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マレットフィンガー

腱性マレットフィンガーの男性患者さんの経過

2016年05月27日|マレットフィンガー

 4月10日、服を脱ぐ際に左手の中指を引っかけてしまい負傷され、4月12日に整形外科を受診された60代の男性患者さんが4月18日より来院されております。

前医では腱性マレットフィンガーは治らない疾患と説明されてしまい、2~3週間後に再来院するように促すされたそうです。

今日で負傷から7週間弱となり、伸展が維持できるようになりました。

 

(下記写真参照)

 

 DSC04653.JPG

 

DSC04654.JPG

 

上記写真のように、超音波バスでのリハビリ(機能訓練)後で屈曲が第一関節(DIP関節)15度、第二関節(PIP関節)77度でしたが、これからリハビリ(機能訓練)で伸展を維持しつつ屈曲の可動域制限を改善していきます。

今夜からは毎日の入浴時にもシーネを外し、軽くテーピングを巻いて手を良く温め、リハビリ(機能訓練)をして頂けます。

 

リハビリ(機能訓練)を行う際には屈曲制限を気にして強く握り過ぎないように気を付けましょう。 また握る回数も10~20回程度に留めて、握った後の第一関節(DIP関節)を反る方に重点を置きましょう。

 

経過を観察して第一関節(DIP関節)の伸び具合に変化が無ければ、夜間シーネ以外のテーピング固定を徐々に軽くしていきます。 

患者さんによってはお仕事等で手を強く握ることが多い方もおり、夜になると第一関節(DIP関節)が少し曲ってしまうことが有ります。これは再断裂ではなく癒合した伸筋腱の伸展する力が弱いためです。夜間固定を約8時間すれば朝にはまた真っ直ぐに戻りますので心配は有りません。

 

☞ 第一関節(DIP関節)の屈曲制限の改善に伴い、伸展時にやや屈曲するのを夜間固定で取り戻す、ということの繰り返しで徐々に関節の可動域は改善されていきます。

 

経過は良いので、焦らずにじっくりとリハビリ(機能訓練)をしていくことが大切です。 腱性マレットフィンガーは根気と時間を要しますが、ここまでくれば90%以上の改善が見込めそうです。リハビリ(機能訓練)を頑張っていきましょう。

お大事に。

 

 

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