2012年03月25日|脱臼
3月25日(日)はAM11時から東京で柔整アスレチック研究会及び日本柔道接骨医学会整復治療手技分科会合同研究会があり参加した。
肩関節周囲の外傷・障害について、肩鎖関節脱臼の治療法について、肩関節脱臼、上腕骨頸部骨折、鎖骨骨折、手の舟状骨骨折の保存療法、アキレス腱断裂の保存療法等盛り沢山の充実した内容であった。
そんな研究会が終わりに近づいた時に、妻より急患のメールがあり、急患の患者さんはママさんバレーで指を痛めたとのこと。研究会が終わり駅から患者さんに電話をすると指はかなり腫れている様子で、アイシングをして待って頂いた。接骨院に着くと患者さんは先に着いており妻が受付を済ませてくれていた。受傷状況を聞くとアンダーでレシーブの際に、床に人差し指を強く突いてしまったらしい。
それで、指があらぬ方向に向いているので(⇒PIP関節の背側脱臼)ご自分で整復したようである。指を拝見すると1.5倍程に腫れていて、PIP関節は屈曲がわずかにしか出来ない状況であった。冷却をしてからシーネ固定を施し、中節骨掌側の剥離骨折の疑いがあったため、翌日総合病院の整形外科にご紹介した。
診察の結果幸い骨折はみられなかった。しかし、PIP関節の側副靱帯損傷と屈筋腱損傷が強く治療日数はかなり掛かりそうである。出来うる限り早く治してバレーボールに早く復帰させてあげたいものである。
2012年03月24日|膝関節捻挫
3月24日(土)は中学時代の同級生と中学一年の時に交通事故で亡くなった友人のお墓参りに行き、同窓会を自宅近くの居酒屋「海福」で行っていた。担任の先生にも来て頂いて、ビールで乾杯をして少しすると、妻からメールで「急患なので、お酒は飲まずに待機するように」とのこと。
電話をすると患者さんは、お母さんの運転で小田原から車で帰るところで西湘バイパスをのったところらしく、約1時間ぐらいかかるらしい。少しだけビールを飲んでしまったがソフトドリンクのゆずスカッシュを飲んで患者さんが来るのを待った。
1時間も待たないうちに、妻から患者さんが着いたとのメールが届き、小走りで治療室に向かった。患者さんは、バレーボール部のセッターをしている高校生で、膝と足首の甲のショパール関節をバレーボールで痛めていた。控えのセッターが居ないため練習は休めないらしい。症状はそこまで重症ではなかったので、サポーターやテーピングで練習をすることは可能と伝えアイシングをして、固定処置を施して治療を終えた。
治療を終え、足早に同窓会をしている居酒屋「海福」に戻った。戻ってみると、私が20分程抜けていた事など忘れていたかのように皆お酒もまわり盛り上がっていた。昔話に花が咲き、美味しい料理に満足して、お酒もすすみかなり飲んでしまいました。接客も良く、料理はかなりのボリュームで料金もリーズナブルです。
寿司居酒屋「海福」おすすめ
二次会、三次会とはしごしましたが、三次会はお茶で酔いを醒ましてカラオケ中村雅俊の昔の歌を熱唱し、楽しいひと時を過ごしました。
急患の患者さんのお母様にはとても申し訳なさそうに言われましたが、急なお怪我は致し方のないことなので、遠慮せずにご連絡ください。
2012年03月20日|足関節捻挫
3月18日(日)家族で湘南モールに買い物に行き、夕方の帰りに駐車場の混雑に立ち往生していたところ、娘の同級生のお母さんから妻の携帯にメールがあった。
息子さんがサッカーで右足首を捻挫してかなり腫れているとのこと。ちょうど帰り際なので迎えに行き、鎌倉の実家に行く予定だったので、治療が終わったら送ってあげる約束をして、迎えに行った。
到着してから携帯で連絡をすると、中学生のお兄ちゃんにおんぶをされて娘の同級生は歩けない様子だった。治療室に着いてから患部を診ると、かなりの腫れで、前距腓靱帯の損傷が強く、骨端線にも限局性圧痛が認められ、アイシングを長めにして、整復固定を施した。
来院時は全く足が着けなかったが、帰りには足が着けるようになり、念のため一本杖を貸し出した。
しばらくサッカーが出来なくて可哀想ですが、春休みの時期で、良かったように思います。新学期になれば体育もあるので、頑張って早く治しましょう。
2012年03月02日|腰痛
先日の東京マラソンに、通院中の患者さんが出場し無事完走された。1か月ほど前より通院されていたが、マラソン練習の走り込みで、左腰部の疲労の蓄積から左膝内側の伏在神経痛症状を起こし、腰部の筋緊張を取り除く治療を施した。
幸いマラソン中には痛みも出ず自己ベストを更新されたそうで、マラソン前夜から当日の様子を詳細に記された報告文を頂いた。
マラソン等で長距離を走ると膝そのものに炎症が起きて膝が腫れたり、側副靱帯に痛みを来たすことはあります。しかし、膝の裏に痛みが出たり、膝の内側に痛みが出たりするケースで、走り始めには痛みが無く数キロ走ると痛みだし、スローダウンするか、走るのをやめると痛みが軽減するような場合には、腰が原因の場合が多々あります。
整形外科に行き、膝のレントゲン写真を撮っても異常が無く、湿布と投薬をしても痛みが取れない。大会は近くトレーニングは続けたいが、走ると痛みが出てしまう。このような場合には、⇒坐骨神経痛や伏在神経痛が考えられますので、お電話で御相談下さい。