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院長:佐藤和義
住所:〒247-0056
鎌倉市大船1-23-31 サトウビル1F
TEL:0467-45-6700
アクセス:JR東海道線・横須賀線・根岸線 大船駅東口 徒歩1分
駐車場(有料駐車場40分間サービス券発行)

2016年5月

腱性マレットフィンガーの男性患者さんの経過

2016年05月27日|マレットフィンガー

 4月10日、服を脱ぐ際に左手の中指を引っかけてしまい負傷され、4月12日に整形外科を受診された60代の男性患者さんが4月18日より来院されております。

前医では腱性マレットフィンガーは治らない疾患と説明されてしまい、2~3週間後に再来院するように促すされたそうです。

今日で負傷から7週間弱となり、伸展が維持できるようになりました。

 

(下記写真参照)

 

 DSC04653.JPG

 

DSC04654.JPG

 

上記写真のように、超音波バスでのリハビリ(機能訓練)後で屈曲が第一関節(DIP関節)15度、第二関節(PIP関節)77度でしたが、これからリハビリ(機能訓練)で伸展を維持しつつ屈曲の可動域制限を改善していきます。

今夜からは毎日の入浴時にもシーネを外し、軽くテーピングを巻いて手を良く温め、リハビリ(機能訓練)をして頂けます。

 

リハビリ(機能訓練)を行う際には屈曲制限を気にして強く握り過ぎないように気を付けましょう。 また握る回数も10~20回程度に留めて、握った後の第一関節(DIP関節)を反る方に重点を置きましょう。

 

経過を観察して第一関節(DIP関節)の伸び具合に変化が無ければ、夜間シーネ以外のテーピング固定を徐々に軽くしていきます。 

患者さんによってはお仕事等で手を強く握ることが多い方もおり、夜になると第一関節(DIP関節)が少し曲ってしまうことが有ります。これは再断裂ではなく癒合した伸筋腱の伸展する力が弱いためです。夜間固定を約8時間すれば朝にはまた真っ直ぐに戻りますので心配は有りません。

 

☞ 第一関節(DIP関節)の屈曲制限の改善に伴い、伸展時にやや屈曲するのを夜間固定で取り戻す、ということの繰り返しで徐々に関節の可動域は改善されていきます。

 

経過は良いので、焦らずにじっくりとリハビリ(機能訓練)をしていくことが大切です。 腱性マレットフィンガーは根気と時間を要しますが、ここまでくれば90%以上の改善が見込めそうです。リハビリ(機能訓練)を頑張っていきましょう。

お大事に。

 

 

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3才の女の子が昼休みに小児肘内障で来院

2016年05月09日|小児肘内障

今日の午後の2時ごろの昼食後に仮眠を取っていると接骨院の電話が鳴りました。3才の女の子のお母さんからで、朝10時30分ごろに公園で娘さんと追いかけっこをしながら滑り台で遊んでいると、娘さんが滑り台を滑った後に様子が変なので、駆け寄って抱き上げると泣き出してしまったそうです。それから、左腕を痛がり使わなくなったため、骨折でもしていないかと心配になり電話を頂きました。

転倒はしていないとのことでしたので、骨折よりも肘の脱臼(小児肘内障)の可能性が有ることをお伝えして、来院頂くことにしました。

 

午前中にお電話を頂いていた、急性腰痛(ぎっくり腰)の男性患者さんと午後2時30分に約束をしていたので、その患者さんを拝見してベッドで通電治療をしていると、間もなく3才の女の子がお母さんに抱っこされて来ました。

滑り台での様子を詳しくお聞きしたところ、お母さんは現場を見てはいなかったのですが、娘さんが滑り台の途中で右側に身体が向いて滑ってしまい、転倒や落下は全くしていないとのことでした。

そうすると、滑り台の端を両手で持っていて、右側に身体が向いてしまったために掴んでいた左手が引っ張られてしまい、左肘の脱臼(小児肘内障)に至ったのではないかとお母さんに説明しました。また、今回が初めての脱臼(小児肘内障)ということだったので、肘の脱臼(小児肘内障)文献の絵や肘関節の模型で説明しました。娘さんの両方の肘関節周囲の腫脹や圧痛、熱感等を比べ、橈骨遠位端部の圧痛、腫脹等も触察して、骨折は無く問題がないので左肘の脱臼(小児肘内障) の整復動作を肘関節を屈曲後、前腕を回外してすぐに整復音が触知出来ました。

 

お母さんに脱臼後は再脱臼し易いことや手首を持たずに上腕部を持てば肘の脱臼は起きないこと等の注意事項を説明して、3才から5才ぐらいまでは再脱臼しないように気を付けて頂くようにお願いしました。

また、脱臼しないように気を付けて下さいね。お大事に。

 

 

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祭日に3才の男の子が小児肘内障で来院

2016年05月03日|小児肘内障

5月3日の祭日の今日は東京の多磨霊園へ父のお墓参りに行く途中、電車の中で携帯に電話を受信しました。マナーモードでしたが気づいて電車内では出られないため、そのまま切れるのを待ちました。恐らく急患だと思い携帯の電話番号を登録して、ショートメールで連絡をしました。するとすぐに返信が有り、以前急患で小児肘内障で2回来院歴のある男の子が、また肘を脱臼(小児肘内障)してしまったそうで診て欲しいとの、お母さんからの連絡でした。

 

これから、お墓参りをして昼食後に帰宅したら夕方になってしまうため「取り敢えず救急病院で整形外科の先生が担当医の病院に問い合わせて頂いて、明らかに小児肘内障なら、帰宅後に拝見しても大丈夫です」と返信すると外出先からの帰りのようで、息子さんも痛がってはいない様子なため夕方に見て頂きたいとの返信でした。

それで、帰りに大船の到着時間をメールして、接骨院で待ち合わせすることになりました。

  

東京駅から東海道線に乗ると車内で3時59分に大船に着くとわかり「4時過ぎには大船に到着します」とメールをして「その頃に接骨院へ伺います」との返信を頂きました。

大船駅に着き足早に接骨院へ向かうと、すでに接骨院の前に患者さんご家族は待っていました。挨拶も早々にカギを開けて待合室へ入ってもらい、奥様には初診申込み用紙に記入をお願いして、ご主人には抱っこをしている息子さんと治療室に入って頂きました。

 

パソコンの傷病履歴では、昨年の3月と4月の2才の時に左肘の脱臼(小児肘内障)で来院されていて、それより以前に1回だけ左肘の脱臼(小児肘内障)で別の接骨院で診て頂いていましたので、全て左肘で今回が4回目になりました。

負傷原因をお聞きすると、出先の駅の改札の手前で、お母さんが右手を繋ぎお父さんが左手を繋いでいて、前へ進もうと手を引いた際にお父さんの引く力の方が強く、左肘を脱臼(小児肘内障)してしまった様子でした。

そんな問診のやり取りを聞きつつ、息子さんが急に「僕ここに来たことあるよ」と言いました。

「しゃべれるようになったんですね」とお父さんに言うと、もう3才になり4月から幼稚園の年少さんになったそうで男の子の成長にとても驚きました。

少し元気が無いなように思っていたのですが、幼稚園に通うようになりすぐに風邪をうつされてしまい、治ってまた風邪をうつされての病み上がりとのことでした。

 

いつものアンパンマンの音の出るおもちゃであやそうとすると、お父さんから「今は妖怪ウォッチに興味があるんです」と言われてしまいました。それでもアンパンマンに興味が無いわけでもなく、手で触れてはいるので、時間が経ち抵抗する様子もなかったため、整復操作を肘関節屈曲、前腕回外で行いました。するとすぐに整復音と共に整復されました。

やっぱり泣かれてしまいましたが、ティッシュペーパーで涙を拭いてあげてしばらくすると泣き止んでくれました。

来院した時には床にダラーンとしていた左腕でしたが肘も曲がり、涙を拭いたティッシュペーパーを左手に持たせてあげると手も使うようになりました。再脱臼しないように気を付けて頂くようにお願いして治療を終えました。お大事にね。

 

近日中に小さな子供さん用に妖怪ウォッチのおもちゃを購入しないといけないなと思いました。

 

 

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