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腰痛

急性腰痛(ギックリ腰)の患者さんが急患で来院

2015年09月14日|腰痛

今朝はシルバーウィークに行われる、敬身会(東京・静岡・新潟・京都の有志の柔道整復師による勉強会)で発表する資料をパソコンでまとめていました。

お昼からは東京で開催される柔整アスレチック研究会・日本柔道整復接骨医学会 整復治療手技固定分科会に出席するため、11時過ぎの大船駅発の電車に乗る予定でした。

 

遅めで軽い朝食を食べていると接骨院の電話が鳴り、受話器をとると50代の女性の方からの急患の電話でした。

2日前の金曜日にスポーツクラブでストレッチをしていた際に腰を痛め、それからは前屈位姿勢で身体が伸ばせず、なかなか良くならないとのこと。

コルセットはお持ちとのことだったので、それをしっかり締めて来院下さるようにお伝えして外掛ける準備をしました。

接骨院に降りると間もなく患者さんが車で到着されました。

コルセットを着けているにも拘らず、40度ぐらいの前屈位姿勢で車から降りてこられる様子は痛々しく思えました。

 

初診申込み用紙にご記入いただきながら、受傷の際の様子を詳細にお聞きしました。

数日前のスポーツクラブに行かれた際に、長座で下肢後面のストレッチをされた時に左腰に痛みが走り受傷され、それから2日過ぎても変化が無く、前屈位姿勢のまま家事等がお辛い様子でした。

 

治療室のベッドに横向きで寝て頂き、腰を触診すると腰部の筋肉が硬くパンパンに張っていて、特に左腰部はまるで板のようでした。お話では最近はとても忙しく無理をされていたとのことでした。

腰部の硬くなった筋肉の緊張を緩めるため、電気治療を左腰部中心に行いながら遠赤外線の温熱療法を施行。電気治療が終わったら、左腰部にアイシングを施しました。☞温冷交代療法

その後、特別な伸縮テーピングとお持ちのコルセットでしっかり固定をしました。

マッサージ等の手技療法は一切行いませんでした。

帰りには前屈の角度が20度ぐらいになり大変楽になられたと喜んでおられました。日曜日から毎日通院されて、2日後には長時間の運転も可能だったとのご報告を受け、通院4日目には真っ直ぐに立って歩けるようになられました。

ちなみに、アイシングは初日しかしておりません。筋の緊張状態を触診で確認して2日目からは温熱療法とし、4日目から軽めのマッサージを加えました。

 

※ 数年前に同様の症状の急性腰痛(ギックリ腰)の中年男性の患者さんが来院されたことが有ります。その患者さんは前日に物を拾おうとして腰をギクッとされて、歩くのがやっとでした。同日、近くの整骨院に行かれて、かえって痛みが増してしまったと翌日に来院されました。どんな治療を受けられたのかをお聞きしましたところ、電気をかけ温めた後、長くマッサージをされたとのことでした。

 

急性期のマッサージは禁忌です。腰の筋肉の炎症が増大したと考えます。

 

この患者さんは腰に熱感(炎症)の症状が出ていましたので、弱めの電気治療とアイシングを施行後、晒(さらし)包帯固定を致しました。帰りには歩くのが楽になられて前屈の角度が改善して数日後には普通に歩けるようになられました。

 

急性腰痛(ギックリ腰)は整形外科領域において、2週間で急性期の痛みはほぼ消失し、6週間で自然治癒すると言われております。つまり、何も治療を施さなくても自然治癒すると言われているのです。

 

このことは全ての急性腰痛患者さんには当てはまらないとは思います。しかし、急性期の強い痛みで歩くのもやっとでしたら、病院や接骨院には行かずに取り敢えず1~2日は自宅で安静にして様子を見て頂いた方が宜しいと思います。どうしても仕事を休めない事情が有る方は別として、ご自身で動ける範囲で徐々に動いていき、回復の状態をみてから受診される方が得策です。

 

急性腰痛(ギックリ)の痛みは激痛ではありますが、必ず痛みは緩和していきます。ただ、あまり安静にし過ぎますと筋力が低下して、慢性腰痛に移行してしまうことが有りますので、ご注意ください。

 

急性腰痛ギックリの場合には就寝姿勢がとても大事です。横向きでは胎児肢位をとり、上向きなら膝の裏にクッションなどを当てて、膝がある程度曲がる姿勢をとってください。腰の筋肉が弛緩して痛みが和らぐのが解ります。

 

また入浴は痛みが落ち着けば構いませんが、全くかがめないような状態でしたら無理には入浴せず立ったままシャワーを浴びて汗を流す程度で我慢しましょう。

 

☞入浴の際にかがんだり、低い風呂場の椅子から立つときには再受傷をする危険性が有ります。日本人にはお風呂好きの方が多いと思います。入浴には温熱効果やリラックス効果等々の治療効果が期待出来ますし腰痛が緩和します。しかし、急性期の炎症が強い時期は入浴をすれば痛みは増してしまいます。

 

 

かなり以前のエピソードですが、大学院生がキャンパス内の階段を急いで駆け下りていて、バランスを崩し少し腰を捻ってしまいました。それ程の痛みでもなかったため、講義を受けてから電車で自宅に帰宅しました。多少痛みが有ったため、腰痛には入浴して腰を温めた方が良いと思い、すぐにお風呂に入り長湯をしました。

すると、お風呂から出たらまともに歩けなくなってしまいました。

 

腰の筋肉の炎症が増大したと考えられます。

 

一晩寝て翌朝には、ベッドから起きることも立ち上がることさえも出来なくなってしまいました。

その日の午前中にお母様から電話で往診の依頼が有りました。昼休みにお宅まで伺うと患者さんはトイレにも行けずに困っており、先ずはお父様と私とで肩を貸してトイレまでお連れしました。用足しが終わると、また肩を貸してベッドまでお連れして、携帯用の電気治療器の後にアイシングをして晒包帯固定を施しました。

数日は往診をしましたが、間もなく通院が可能となり、1か月ほどで自発痛が消退して治癒しました。

 

急性腰痛(ギックリ腰)は以前から比べますとエビデンス(科学的根拠)のデータが揃ってはきましたが、急性、慢性を問わず腰痛全般では原因不明なことが多くを占めていると言われております。

 

腰痛は脳との関わり合い等も解ってはきております。しかし、何よりも現代人は便利になり昔に比べて日常生活上で運動量が減ってしまったため、腰痛になりやすくなったのではないでしょうか。

 

最近の患者さんの傾向として、柔軟性や筋力の低下から姿勢の維持が困難になり腰痛を来たす小学生や中学生、高校生がとても増加しております。お子さんに付き添われて来院される親御さんのほとんどの方がお子さんの姿勢の悪さを嘆いておられます。

もちろん中高年の方でも運動不足の方を多く見受けます。

私も申し訳ないのですがその一人です。

 

腰痛は二足歩行になった人間の宿命などとも言われますが、一生腰痛を患わない人が居るのも事実です。

腰痛の患者さんにはエビデンス(科学的根拠)に基ずく適切な情報提供が大切だと思っております。そして、きちんと頭でご自身の腰痛の原因を理解した上で日常生活上の悪い習慣や癖を改めて、対処していくべきだと思います。

 

私は職業病と諦めて20年以上腰痛と付き合っております。もうすぐ50才になるので、最近では柔軟性と筋力の低下が著しいと思い、本当に危機感を感じております。

入浴後に柔軟運動を行い、外出時にはエスカレーターやエレベーターを使わないようにはしておりますが、それでも運動不足は否めません。

毎年1パーセントずつ筋力は必然的に低下をしていると言われております。

特別にスポーツで体を鍛える機会がなくとも、ラジオ体操をしたり、毎日コツコツと歩くことでも、何もしないよりはましだと思います。

 

腰痛でお悩みの皆さん、お互い腰痛の改善に努めて行きましょう。

 

 

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☎0467-45-6700

 

 

 

 

 


 
 
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