2014年08月28日|小児肘内障
今日の午前の診療時間中の11時過ぎに、朝の9時にお母さんに右手首を引っぱられた時に右肘関節脱臼(小児肘内障)を受傷した1才の女の子と、以前も小児肘内障で来院したことのあるお兄ちゃんがお母さんに連れられ来院された。
6月にも 、お兄ちゃんに右手首を引っぱられて小児肘内障となり来院されたので2回目の受傷であった。
私は新患の別の患者さん(右手第4指中節骨剥離骨折後の拘縮症状の女性)の問診中であったため、勤務柔道整復師の杉本に女の子の整復を促した。
少し泣いてはいたが、伸展回外法ですんなり整復されたようで、アンパンマンの音の出るおもちゃとトトロの振動して進むぬいぐるみを出してあやしたものの、泣き止んではいたが反応はいまいちだった。
以前お兄ちゃんも小児肘内障で来院した事が有るが、ここには初めてきたそうで来た事は覚えていないらしい。
二人とも、また脱臼しない様に気を付けて下さいね。
お大事に。
急患応需
大船駅東口より徒歩1分
大船接骨院
2014年08月27日|マレットフィンガー
今朝の10時過ぎに、当院のブログを見て電話をされてきた右手第5指腱性マレットフィンガーの女性の患者さんが11時半ごろに来院された。6月6日に受傷され整形外科にて8週間の装具固定後、第一関節が真っ直ぐになったので固定を除去するよう指示されて、その後に段々と第一関節が曲がってきてしまい痛みも伴った為、通院していた整形外科に再診を求められた。
しかし、担当医は腱性マレットフィンガーはその程度の治り方で仕方がないものだと聞き入れては下さらなかったとのこと。来院時は固定を何もされておらず右手第5指の第一関節は15°~20°は屈曲してしまっていた。もちろん8週間の固定により屈曲制限もかなりあり、患者さんはそのことも心配されていた。
手の外科や指の手術法などで有名な整形外科医師の石黒隆氏の著書の中で、腱性マレットフィンガーは腱の癒合を確認後、伸展力の回復が得られていても数カ月間の夜間固定の必要性を説いている。夜間固定に関しては患者さんの年齢や職種により固定期間が異なるものの、当院でも数週間から数カ月の夜間固定を患者さんにお願いしている。その上で終日手を普段通りに使用しても夜に屈曲していないことを確認し、はじめて夜間固定を除去している。
また、屈曲制限に関しても年齢や職種により異なるが、固定を除去してから機能訓練を入浴時にも施行して頂くと、20代の方なら固定除去後1ヵ月程度で屈曲制限は消退する。年輩者では3~6カ月以上を要する方もいるが、概ね完全屈曲が出来るようになる。他に、受傷後にかなりの期間を放置した陳旧例の場合は、固定後の機能訓練はかなりの期間を要する。
腱性マレットフィンガーは手の指先の第一関節を長期間に渡り固定するため、患者さんにとってはうっとうしく、とても不便な状態が続く疾患ではあります。また、痛みが殆んど無い為に受診が遅れる事も多い疾患です。しかし、固定をしなければ第一関節は変形してしまいます。
出来るだけ早めに来院され、患者さんに合った適切な固定を施行して、固定期間中にも物理療法を施行し、腱の癒合状態を経過観察しながら徐々に固定を外してゆく事が、屈伸制限の改善につながります。陳旧例であっても時間をかければかなりの改善が見込まれますので、ご相談頂ければと思います。
大船駅東口より徒歩1分
大船接骨院 佐藤和義
腱性マレットフィンガーの40代女性の患者さんが来院の続きを読む
2014年08月16日|捻挫
今日は接骨院のリフォーム工事の最終日で、朝の8時から業者の方が来られた。玄関を開けて作業を始めて頂いて、9時半過ぎに接骨院の電話が鳴り、以前も来院された事のある男性が、サーフィンで右足の第3趾を捻挫して来院されることになった。工事の状況を伝えて、11時に来院頂くようにお願いした。そして間もなくまた接骨院の電話が鳴り、12日に5才の娘さんが旅行先で左足首を捻挫して痛みは引いたようなのだが、まだ腫れているので診て欲しいとのこと。10分で来られるとのことで、すぐに来て頂くことにした。
5才の女の子は階段を歩くのは普通であった。お母さんの話では空気で膨らませたトランポリンと滑り台の遊具の中で左足を捻り、受傷当日と翌日は痛がり跛行があったが、その後は跛行はなく痛がってはいない様子。両足首を拝見すると4日前の受傷にしては左足関節の外側部の腓骨周辺が健側に比べかなり腫れていた。前距腓靱帯、脛腓靱帯、踵腓靱帯には圧痛があり、足関節の底・背屈痛も認めた。底・背屈の制限は無かったが距骨の前方亜脱臼は認めたので整復し、アイシング後にテーピング固定を施した。月曜のクラシックバレエはお休みしましょう。お大事に。
そして、10時30分に30分早く来院して頂くようにご連絡して、サーフィンで右足の第3趾を捻挫した男性が来院された。昨日、ウインドサーフィンでストラップに引っかけたようで、第一関節にはかなり内出血があり荷重歩行で趾先を反ると痛むとのこと。
明日は大学生の息子さんにサーフィンを指導したいとのこと。アイシング後にテーピング固定を施して、本来ならばやらないほうが良いのですが、そこまで重症ではないので、あくまでも指導であまりご自身はサーフィンはされないとのことでしたので許可した。テーピングを小分けにしてお渡しし、アイシングをして頂くようにお願いした。
親子でサーフィンというのは湘南地区ならではの楽しみですね。私はサーフィンはしないのですが、カッコイイと思いますね。
実は昨日も突然、急性腰痛(ぎっくり腰)の男性患者さんに来院頂きました。バイクを起こす時に痛めたそうで立っているのも辛いご様子でした。しかしベットも医療機械も使用できない状況でしたので、患者さんにはせっかく来院頂いたのに申し訳なかったのですが、近隣の整骨院に電話で連絡をして治療をお願いしました。患者さんにはお辛いのに別の整骨院まで歩いて行って頂き本当にすみませんでした。整骨院の先生には、お忙しいところ治療をお受け下さり有難うございました。心より感謝申し上げます。
約1週間の慌ただしいリフォーム工事も夜の6時頃には終わり、 照明器具はLEDに交換し、壁のクロスの張り替えとジュウタンとカーテンの交換により治療室がとても明るくなった。明日は大掃除をしなくてはならないが、18日の月曜日から患者さんを綺麗になった治療室にお迎え出来る事をとても嬉しく思っています。
接骨院のリフォーム工事の終了の日に急患の患者さんが2名来院。の続きを読む
2014年08月14日|骨折
8月11日(月)から16日(土)の期間は当院の照明等のリフォーム工事に伴い
長期の夏期休診を頂いている。
工事は順調で15日(土)には概ね終わりそうではあるが、月曜日から毎日
1人は急患の患者さんの電話があり来院されている。
しかし、接骨院は工事中で使用が出来ないため、2階にあるコピー室で
用意しておいたテーピングなどで固定処置をさせて頂いている。
11日はゴルフの練習をし過ぎて60才代の男性が、右アキレス腱炎で来院。
また、フットサルをしている小学3年生の女の子が踵骨骨端炎で来院。
12日はブラスバンド部の女子中学生が左手関節捻挫で来院。
13日は50代の女性が介護の仕事でクライアントをベットから車椅子に
移乗させる際に腰を捻って左下腿部に神経痛症状を訴え来院。
そして今日の14日午後2時過ぎに、以前腰痛で通院歴のある70才代
の女性が雨に濡れた歩道橋の上で足を滑らせ転倒し、右橈骨遠位端部
の骨折をされて、すぐにご主人から電話を頂いた。
明らかに奥さまの右手首は変形していて相当に痛がっておられるご様子。
ご主人もかなり焦っておられるのがわかった。
接骨院が工事中で治療はして差し上げたいが、固定材料も取り出せない
状況なので、近隣の病院の地域連携室に連絡をとりご紹介しようとした
ところ、現在70人待ちとのこと。
患者さんが待合室で固定もせずに何時間も待たされては、痛みに耐えられ
ないと思い、また雨の影響でタクシー会社と電話が繋がらないそうなので、
妻と応急処置の材料を持って自家用車で迎えに行き病院へ送ることにした。
患者さんは大船駅西口側のマンションにお住まいで場所がわかったため、
10分も掛からずに到着した。
患者さんに後部座席に乗って頂き、患部を見ると右橈骨遠位端部骨折
(コーレス骨折)の短縮騎乗変形に伴い尺骨の脱臼も著明であった。
車を路地の左側に停めて、シーネを前腕から肘関節に合わせて成形し、
肘関節と手関節を包帯固定し、骨折部がアイシング出来るように有窓式固定
にした。
自宅からアイスパックを持って来てタオルで包み患部に当ててアイシングを
しながら妻の運転で病院へと向かった。
間もなく病院に到着し、手術の可能性が高い旨をご説明し、待合室で待って
頂くようにお願いして病院を後にした。
帰宅後の午後7時過ぎに先程のご主人から電話を頂いた。
検査等でかなり待たされてしまったようで、今帰られたとのこと。
(約4時間以上が過ぎていた)
担当医師には手術を勧められ、手術が混んでいるため来週の20日に入院し、
翌日の21日が手術で、入院は約1週間の予定とのこと。
手術に抵抗感を持たれていたので、暑い夏のこの時期に長期間の外固定
ではあせもやカブレも大変なので外固定の期間も短い手術をされた方が
宜しいのではないかとご説明した。
また、退院後は当院でのリハビリを希望して下さったので、月末には超音波
バスでの機能訓練等が可能ですので来院頂ければと思います。
くれぐれもお大事になさって下さい。
大船接骨院 佐藤和義
接骨院内の工事に伴う夏期休診中に急患の患者さんが毎日来院の続きを読む
2014年08月13日|アキレス腱断裂
現在、アキレス腱断裂の患者さんが多数来院されており、固定期間中
の患者さんも多く、新患の方の対応が困難な状況です。
また、8月10日(日)~17(日)の照明工事に伴う、夏期休診の
関係も有り、アキレス腱断裂の患者さんの固定期間6~8週間を
考えますと、新患の方の対応は困難な状況です。
夏期休診以降は通院中の患者さんの状況に応じて、ご相談の上
対応が可能になるかもしれません。
大変ご迷惑をお掛けしますがご理解の程、宜しくお願い致します。
尚、他医での固定期間を終えて、リハビリを御希望の患者さんは対応
が可能です。何れにしても、メールか電話で御相談下さい。
大船接骨院 院長 佐藤和義
当院のアキレス腱断裂保存(歩行)療法を希望される患者さんへの続きを読む