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医院案内
院長:佐藤和義
住所:〒247-0056
鎌倉市大船1-23-31 サトウビル1F
TEL:0467-45-6700
アクセス:JR東海道線・横須賀線・根岸線 大船駅東口 徒歩1分
駐車場(有料駐車場40分間サービス券発行)

2013年9月

アキレス腱断裂の保存療法後の患者さんが4人完治

2013年09月27日|アキレス腱断裂

 アキレス腱断裂の患者さんが9名通院中だが、今週に入り4名の患者さんが経過も良く治癒になり、次々と無事卒業していかれた。


9名中部分断裂の患者さんは5名で完全断裂の患者さんは4名。完全断裂の患者さんのうち2名は手術後のリハビリで通院されている。


9名の患者さんは全員が整形外科を受診後に当院に転療されており、松葉杖やギプス固定に耐えられず、当院の歩行(装具)療法で、松葉杖や一本杖を使用せずに治療をしている。

 

保存療法を整形外科で行う場合には、2週間は完全免荷となり、地面には足を着く事が出来ないが、当院では完全断裂でも初日から地面に足を着くことの出来る固定装具を患者さんの下腿部に合わせて作成することで、歩行を可能にしている。

 

ラグビーで受傷されたSさんは、金曜日の治療を終えた最後の日に「インターネットでここに辿り着けて本当に良かった」と言って下さった。わざわざ遠くから週に1度来院して頂き、早く治られ喜んで頂けたので私も本当に嬉しく思った。

 

Sさんは40代後半の男性でアキレス腱の部分断裂で、ギプス固定され通勤の松葉杖が苦痛で当院のホームページを見て、平日の午後の終わり頃に何の連絡も無く来院された。来院時は、 待合室の椅子に座るなり松葉杖を床に置くと言うより、投げ出した感じで待合室で大きな音がしたので何事かと思ったのを覚えている。

 

そんなSさんもアキレス腱の部分断裂だった為、負傷が6月30日、治癒日が9月27日なので3ヶ月かからずに治癒した。歩行もスムーズで浮腫み易い方だったので心配したのだが、また、楽しむ程度のラグビーをして頂ければと思っている。

 

尚、再断裂を気を付けるように言われるが、実際には受傷とは反対の健側のアキレス腱断裂をしないように気を付ける事も重要である。

 

私のバスケットボールの友人や知人では、4人も左・右のアキレス腱断裂している。元のスポーツに戻るのは保存療法で約6ヵ月手術療法で約5ヵ月言われているが、それぞれの患者さんのスポーツ復帰までのトレーニング次第なので、社会人の方で仕事が忙しく週末ぐらいしかトレーニングが出来ない場合は、元のスポーツ復帰は慎重にすべきであると私は考えている。

 

充分にトレーニングを積んだ上での復帰が再断裂や健側の断裂を防ぐので、治癒された患者さんには復帰前に電話で相談されるように促している。

 

また、アキレス腱を断裂された方には、それなりの素因があると私は思っている。もちろんスポーツ特性が一番要因ではあるのだが、ある程度の年齢の方は、コンタクトスポーツでアキレス腱断裂されたのなら、水泳やジョギング、ジム等の他種のスポーツに変えられる事長くスポーツを楽しむために必要な要素ではないかとも考えている。

 

最後に、アキレス腱断裂をされた方の受傷時の特徴としては、以前されていたスポーツをかなり久しぶりにされた場合や定期的にプレーされているスポーツを病気や仕事等で間隔が空いてしまって久しぶりにプレーされた際に、受傷されるケースが多く見られます。

 

また、バレーボールやバスケットボール等のハーフタイムで休憩を取った後に身体が冷えてしまい、アップをせずにプレーを再開してアキレス腱を断裂される方が多いのも、私の臨床経験上言えます。 

 

私の妻も久しぶりのバレーボールで休憩して最後の1ゲームの時に。後輩はバスケの試合の後半のスタートでいきなり。ハーフタイムは疲れて座り込んでいました。一旦は大汗をかいて、休憩をした後に身体が冷え切ってしまったのが原因ではないかと思います。

 

 アキレス腱断裂の予防のために、

準備運動はプレー前だけではなく、途中の休憩後も必ず行いましょう。

 

 

 それでも、アキレス腱を断裂してしまってお困りの方は、  松葉杖を使用せずに、歩行しながら治療いたしますので 事前にご連絡を頂き必ず 予約をされてから来院下さいますよう、宜しくお願い致します。

尚、受傷後間もない患者さんでギプス固定をされている場合には、ギプス除去に加え、固定装具作成と固定処置にかなりの時間を要しますので、電話で御相談の上、予約時間に余裕を持って来院して頂きますのでご了承ください。

また、ギプス固定などで拘縮症状足関節の可動域制限を生じてしまった方のリハビリも行っておりますので、電話で御相談下さい。

 

 

 

大船駅東口より徒歩1分

 

☎0467-45-6700

 

大船接骨院 院長 佐藤 和義

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小児肘内障の10ヶ月の患者さんが来院

2013年09月26日|小児肘内障

 今日の午後の診療時間中、以前に何度か小児肘内障で来院したことのある女の子とご両親が来院された。

 

お父さんは小さな赤ちゃんを抱っこしていて、また娘さんが肘を脱臼されたのかと思い挨拶をすると「今度はこの娘なんです」と10ヶ月の娘さんを抱きながら説明をして下さった。

 

娘さんの様子を伺うと寝返りを打った際に脱臼したようで、急に左手を使わなくなり、はいはいをしなくなったとのこと。また、まだ立つ事は出来ないので、転倒はしていないとのこと。

 

私と目が合っただけで泣きだしてしまったが、お父さんに左手が前側になるように協力して頂き、無事に整復音を触知し整復終了。帰りには少し泣き止んでいたかな。またお姉ちゃんのように脱臼を繰り返さないようにね。

久しぶりの0歳児の小児肘内障でした。お大事に。

 

大船駅東口より徒歩1分

 

急患応需 0467-45-6700

 

大船接骨院 院長 佐藤和義

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小児肘内障の患者さん(2度目の受傷)

2013年09月11日|小児肘内障

 911日午前11時過ぎに2歳の娘さんのお母さんから電話が有り娘さんが肘を脱臼したようなのでこれから診て欲しいとの事。

 

間もなく娘さんを連れてお母さんが来院された。脱臼した後は泣いていたそうだが、来院時は泣きやんでいた。笑顔のかわいい女の子である。

 

既往歴を見ると今年の2月に同じ右肘の脱臼で来院されていた。私も年のせいか、2月に来院された時の女の子の記憶が曖昧で、お母さんから、「前回は主人が連れてきました」と言われて、2月の事を少しずつ思い出した。

 

その時はお父さんに抱かれて来院されて、受傷原因はお爺さんがお孫さんの右手を引っぱり脱臼されたのであった。

 

今回の受傷原因をお聞きすると、自宅で娘さんがお母さんの背中に乗ってきたため、床に落とさないようにゆっくりと降ろしていたら、最後に右手首を握って引っぱってしまったとのこと。

 

引っぱった時には右肘で音がしたとのこと。アンパンマンのおもちゃやプーさんのぬいぐるみで気を引きながら右肘の脱臼を整復したら、少しの間泣かれましたが、お母さんに小児肘内障について説明しているうちに、受傷した右手を使ってアンパンマンのおもちゃで遊んでいました。

 

上の娘さんは過去に5回以上脱臼されたそうで、今は5年生になり脱臼はしなくなりましたが、幼稚園の年少ぐらいまで脱臼していたと話して下さいました。

 

小児肘内障は、大人の肘関節の脱臼とは異なります。橈骨頭にある輪状靱帯の亜脱臼です。整復されれば治癒ですが、大人の肘関節脱臼では側副靱帯の損傷を伴い、不安定性が出れば手術するケースもあります。

 

柔道の吉田選手は柔道で投げられた時に手を着き肘関節を脱臼されて保存療法で経過を見られましたが、関節の不安定性が残り手術をされました。その後、総合格闘技で大活躍されたのは有名です。

 

少子社会になり小児肘内障は減少しておりますが、当院には定期的に来院されております。他に、肩関節脱臼、肘関節脱臼、指関節脱臼、顎関節脱臼足関節前方亜脱臼など。

 

<急患応需>

 

お電話の上、来院下さい。

 

0467-45-6700  大船接骨院

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