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マレットフィンガー

右手薬指の腱性マレットフィンガーの40代男性の経過

2016年03月18日|マレットフィンガー

現在、当院には腱性マレットフィンガーの患者さんが多数来院されております。

来院時には固定を取り洗面所で手を洗って頂き、手指を清潔に保って、特殊なテーピングでDIP関節を固定し、伸展位を保持したまま超音波バスでの物理療法を行っております。(下記の写真参照)

ご自宅での入浴の際には、固定を取らずにサランラップやビニール手袋を使用して濡らさぬようにお願いしております。

 

DSC02929.JPG

 

バスケットボールの試合中に右手薬指の腱性マレットフィンガーを受傷された40代の男性が3月12日 (土)で受傷から6週間となり、第一関節(DIP関節)の伸展の維持が可能となったため固定を取っての入浴を許可しました。

 

【下記の写真が受傷された翌日の来院時の状態です】

 

DSC04363.JPG

 

【下記の写真が受傷後6週間で伸展の維持が可能となった状態です】

 

DSC04483.JPG

 

 下記の写真が受傷後6週間での屈曲の状態です】

 

DSC04484.JPG

 

 当然6週間もの期間、伸展位固定をしていたのですから、曲がりにくいのは当然です。ここで注意しなければならないのが、曲がらなくなってしまったと慌てないことです。

 

※この日から入浴の際に指の屈伸運動をして頂くのですが、湯の中で充分に温めてから、ゆっくりと10回から20回程度行っていただきます。第一関節を伸ばす際にはやや反らすように行い、曲げる際には軽く握る程度にします。初めのうちはそれくらいで充分です。入浴後は少し第一関節(DIP関節)が屈曲しますが、入浴以外はシーネ固定を継続します。固定をすればまた第一関節(DIP関節)は真っ直ぐになります。

 

【下記の写真が3月18日(金)6週間と6日目の状態です】

 

 DSC04499.JPG

 

入浴時に固定を取り屈伸運動をされただけですが、6日間で可なり屈曲制限が改善しております。

 

 DSC04498.JPG

 

伸展も超音波バスでの屈伸運動後ですが安定しております。健側よりもわずかに屈曲しておりますが、これは屈伸運動をした後だからです。固定を取ってすぐの状態では健側と同じように真っ直ぐになっております。この患者さんは入浴以外の時間は、シーネで反るように(やや過伸展位)固定を継続して頂いております。8週目から日中は伸縮テーピング固定として、夜間はシーネ固定にする予定です。

 

受傷された翌日より治療を開始出来ましたのと、40代前半の年齢等の要因も有り経過は良好です。バスケットボールの練習は、もう少し辛抱して下さい。宜しくお願い致します。

 

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