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院長:佐藤和義
住所:〒247-0056
鎌倉市大船1-23-31 サトウビル1F
TEL:0467-45-6700
アクセス:JR東海道線・横須賀線・根岸線 大船駅東口 徒歩1分
駐車場(有料駐車場40分間サービス券発行)

2015年5月

埼玉から来院下さった腱性マレットフィンガーの男性患者さんが完治

2015年05月30日|マレットフィンガー

2月11日に着替えの際、ズボンに左手の中指を引っかけて負傷され、左手第3指の腱性マレットフィンガーとなり、2月14日から埼玉より通院下さった男性(40代)が5月30日で完治されました。

 

【負傷から15週間と4日間(109日間)通院は14日でした】

 

 ☞下記の写真は5月30日の来院時の外観です。

 

  DSC03425.JPG

 

 DSC03426.JPG

  

 DSC03427.JPG

 

写真では多少の腱の肥厚は残存しておりますが、伸展時の第一関節は真っ直ぐに伸び、屈曲も完全に出来るようになられました。屈曲の際に少しだけ違和感は有るそうですが、経過も良く、関節可動域の制限も無くなり5月30日で治癒と致しました。

 

片道1時間半以上掛けて通って下さったのですが、ご実家が大船に近かったので、通院もあまり苦にはならなかったそうです。また、お怪我をされないように気を付けてお過ごしください。

 

腱性マレットフィンガーは指の関節の柔軟性(関節可動域)が正常で、過去に指の既往症(骨折や靭帯損傷、変形性関節症等)が無く、受傷から1か月以内の来院であれば関節可動域(伸展および屈曲)の80%以上は改善が可能な疾患であると考えます。例え、他医にて「腱の癒合が不充分でもう治らない」「腱が上手く着かなかったね」と言われてしまった陳旧症例(2ヶ月~3ヶ月以上経過された症例)であっても、日常生活上に支障のない程度の改善は見込めますので遠慮なくご相談ください。

 

 

大船駅東口徒歩1分

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☎0467-45-6700

 

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最近来院された腱性マレットフィンガーの患者さんの2症例の経過

2015年05月15日|マレットフィンガー

 先週の5月8日に腱性マレットフィンガーの女性が静岡から来院下さいました。アルフェンスシーネを第二関節(PIP関節)屈曲位、第一関節(DIP関節)過伸展位で伸縮性テーピングを使って固定されていたようなのですが、来院時はその固定が完全に前方へずれていて、第一関節(DIP関節)が屈曲位になっておりました。

 

☞本来、腱性マレットフィンガーの固定では第二関節(PIP関節)屈曲位、第一関節(DIP関節)過伸展位を約2週間するのが理想です。しかし、固定を維持するのがとても難しく、患者さんも日常生活上使い辛くて好まれない傾向です。当院では第一関節(DIP関節)のみをやや過伸展位で固定しております。】

 

患者さんからこれまでの経過をお聞きすると受傷後すぐの4月末から近隣の整形外科に行かれ、3回通院されたそうなのですが、はじめから固定がきつかったそうです。最後の5月7日に医師がアルフェンスシーネを伸縮性テーピングで固定した際にいつも以上に圧迫されてきつく感じ、その上から看護師さんに仕上げにもう1周伸縮性テーピングをされ、看護師さんから「きつくはないですか」と聞かれたので「少しきついです」と患者さんが答えると「少しきつくないとずれてダメなんですよ」と言われて固定を終えて帰宅されたそうです。すると段々と指先の感覚が無くなってきて痛みも伴っててしまい、眠れないので伸縮性テーピングを緩めて巻き直されたとのこと。

来院時も小指にあまり感覚がないと言われ感覚鈍麻が残っておりました。また伸縮性テーピングの圧迫で褥瘡のような水包形成も出来てしまい、とてもお気の毒な状態でした。

水包を破らずにケアリーブで保護して、プラスチックシーネを患者さんの小指に合うように形成し、第一関節(DIP関節)のみをやや過伸展位にて固定を致しました。

5月14日に来院下さり幸い指先の感覚は戻り水泡も良くなっておりました。

☞下記の写真参照。

 

DSC03365.JPG

 

DSC03366.JPG

 

利き手でとても不自由かとは思いますが、痛みも感覚麻痺も無くなり良かったです。皮膚管理も含めて対応しますのでお大事になさって下さい。

 

また、患者さんからリクエストを頂いたので、4月28日より東京からお越しの左手第3指の腱性マレットフィンガーの男性患者さんについて、経過報告を致します。受傷日は3月28日で受傷から2日後に整形外科を受診され装具をされていたのですが、身長が188センチあり指も長く、装具が短くて指に合ってはおらず固定が不安定な状態でした。職業は音楽制作業でギターを弾かれるため、とてもお困りで来院されました。

私も中学2年生からアコースティックギターを弾いていたこともあり(今は全く弾いてはおりませんが)他人事とは思えませんでした。担当医の説明が不十分でちゃんと固定を始められたのは4月4日とのことで、受傷後すぐには固定をしたまま他の指で少しギター演奏をされていたそうです。

お仕事でギターを演奏されるとなると私も責任が重大であると感じながら、ある程度充分な固定を始められた4月4日からの6~8週間を終日の固定期間と設定しました。

5月15日来院時でちょうど6週間となり、固定を外しても第一関節(DIP関節)の伸展の状態がキープ出来ました。☞下記の写真参照

 

DSC03368.JPG

 

今日からは固定を外して入浴をして頂き、少しずつ屈伸の機能訓練をして頂きます。また、少しずつ昼間にシーネ固定を外して伸縮性テーピング固定としていき、伸展力がつくまでは夜間固定を継続して頂きます。経過は宜しいと思います。

お大事になさって下さい。

 

 

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新患で来院されますマレットフィンガーの患者さんへのお願い

2015年05月11日|マレットフィンガー

4月末から5月に入り腱性マレットフィンガーの患者さんが新患で5名以上来院され、現在10名以上の方が通院中です。

現在通院中の方は静岡、東京、埼玉の県外や市外の患者さんがとても多くわざわざ遠方より来院頂いております。

急性期のマレットフィンガーの患者さんでは初回の治療は、固定処置にはそれ程の時間が掛からないので事前に「予約なしで来院頂いても結構です」とブログに書いたのですが、問診の時間を充分にとり、今後の詳細な治療計画をご説明したいと思いますので、事前に来院される日時を電話かメールでお知らせ頂くと有難いです。その際には受傷年月日、受傷の原因、年齢等をお知らせ頂ければ幸いです。

 

また、マレットフィンガーの患者さんには週に1~3日の通院をお願いしておりますが、当院では受傷の数日後より超音波バスでの温熱療法を施行しております。この治療は10分間行うのですが、マレットフィンガーの患者さんだけではなく、別の怪我の手首や指の骨折・捻挫等の患者さんもおりますので同一の時間帯に患者さんが集中してしまいますとお待たせしてしまうことになります。

そのため、現在通院中の患者さんの来院日と時間をおおよそ把握しておりますので、新患で来院される患者さんと重ならないように調整したいと考えております。ある程度の来院される時間帯を教えて頂きますと待ち時間を減らせて、患者さんにもご迷惑を掛けずに済むと思いますので、ご協力の程、宜しくお願い致します。

 

 

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バスケットボールで左膝を負傷した20才男性が急患で来院

2015年05月08日|膝関節捻挫

今日は午後の始まりは空いていたが終わりごろに患者さんが集中して、午後の診療を終えたのは20時を過ぎていた。自宅の4階に帰り入浴の準備をしていたところ、20時30分過ぎに接骨院の電話が鳴った。

 

毎週金曜日に一般開放で中学校の体育館を借りてバスケットボールをしているクラブチームの代表の方からの電話だった。「今バスケで足を捻ったメンバーがいるからこれから診てくれますか?」とのこと。すぐに来院下さるようにお伝えして、1階の接骨院に降りて待っていると間もなく車でお二人が到着された。

先に代表の方がナンバーリングを着たまま待合室に入られて、後から患者さんである若い男性が特に足を引きずる様子もなく入って来られた。

 

私は電話の様子で足首の捻挫かと思っていたのだが、負傷原因を聞くと左足を軸にして右側の味方にパスをする時に左膝を強く捻った様子だった。2か月前にも左膝を捻挫して整形外科で内側側副靭帯の損傷と診断され、脚の付け根から足首までギプス固定をされてしまったそうで、仕事にならないため1日で取ってしまいその整形外科には1度しか行かなかったとのこと。

 

半年以上前に右膝もバスケットボールで負傷されていて、整形外科で内側側副靭帯損傷(部分断裂)の診断を受け、MRI検査もされていて現在は治っていて特に支障はないとのこと。

自発痛はあまり無いそうだが、左右の膝を比べてみると右膝よりも左膝の方が明らかに腫れており、膝蓋跳動を認めた。2か月前に捻挫をされてからバスケの時にはサポーターはされていたようだが、治ってはおらず無理をしてバスケをされていた様子だった。また、アイシングもされていたそうだが、2か月前からの腫れが残っているようで、新鮮な腫れではないのが推察された。

左右の側方動揺テストでは右膝は殆ど陰性であったが、左膝は右膝よりもやや側方動揺を認めた。☞内側側副靭帯損傷を示唆する外反ストレステスト陽性

内側側副靭帯損傷がまだ治らないうちに再受傷されたものであろうと思い、左右の膝の可動域制限を確認すると左膝は屈曲も伸展も右膝ほど充分には出来ず、可動域制限を認めた。

 

念のため、前方引き出し徴候のテストをすると左膝は明らかに陽性で前十字靭帯の損傷(断裂)が疑われることを患者さんにお伝えした。バスケのご友人にも前十字靭帯を断裂した方が何人かいるとのことで、お仕事がフォークリフトの運転や運搬作業ということなので、可なり仕事にも支障を来たすため、暫くはバスケが出来ないことをお伝えした。

 

アイシングをやや長めにしてテーピングと包帯固定を施し、地元の方ではなかったので仕事場かご自宅の近くの整形外科でMRI検査を含めた診察を受けるようお伝えして治療を終えた。

 

私もバスケを中学1年から約15年以上プレーしていたが、25才頃に母校の大船中学の体育館でクラブチームの練習中にレイアップシュートの二歩目の踏み切りの際に左足でディフェンスの足を踏んでしまい、左足首の重篤な捻挫(靭帯損傷)をしたことがある。それからはバスケのプレーの際には左足首に錦織圭選手がしているようなアンクルサポーターかテーピングが必要になった。

その翌年には友人の鎌倉高校のOBチームの練習に参加していて、ストップターンの際に右膝の内側半月板がロッキングしてしまい、自然にロッキングは解除されたのだが、この右膝関節の内側半月板損傷が回復しても、その後のバスケでは右膝にもサポーターが欠かせなくなってしまった。痛みもなく違和感だけしかないのだが、恐怖心はどうしても残ってしまった。

それからは以前のようなバスケのプレーが出来なくなり、仕事も忙しくなったため徐々にバスケットボールから遠ざかっていった。

 

しかし、仕事が大事とは言え、まだ患者さんは20才ですから治療とリハビリを頑張って、バスケにもぜひ復帰して欲しいと思います。

くれぐれもお大事に。

 

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