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院長:佐藤和義
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アクセス:JR東海道線・横須賀線・根岸線 大船駅東口 徒歩1分
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マレットフィンガー

「治らない」と言われた、腱性マレットフィンガーの患者さんの経過

2018年04月27日|マレットフィンガー

現在、相模原市から40代の女性の方に、左手第3指の腱性マレットフィンガー(伸筋腱断裂)で通院いただいております。

 

負傷年月日は平成30年3月4日で、遊園地で2才のお子さんをトイレに連れて行き、急いでお子さんのズボンを下ろすときに、左手中指を突き指してしまい負傷されました。

受傷時は第一関節が50度曲がっていたそうで、翌々日の3月6日に近所の総合病院整形外科を受診されました。

レントゲン上は骨折が無く、腱性マレットフィンガー(伸筋腱断裂)の診断を受け、装具で固定をされ、担当医師からは「腱性マレットフィンガーは治らない」と言われてしまい、1週間後、再来院するように言われて帰宅されました

 

DSC07096.JPG 

 

患者さんは担当医師から治らないと言われてショックを受けられ、インターネットで当院のホームページを観て3月16日に来院されました。上記写真は患者さんが装具がずれてしまうため、伸縮性テーピングを装具の上から巻かれて来院された時のものです。

 

患者さんの健側の右手第3指の第一関節と第二関節の可動域を計測しますと

 

第一関節は最大屈曲75度、第二関節の最大屈曲115度でした。

 

一般的な平均値は第一関節は80度、第二関節は100度です。

 

 

受傷から5週間と3日で第一関節の伸展の維持が可能となり、4月24日の来院時には7週間と3日下記の写真の可動域になりました。

 

DSC07264.JPG

 

DSC07265.JPG

 

第一関節は伸展0度、最大屈曲64、第二関節は最大屈曲105度でした。

 

固定による浮腫みは有りますが経過は良好です。

 

今日からは日中の16時間は伸縮性テーピングで固定し、夜間の8時間はシーネ固定を継続して頂きます。

入浴時は固定を取って、指の関節の屈伸運動をして頂きます。屈曲制限はわずかで経過良好ですから、焦らずに指の関節を伸ばす(反らす)方を保ちながら屈伸運動のリハビリを行って下さい。あと1か月程で可動域制限も改善され治癒の予定です。

 

 

現在、年齢は13才~70才、29名(30指)の腱性マレットフィンガーの患者さんが通院中です。(骨性マレットフィンガーのオペ後の患者さんは4名通院中)

一番遠い方は山梨県の方です。

埼玉県さいたま市・上尾市・川越市

千葉県佐倉市・木更津市・習志野市・市川市

東京都港区・豊島区・大田区・渋谷区・府中市・八王子市・文京区

県内は鎌倉市・横浜市・逗子市・藤沢市・茅ヶ崎市・平塚市・川崎市・横須賀市

足柄下群湯河原町・相模原市

と広範囲の地域から来院頂いております。

 

最近の約5年で腱性マレットフィンガーの来院患者さんは180人を越えました。

 

本日、東京都文京区の30代後半の男性で右手第4指の腱性マレットフィンガー(伸筋腱断裂)の患者さんが、左右の関節可動域がほぼ同じに改善され治癒しました。

 

平成29年12月9日に旅行先でズボンに突き指し負傷され、受傷時は45度くらい第一関節が屈曲していたそうです。帰宅後、近所の開業整形外科を受診され、経過が悪いため1月29日に来院されました。

 

お忙しいため89日の通院期間で7日の通院でしたがほぼ完治されました。

 

右手第4指第一関節(DIP関節) 【伸展:+5度 屈曲:87度】

 

左手第4指第一関節(DIP関節) 【伸展:+5度 屈曲:92度】

 

負傷からは141日(4ヶ月+21日)でした。

 

下記写真が最大伸展時と最大屈曲時です。 

 

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担当医からは「腱性マレットフィンガーは治らないし、運次第」と言われ精神的にも落ち込まれていて、初めの頃は元気が無く心配していたのですが、最後の日に「こちらに来て精神的にも救われました」ととても喜んでいただき嬉しく思いました。これからもお仕事頑張ってください。

 

腱性マレットフィンガーは50歳以下の方なら、90%以上治る(=可動域の改善)疾患です。40歳以下の方はほぼ完治が見込めます。

  

50歳~70歳の方でも 日常生活に支障のない機能的改善が見込めます。

 

 

※ご注意いただきたいのは、腱性マレットフィンガー(伸筋腱断裂)で医療機関を受診された際の初診から再診までの通院間隔です。開業整形外科なら1~2週間程度の通院間隔で再診を促される傾向ですが、総合病院の整形外科や大学病院等になりますと、初診から再診までが4週間後から8週間後になる場合が多くあり、その間固定を一切外さないように指示されてしまいます。それは大変危険です。

 

☞関節拘縮という状態になってしまいます。

 

また、固定された装具やアルフェンス(アルミの板にスポンジがついているシーネ)、プラスチックシーネ等が少しでも合っていなかったり、固定の圧迫が強かったりしますと指先への血行不良が生じてしまいます。また、固定が長過ぎて患部の第一関節だけではなく、第二関節の屈曲が妨げられますと負傷していない第二関節の屈曲制限が生じてしまい、大変危険です。受傷時にはほとんど痛みが無かったのに、固定をしたらズキズキ痛んだり、痛みで目が覚めてしまったりする場合は非常事態です。

 

☞これも関節拘縮になる原因です。

 

アルフェンスや装具などの固定で放置されてしまうと、取り返しのつかない後遺症や後遺障害が残ってしまったり、治療期間が長期に渡ってしまいます。治療が1年以上かかった方もおります。 

固定をして何もせず、経過観察(問診)だけの治療に疑問を持たれたら、そのまま放置せずに転療された方が宜しいと思います。ほぼ機能的には改善出来る腱性マレットフィンガー(伸筋腱断裂)の患者さんが、長期間の圧迫固定により、後遺症や機能障害を残してしまっており、とても気の毒でなりません。

 

当院はJR大船駅から徒歩1分で、大船駅は湘南新宿ラインなどのアクセスも良いため、遠方から来院される方も増えております。

腱性マレットフィンガーでお悩みの方は、遠慮なく下記の電話番号かメールにご連絡ください。

 

 

大船駅東口より徒歩1分

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