピングでの競技復帰を徐々にサポートしていきます。

  平日の早朝や土曜、休日に予防テーピング固定をしております。

   体育部活練習前や試合前の予防テーピングはご相談ください。

 

 

 足関節捻挫(靭帯損傷)でお悩みの方は、様子を見ずに早めに来院下さい。

 

 

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日曜日のお昼に急患で左手母指のMP関節捻挫の女性が来院

2016年12月11日|捻挫

今朝は接骨院前の植木の出っ張り部分を切りました。歩道にとび出ていたので、歩行者の方に邪魔になっていると思っていました。時間も出来て天気も良かったので、やっと切る事が出来ました。歩行中の皆さんご迷惑を掛け申し訳御座いませんでした。

 

さて、今日の午前中、イトーヨーカドーへ妻と植木を買いに行こうとして玄関を出たところで、妻がママ友からのメールに気付きました。

昨夜、妻のママ友のKさんがママさんバレーで左手の母指を突き指されて、家事が痛みでやり辛く苦労されているご様子でした。特に遠くへ出掛ける用事もないので、30分後の我々が買い物を終えて帰宅するころに、接骨院で落ち合う事にしました。

買い物を終えて接骨院で待っていると、妻のママ友のKさんが2才の可愛い男の子をベビーカーに乗せて来院されました。すぐに初診申込み用紙に記入いただき、両手の母指を拝見しました。腫れは強くはないのですが、母指を完全に曲げるのが困難でした。

負傷原因はサーブを左手のみでレシーブしようとして、母指の先にボールが当たってしまったとのことでした。

主にMP関節橈骨側の側副靭帯損傷で、母指の屈筋腱も損傷している為、母指を伸ばす(伸展)痛みもありました。アイシング中、妻は2才の息子さんをあやしていました。Kさんはママさんバレーの練習を休みたくはないようでしたが、お子さんも3人おり年末で忙しくも有りますので、年内のママさんバレーはお休みされるようにお伝えしました。2週間後ぐらいに練習試合も有るようですが、人数も足りているそうなので見学して頂くことにしました。

 

アイシング後、プラスチックシーネと包帯で固定をすると「これで家事が出来ます」と喜ばれました。

 

明日から下記の超音波バスでの温熱療法を致します。

  

DSC02929.JPG

 

ご説明しましたが、母指のMP関節は関節の構造上、他の4指のMP関節に比べると治りにくい面が有ります。痛みが伴わない固定がとても大事ですし機能訓練(リハビリ)も必要です。初期の強固な固定から、回復の経過で徐々に固定を弱くしていきます。

約4週間は完治までかかると思われますので、しっかり治して良い年を迎えられますように通院下さい。お大事に。

 

 

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アキレス腱断裂の早期歩行療法(保存療法)を希望の患者さんへ

2016年11月25日|アキレス腱断裂

現在、アキレス腱断裂の患者さんが多数来院されており、固定期間中

の患者さんも多く、新患の方の対応が困難な状況です

 

また、年末年始の休診関係も有り、アキレス腱断裂の患者さんの

固定期間6~8週間を考えますと、新患の完全断裂の方の対応は困難

と思われます。

 

年始以降は通院中の患者さんの状況に応じて、ご相談の上対応が可能

になるかもしれません。

大変ご迷惑をお掛けしますがご理解の程、宜しくお願い致します。

 

尚、他医での固定期間を終えて、リハビリを御希望の患者さんは対応

が可能です。何れにしても電話で御相談下さい。

 

 

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日本柔道整復接骨医学会で腱性マレットフィンガーの口頭発表を終えました。

2016年11月22日|マレットフィンガー

平成28年11月19日(土)宮城県仙台市の国際センターに於いて、腱性マレットフィンガーの口頭発表を致しました。

 

以下が要約文になります。

 

「腱性マレットフィンガーの患者さんを柔道整復師が施療する意義について」

Key Word:固定具の問題点、固定期間中の物理療法、夜間固定、日中のテーピング固定

 

【背景】腱性マレットフィンガーは痛みがほとんど無いにも拘らず6~8週間の全日の固定を必要とし、その後も数週間以上の夜間固定をしなくてはならず、受傷された患者さんにとっては厄介な疾患である。当院ではホームページのブログに腱性マレットフィンガーの症例の経過を患者さんから了解を得て掲載している。そのため、ここ数年は常時10~20名前後の腱性マレットフィンガーの患者さんが市外や県外から通院されている。また、全国から電話による問い合わせの相談も多い。通院中の腱性マレットフィンガーの患者さんの殆どの方は整形外科からの転療例で、固定装具やテーピングによる圧迫での痛みや痺れ、再診までの通院間隔が空くため(4週間後や8週間後の再診)の不安を訴えられている。また、初診の際に医師から「腱性マレットフィンガーは骨性マレットフィンガーに比べ後遺症を残しやすく完治はしない」と説明を受けられた患者さんが多い。そこで、固定装具やアルフェンスを用いた固定方法の問題点等を検証し、当院で施行しているレナサームシーネとアクションテックスを併用した固定方法と共に比較検討したので考察を加え報告する。【対象】最近数年間に来院された50才未満の新鮮な腱性マレットフィンガーの患者さんに施行した固定方法と施療経過。【結果】50才未満の新鮮な腱性マレットフィンガーの患者さんに対して、適切な固定と固定期間、早期からの物理療法等を施行することで90から100%の機能回復が認められた。【考察】6~8週間の固定期間中に血管分布の少ない指先への強い圧迫(特にDIP関節の背側部)は伸筋腱の癒合を妨げる要因であると推察する。固定期間中の物理療法は患部の浮腫を軽減させ、末梢への血流を改善させるため、組織修復には欠かせない要素である。腱性マレットフィンガーは医師の同意を必要とせず、柔道整復師が丁寧に施療すれば概ね完治する疾患である。

 

 

下記写真は今回の発表で了解を得て使用させて頂いた、30代の男性の症例で当院受診時の固定状況です。

 

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他医でこのような固定を3週間程され、不安になり来院されました。

第二関節(PIP関節)が40度程しか曲げられない状況です。この固定を6~8週間したら確実に第二関節(PIP関節)の屈曲制限(関節拘縮)を生じてしまいます。幸い3週間で来院下さったので、第一関節(DIP関節)のみの固定に変更し、8週間が経過しました。

 

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 写真のように経過は良好です。

 

以前、同様な固定を8週間されて、関節拘縮後の後遺症(屈曲制限と伸展制限)を残して治療を中止した患者さんが数十名おられます。また、現在加療中の患者さんも数人おります。

最近は早い時期に、当院のホームページを観て転療頂くので、幸い辛い後遺症を残される患者さんが減少してきております。

 

とは言え、先程の様な固定で日常生活の不自由さが増し、治療期間が延長され長期に至ってしまいます。その上で後遺症も残ってしまいます。

通常なら4~6か月で治癒できるものが、1年以上掛かってしまう方もおり、お気の毒です。

また、マレットフィンガーだけでなく突き指損傷による、骨折、脱臼、靭帯損傷、腱損傷等は指の関節構造が複雑で繊細なため治りにくい面が有ります。

 

※ 「突き指だから大丈夫」「たかが突き指くらいで練習を休めない」等々、よく耳にしますが、突き指は病名ではありませんボールなどで突き指をした結果、骨の損傷、靭帯断裂、靭帯損傷、筋・腱損傷等が生じて、骨折、脱臼、捻挫、打撲といった病名が付けられるのです。

そして、骨折は重症で治りが悪く、捻挫や打撲は軽症で早く治るという感覚をお持ちの方が多いですが、そうとは限りません。年齢や性別、負傷部位によって様々な経過を辿ります。指の側副靭帯損傷でも数か月から年単位かかる場合も有ります。

 

指の怪我(外傷)は適切かつ早期の固定とリハビリ(機能訓練)・物理療法等が必要不可欠です。軽症とは思わずに早めの受診をお勧めします。

 

 

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茨城県から50代の腱性マレットフィンガーの患者さんが通院中

2016年11月10日|マレットフィンガー

10月17日より、9月24日に車の掃除をしていて左手の第3指を引っかけてしまい、腱性マレットフィンガーを受傷された男性患者さんが来院されております。

受傷から3日後、近くの整骨院を受診され、下記の写真の固定をされたそうですが、腱性マレットフィンガーにしては大袈裟な固定です。整骨院には一度行かれただけで、ご自身で一回固定のテープを交換されたそうですが、固定後3週間を経過しており手全体が浮腫んでおりました。

 

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年齢的にもDIP関節だけでなく、PIP関節、MP関節に至る関節拘縮が懸念される固定です。

固定をDIP関節のみのプラスチックシーネに変更し、11月10日、負傷から7週間を経過したため、写真のように伸展の維持が可能となりました。

 

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今夜から入浴時には固定を外して患部を温めて頂き、徐々に屈伸運動のリハビリ(機能訓練)を開始するようにお願いしましたが、やはりMP関節とPIP関節に屈曲制限を来してしまいました。

 

翌週の11月16日の来院時の症状が下記の写真になります。

  

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伸展の状態は下記の写真です。

 

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DIP関節は反ってはいませんがほぼ真っ直ぐです。

拘縮症状があるため、日中の固定を伸縮テーピングに変更しました。また、入浴時の屈伸運動のリハビリ(機能訓練)をしっかりとして頂くようにお願いしました。

しかし患者さんは、またDIP関節が再屈曲してしまうのではないかと心配されて「指を曲げるのが怖い」と言われておりました。

確かにせっかくDIP関節が真っ直ぐに伸びたのですから、大事に治したいのは分かるのですが、曲がらなくなってしまった関節は、元々は完全に曲がっていたことを思い出して下さい!

 

機能的な治癒が大事なので、DIP関節が再屈曲しないように経過観察しながら治療をしていけば、そう簡単には再屈曲はせずに済みますので、怖がらずに入浴時の屈伸運動をして頂ければと思います。

遠方より通院頂いておりますが、もう暫く週に1回の通院をお願い致します。

 

 

 腱性マレットフィンガーでお困りの方は、遠慮なくご相談ください。

 

 

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受傷から約3か月後に来院された陳旧性マレットフィンガーの患者さんの経過

2016年09月08日|マレットフィンガー

5月28日にボールで突き指をして腱性マレットフィンガーを受傷された40代の患者さんが8月24日より通院されております。

 

受傷された日に近隣の整形外科を受診され、バネ式の装具固定を54日間(7週+5日)された後に固定を除去されました。しかし、数日で第一関節(DIP関節)が受傷時のように屈曲してきてしまい、再診時に担当医師からこれ以上は治らないと言われ、曲がり具合の悪くなった第一関節(DIP関節)のリハビリに通院するよう促されたそうです。

患者さんは暫く整形外科へ通院されましたが、良くなる気配も無いためネットで当院のホームページを知りご連絡下さいました。

お住まいが千葉でお勤め先は東京と遠かったのですが、8月24日(受傷から89日目)に来院下さいました。

 

【来院時の外観写真が下記になります】

 

DSC05005.JPG

 

約42度の屈曲変形を呈しております。固定を除去されてから36日が経過しており夜間固定もなく過ごされていた為、24時間のシーネによる再固定を行いました。

 

【再固定後3日後の外観写真が下記になります】

 

DSC05025.JPG

 

ほぼ完全伸展が可能になりましたが、まだ伸展力が弱いためシーネ固定を継続しました。

 

【本日、9月8日(再固定後16日目)の外観写真が下記になります】

 

DSC05109.JPG

 

上記写真は超音波バスの中で、指の屈伸運動をされた後に撮影したものです。

可なり伸展力が着いてきたため、今日からは24時間の固定状態から、入浴時に固定を取って温めながら軽く屈伸運動をして頂くことにしました。シーネ固定は夜間のみ8時間として、日中は伸縮性テーピングでの固定をお願いしました。

 

陳旧性腱性マレットフィンガーであっても、このように改善することは可能です。

 

通常の約6~8週間を超えた長期間の固定により、わずかな屈曲制限は生じる可能性は有りますが、第一関節(DIP関節)が60度以上屈曲出来れば、傘の柄を持ったり、ゴルフのグリップエンドを握るなどの動作に支障は来たしません。

 

腱性マレットフィンガーは最低週に1~2回の治療と経過観察(固定状況の変化とリハビリの指導)に加えて、自宅でのセルフケアを上手に行えば、可なりの改善が期待できます。

 

特に、夜間固定をある程度の長い期間行う事が大切です。

 

腱性マレットフィンガーでお困りの方は、遠慮なくご相談ください。

 

 

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陳旧性腱性マレットフィンガーの男性患者さんの経過

2016年08月27日|マレットフィンガー

現在、平成28年3月21日に右手第3指腱性マレットフィンガーを受傷された40代男性が通院中です。負傷原因はズボンを脱ぐ際に指を引っ掛けてしまったとのことでした。整形外科でアルフェンス固定を6週間された後に夜間固定もなく、全日固定を除去されてしまいました。来院時、最大伸展時約-30度の屈曲変形と第一関節(DIP関節)および第二関節(PIP関節)に屈曲制限も呈しておりました。発赤、浮腫も著明で屈曲痛も有りました。

 

☞ 5月14日当院来院時。下記写真参照 

 

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本日、受傷から約5ヵ月が経過し、下記の写真のようにかなり改善されました。

 

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第一関節(DIP関節)の最大伸展時約-5度、最大屈曲は健側70度に対して60度まで改善されました。また、第二関節(PIP関節)の屈曲制限はほぼ改善されました。

 

川崎の方から通院頂き、仕事もお忙しいため月に2~3日の通院ですが、経過は順調です。まだ、第二関節(PIP関節)の屈曲痛をわずかに残してはおられますが、可動域制限はあと一息のところまで来ました。

 

利き手の中指で不自由だったとは思いますが、ほぼ後遺症なく治癒できそうですので、あともう少し通院頂ければと思います。

 

くれぐれもお大事に。

 

 

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右肩関節脱臼の女性が来院

2016年08月19日|脱臼

午前中の10時過ぎに「転倒して右肩を脱臼したようなので」と40代の女性が来院されました。右腕は全く動かせない様子で初診申込み用紙にも記入が出来ず、受付さんが代筆しました。

子供の頃に肘の脱臼(小児肘内障)の経験があるそうですが、 今回が初めての肩関節脱臼とのことでした。

丁度、患者さんが空いてきたところだったので、すぐに治療室に入って頂きベッドへ上向きに寝て頂きました。そして、整復する模様をデジカメで動画撮影させて頂きました。

患者さんが「整復は痛いですか」と聞かれたので「昨年受講したセミナーで習得した、ほとんど痛みの無い整復をします」とご説明して、呼吸法でリラックスさせながら、整復を行いました。驚いたことに、整復動作を始めてからわずか10秒ほどで整復を終えました。

 

今までは挙上法(ゼロポジション法)で整復をしていて、30秒から1分ぐらい

  は時間を要していたと思います。これも呼吸法を使い、ほとんど無痛で整復

  は出来ていました。

 

以前、急患で早朝に来院された女性は習慣性(既往歴5回)の右肩関節脱臼でしたがゼロポジション法ですんなり整復されました。その際に「今までで一番痛くなかったです」と言われたのは印象的でした。

脱臼の整復では患者さんの緊張状態をいかにリラックスさせて、身を任せて頂けるような状況を作るのが大切ではないかと思っております。

 

幸い患者さんはレントゲン検査上、明らかな骨折の合併も無く、固定処置をしたら痛みは殆んど消退したとのことでした。

暫く利き手が使えず不自由だとは思いますが、初期の安静はとても大事です。再脱臼をしないように気を付けて生活して頂き、習慣性にならないようにしっかりと治療しましょう。くれぐれもお大事になさって下さい。

 

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第25回日本柔道整復接骨医学会での口頭発表が決定

2016年08月17日|マレットフィンガー

来る11月19日(土)、20日(日)に宮城県仙台市で開催される第25回日本柔道整復接骨医学会での口頭発表が決定致しました。

第23回、24回に引き続き、今回は「腱性マレットフィンガーの患者さんを柔道整復師が施療する意義について」というテーマで発表致します。

腱性マレットフィンガーでお困りの患者さんが多い中、当院では新鮮例、陳旧例共に数多くの症例を経験させて頂き、患者さんとの二人三脚で良好な結果を残しております。

症例発表に際しご協力頂きました患者さんには、心より感謝申し上げます。

今回が腱性マレットフィンガーの集大成の発表と考えております。

発表まで、もう暫く経過の外観写真等のご協力をお願いするかもしれませんが、その節は宜しくお願い致します。

 

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